内に向けて探すことは極めて奥が深い
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 【明慧日本2014年3月10日】今年4月のある日、同修が私に交流会があると知らせました。そこに行ったら、知らない人が高い次元の法理を大言壮語していました。その場がよくないと感じ、まるで労働教養所の雰囲気のようで、息もできないくらいでした。しばらく聞いて、邪悟者の状態と確信しましたが、どうやって止めるかわかりませんでした。私はその場から離れました。出てきた後、自分が動揺させられなかったことが幸いだったと思い、このすべて見抜いていると感じました。また、同修が動揺させられることを心配しました。

 午後、ある同修は私に会いに来て、大きく影響されてしまった同修と話して欲しいと言いました。誰も彼女を説得することができませんでした。私は行こうと思いましたが、用事があり、忙しくて時間が取れませんでした。どうしていつも行くことができないのでしょうか? 私に必ず問題があると考え、内に探し始めました。私は交流会に行き、動揺させられませんでしたが、このことは偶然ではないと思いました。やはり自分にも、この方面の問題が同様に存在していると考え、内に向けて探したら驚きました。自分にもこの方面の問題があり、しかも深刻でした。ただ表には現しておらず、そこまで進んでいないだけで、普段、同修と交流する時、同修が自分を褒めると、心の中で興奮しました。それはまさに歓喜心と顕示心ではないでしょうか。自我が膨張する前触れです。毎回、交流のあとに気づきますが、抑制するだけで、重視したことがありませんでした。もしそこまで進んでしまえば、元に戻りにくくなります。「神を招くのは易しいが、送り出すのは難しい」[1] 自我が膨張すれば本当に自分を損ないます。今、どうして同修を説得に行けなかったかが分かりました。師父は私に自分を修めさせ、自分を探させました。自身の問題が解決しておらず、また何ができるでしょうか?

 その後、同修甲と交流した時、同修乙の状態は非常に危険だと話しました。いつもいわゆる「高い次元」の法理に言及し、この方法で他の同修を説得したり、導いたりします。彼に直接説得しても、受け入れ難いでしょう(このような状態の学習者は自分の位置を高くして、基本的には忠告を聞きません)。同修甲と相談した後に決まりました。とりあえず彼と交流せず、環境を作らないことにしました。そして内に向けて探し、自分を修めて、私の空間場を浄化します。自分が不純だから、環境も不純になり、妨害を招いてしまいました。

 しばらくしてから、良い効果が出ました。私たちは自身を高めて、昇華してきたところ、同修乙も気づいたようで、段々と変わっていき、「高い次元」で法理を語らなくなりました。

 この事を通じて、私は悟りました。いかなる問題があったときでも、自我を放下しなければなりません。真剣に自分の不足を探し、修め、自分を浄化して、大法に同化します。こうして全ての問題が解決でき、人為的に何かをすることは必要ありません。なぜなら、「法は一切の執着を打破することができ、一切の邪悪を打破することができ、一切の虚言を排除することができ、法は正念を固めることができるのです。」[2]

 師父は「修煉者にとって内に向けて探すことは最も有効な方法です。」[3]と説かれました。師父は私達に最も有効な方法をくださいました。私達はまじめに修め、修煉の道ですべての執着心を捨て、妨害を一掃して、三つのことをしっかりと行い、真に大法に同化します。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪
 [2] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「妨害を排除せよ」
 [3] 李洪志師父の著作:『各地での説法九・二〇〇九年ワシントンDC国際法会での説法』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/9/25/280261.html)
 
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