「内に向けて探す」ことの奥義
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文/広東省の大法弟子 真子(筆名)

 【明慧日本2014年3月18日】師父の慈悲なる済度、時々刻々の啓発、あらゆる所でのご加護に感謝します。私は内に向けて探し、執着心は一つまた一つと取り除かれ、心性も一層また一層に高まりました。

 一、同修を隔てる邪悪の要素を一掃する

 学法チームの同修Aさんが1年半の不当な労働教養期間を終えて帰って来きました。しかし、法を学びに来ません。私は彼女が圧力によってしばらく来なくなったと思い、彼女の家の近くに住む同修に週1回彼女の家に行き法を学んで交流してもらいました。そこで、Aさんは私に怨みの心を持っていることが分かりました。彼女は「普段は仲良くしているのに、大変な時に助けてくれない。母が◯◯さん(私)に労働教養所に面会に行って欲しいと頼んだのに、彼女は口実を探して断った」と言ったそうです。

 それを聞いた私は、心の中で辛いものがありました。どうしてこのようなことになったのでしょうか? 私の頭の中は混乱して、学法する時も煉功をする時も落ち着かず、ずっとAさんが連行されたときのことばかり考えました。当時、Aさんが保安部から私の自宅に電話を掛けてきた時、私はどうすればいいか分からず、ただすべての知っている同修に発正念をするように知らせ、ネットで私の地域での邪悪な行為を暴露しました。私は彼女の家に行って、ご主人と一緒にAさんを救援するよう相談したかったのですが、口を開く前にご主人に責められました。彼は「同級生たちが来たから、家にあなたを入れましたが、そうでなければ、絶対にあなたたちを家に入れません。これから、あなたたちは来ないでください。来ても中に入れませんから」と言いました。彼の同級生たちはこの様子を見て、一緒に家を出ようと言いました。家に帰った後、私はAさんのお母さん(同修)に連絡して、面会に行く時に私にも知らせてくれるように頼み、私は近くで発正念をしようと思いました。お母さんは承諾して、「待ってください、行く時には、息子が車で迎えに行きます」と言いました。しかし、しばらくしたら、お母さんから電話があり、息子さんは旅行に出かけてしまったから、また今度連絡しますと言われ、私はそれからずっと待っていました。

 Aさんが帰って来ると聞いた時、私は最初とても嬉しく思いました。しかしその後、自分が積極的に救援活動をしなかったことで、気が咎めて自分を責めました。この度、Aさんのこの話を聞いた私は、さらに穴があったら入りたいぐらいの気持ちになり、気持ちもずっとこのことに引きずられ、なかなか自力で抜け出すことができませんでした。その後、法を学んで、内に向けて探し、自分にある強い恐れる心、私心、安逸心、同修に申し訳ない心などを見つけ、本当に執着する中でなお執着していました。これらの人心は必ず消去しなければなりません。それは旧勢力が大法弟子を隔てる陰謀でなので、私はそれを排除しなければならないと考え、Aさんと私を隔てる邪悪の要素を一掃するように発正念をしました。全体の協力の中で、Aさんも内に向けて探し、私たち2人の仲は元に戻りました。

 二、関門を突破する同修とともに内に向けて探す

 同修のBさんの顔に水ぶくれがたくさん出来ました。その水ぶくれは腫れて、膿も垂れてきました。しかも、膿が落ちたところにまた水ぶくれが出来て、その後、体や手足にも出来ました。Bさんは法を学びに来なくなり、その上、彼女のためにみんなに発正念をさせなかった、全体意識がないと私を責めました。当時、私は彼女が家で心を鎮めて法を学び、内に向けて探して、心性が上がればすべて解決できると思いました。しかし、2週間経っても、まだ法を学びに来ませんでした。ある日、Bさんが電話を掛けてきて、法を学び終えたら、正念を発してほしいと言われ、私はやっとその重大性に気づきました。

 家に帰ったあと、私は内に向けて探しました。私は同修に関心を示さず、同修が自分で内に向けて探せばそれでよく、私には関係ないと思っていました。また、世間体を気にする心があり、BさんとCさんの間に隔たりがあるのを知っていても、彼女が不機嫌になるのを恐れて指摘しなかったことは、人心だと分かりました。私はこれらの人心に気付いた後、この問題を解決するには、自分1人が心性を高めるだけではなく、関係者全員が心性を高めなければならないと悟りました。

 私はCさんと一緒にBさんの家に行き、発正念をして交流しました。私はBさんに、「あなたはCさんに対して、顔には出していないが、心の中ではずっと盾を突いている、内に向けて探して欲しい」と言いました。彼女が内に向けて探してみると問題がいっぱい見つかりました。例えば、心を静めて法を学んでいない、同修を軽く見る、怨みの心、人に言われたくない、同修への嫉妬心、おしゃれ好き、資料を作るときに面倒くさがることなどを見つけました。執着心の根源を見つけてから、1週間後、Bさんはまた元通りに法を学びに来ました。

 師父は次のように説かれました。「トラブルに遭ったら、自分が間違ったかどうかに関わらず、このことに関して私に間違ったところがあるのか、本当に自分が間違ったのではないかと自らを考え、皆このように考え、最初の念は自らを考え、問題を考えているのです。このようにしない人は本当の大法修煉者ではありません。これは修煉上の最も有効な手段であり、大法弟子が修煉する際の特徴です。いかなることに遭っても、最初の念はまず自分を考え、これはすなわち『内に向けて探す』ということです」 [1] 私は本当に「内に向けて探す」という法の内包を体得しました。

 三、同修が不当に連行された情報を見た時

 私は明慧ネットで、同修のDさんが610弁公室に家財を差し押さえられ連行されたという情報を見ました。Dさんの家は私の家に近く、私は前回の教訓から、同修として、必ず自らDさんの家に行って、その家族を慰め、手伝うことがあるかどうかを確かめようと思いました。この一念が出た瞬間、恐れる心がひっきりなしに出てきました。知らない同修の家族が私を断ったらどうするか、家に入れてくれなかったらどうするか、家族に会ったら、何と言えばよいのか、怒られたらどうすればよいかなど、とにかく恐れて、恐れて、恐れるばかりでした。一体何がこんなに私を恐れさせたのでしょうか。内に向けて探せば、私のこの恐れる心は私心から来たものだと分かりました。観念を変えて、同修のために、同修の家族のために考えるようにしたことで、恐れる心もいつの間にか消えました。

 ある日市場に行って、Dさんの姑さんと舅さんがカボチャを持っているのを見ました。これは師父が私にヒントを与えてくださったのではないでしょうか? 家にはちょうどカボチャが何個かあったので、私は心の中で喜んで、問題が解決したと思い、師父に感謝致しました。

 私は堂々とカボチャを持って行きました。Dさんの家に着いたら、ちょうど同修の姑さんがドアを開けてくれたので、私は礼儀正しく、「私は近所に住んでおり、郷里の特産物を味見して頂きたくお届けに参りました」と自己紹介しました。Dさんの舅さんも姑さんもとても親切で、卵スープを作ってくれました。私は食べながら、世間話をして、話題がDさんになると、彼らは怒って、Dさんが言うことを聞かないとか、待遇の良い公務員をやらないで、どうして法輪功を煉功するのかと言いました。私は彼らがまだ真相を知らないと分かり、彼らに「あなたのお嫁さんの間違いではありません。彼女は健康のために煉功し、心を修め、真・善・忍に基づいて自分が道徳の高尚な人になるように修めています。どこが悪いのでしょうか? 共産党政権が悪いのです。あなたたちのこんなに良いお嫁さんを拘束したのですよ」と言い、彼らに「息子さんと相談して、早くお嫁さんを取り戻すように」と勧めました。その話を聞いた彼らは考え方が変わり、お嫁さんが良い人で、悪いのは共産党で、良い人ばかりをひどい目に遭わせるなどと言い始めました。

 Dさんの家から帰って来てから、私はとても調子が良く、また学法チームの同修と一緒に黒巣の近くで発正念をしたり、610弁公室と交渉したりして、本来の懲役1年半の刑は、「所外執行」になりました。

 私は「内に向けて探す」という法をしっかり覚え、衆生を済度する道で勇猛精進するように致します。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『各地での説法十一』「大法弟子とは何か」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/3/2/288267.html)
 
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