人の観念
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2014年3月14日】法輪功修煉者の張さんは生まれつきひどい「乗り物酔い」があります。 汽車に乗る時は言うまでもなく、馬車、牛車、自転車に乗る時にも、めまいがして、吐け気が止まらないことがあります、1997年に修煉を始めてからも、この症状は相変わらず続きました。

 しかし1999年4.25、大法を守るため、彼は遠いところから、バスに乗って北京の中南海まで陳情に行き、陳情をすませた後、2台の地元の公安の車に乗って帰りました。迫害を避けるために、彼は途中で下車して、徒歩で無事に帰宅しました。その後、バスに乗る時、ふたたび「乗り物酔い」が始まりました。張さんは「4.25のときは、どうして乗り物酔いをしなかったのだろう」と思い出しました。

 ある同修は「乗り物酔い」を恐れて、いつも事前にビニール袋を用意して、嘔吐したときに、バスを汚さないように心がけています。そうすると、恐れた「病状」は予想通りにやってきて、乗車後しばらくして、吐いてしまったのです。

 ある同修も「乗り物酔い」がありますが、乗車してから、暗記した法を念じています。一つ一つの文字が目の前に現れて、道中は無事でした。

 私の妻は喘息の持病があります。修煉を始めてからもずっと治りませんでした。昨年、また妻の「病状」が現れました。当時、私は自分なりに悟ったことを「邪悪を見破る」という文章に書きました。今年また邪悪による妨害が来ました。私は妻に「これは私達の観念のせいだ、一緒にしっかり学法しよう、ぼんやりしてはだめだ」と話しました。だんだん法を読んでいるうちに、妻の喘息の症状は消えました。以前なら、この症状は数日間、十数日間、さらに1カ月続いたことがあったのです。

 今は法を正す時期です。法を正す時期の大法弟子は全力で師父に手伝って法を正し、衆生を救い済度します。しかし、時間が迫っているというのに、弟子達が病気でベッドに倒れ、あるいは、横になって業を消していいでしょうか? 「病気」は低い次元のものです。私達は神の境地に近づいて、すでに人間を超えており、業を消すことは個人修煉時期のものです。私達はすでにその時期を通り越えました。ですから、この時、人を救い済度することに影響している「病業」や「消業」というものは、すべて旧勢力が作った偽りの現象で、修煉者が人を救い済度することを妨害しています。

 それでは、どうして旧勢力が私達を妨害することができるのでしょうか? それは、つまり、私達の頭の中に人としての観念があるからです。

 観念というものは、後天的に生じたもので、命があります。それらは他の空間の邪悪とかかわりがあるので、私達の体に「病業状態」を作り出します。もし、私達がこのような観念に主宰されるなら、私達は人間です。人間には必ず病気があります。現在、自分の観念を旧勢力に主宰されている同修は少なくありません。病気で苦しんでいる中で、去って行く人もいれば、横になって「業を消す」人もいて、衆生を救い済度する貴重な時間を無駄にしてしまいました。

 もし、私達が邪悪が作った偽りの現象を病気だと認めれば、その「病根」は、人間に生じた観念です。それでは、どうすれば「病根」をなくせばよいのか、これは非常に肝心なことです。

 師父は「修めるとは、心性の境地と、大法弟子の衆生を救い済度することに対する責任と態度を指しています」[1]と、説かれました。ですから、私達は学法時間を増やし、余念なく学法をして、法に同化し、発正念に多くの時間を使って、内外の邪悪の要素をきちんと取り除くべきです。心性が向上すれば、「病根」は、必ずなくなります。

 以上は個人的な悟りであり、慈悲なるご指摘をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『大紀元会議での説法』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/3/8/288481.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/3/10/145762.html)
 
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