【明慧日本2013年12月16日】私は8月11日の午後4時40分ごろ、夢の中で次のような光景を見ました。天地はどんよりとしていて、人々は外で何かをしているようでしたが、はっきり分かりませんでした。人数はそんなに多くはなく、私もその中にいました。
突然、私の心の中に「もう時間になった、帰らなければならない」という一念が生じました。間もなく遠方に、1本の大きな白い光柱が天地の間に現れました。明るく輝いていましたが、眩しくはありませんでした。その時1人の大法弟子が飛翔して来て、東方の女神の姿に変わり、その光柱の中をゆっくりと高く舞い上がっていきました。周囲はうす暗く、その光柱は輝いて、中の神はこの上なく鮮明で、世界のどこからでもすべて見ることができるようでした。人々は「神です、本当に神です!」と驚きました。私はその光柱から遠く離れた人混みの中から、その光景を見ていました。容貌ははっきり見えませんでしたが、その姿は非常に優雅で美しく、師父が描かれた飛翔する天女の姿とそっくりでした。
あの女神は光柱の中に現れた最初の大法弟子で、その中で一定の高さまで舞い上がってから姿を消しました。すると直ちに、またもう1人の大法弟子がその光柱の中に現れました。その光柱は人間世界から離脱する唯一の通路のようです。その上、ただ1人の大法弟子だけしか光柱の中を通過できないようで、それは一種の証明でもあり、また世の人々に見せているようでもありました。
2番目の大法弟子が現れてから、私の全身が軽くなり、光柱に向かってゆっくりと舞い上がり始めました。私の周囲の人達はすぐこの光景を目にして、叫ぶ人もいれば、驚いて茫然としている人も、私に手を振っている人もいました。その時、私はまだ人の姿で、私も笑顔で手を振っていました。また突然、一つの考えが浮かんできました。私は自分が気にかけていた人たちがこの場にいないのにすぐ気付きました。今しか機会がないので、それらの人を探しに行こうかと思いました。しかし、私はすぐこの念を放下して、振っていた手も下し、ついには目を閉じました。念を放下する過程は平静で、なんの未練もなく、瞬間、この試練を通過したようです。
その時、動きがとても早くなり、私は瞬く間に光柱の中で合掌し、結跏趺坐をしており、体がとても大きく変化していると感じました。心の中で、私はもうすぐ現世を離れることが分かりました。突然また一つの考えが浮かんできました。もうすぐ離れるから、もう一度この世を見てみようとの念が現れました。なんといってもここで長い歳月を過ごしていたので、離れる前に話でもしようかと思いました。その時、頭の中に道家法門で唱える道号が浮かび、もう少しのところで口に出すところでした。他の大法弟子たちは離れる時、なんの声も残していないことに気づき、心からこれも一つの試練であると分かりました。その時、私は目が覚めました。
目が覚めてから、私はすぐこの夢を記録しました。まとめているうちに冷や汗をかき始めました。この夢には私にとって少なくとも三つの悟りがありました。一つ目は、時間がもうないこと、二つ目は、最後の1秒まで試練が伴っていること、三つ目は、個人の感情を放下することです。まだこの世に未練が残っているとは、なんと愚かでしょうか。しかも、神の形象で自分を現そうとして、これはどれほどの顕示心でしょうか。最後の関門でこのような執着心を放下できなければ、その結果は本当に想像する勇気もありません。これは私に対する警鐘でもあります。