修煉の機縁を大切に
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 【明慧日本2014年4月17日】悠々たる万世において、人身は得難いものです。父がこの世を去ってからすでに3年が経ちました。しかし、大法の修煉を始めた父を失った教訓はいまだに私に苦しみを与えています。

 迷いのなか、前世の因縁と因果は分かりません。しかし、父が漸悟状態の人であったことは知っています。しかし、どうして、このような結果になったのでしょうか。修煉は少しの偽りも加えてはいけません。この文章を書くのも、同じ考えを持っている同修に分かってほしいからです。また、あの世にいる父の霊魂に少しでも慰めになってほしいからです。道は自分で選ぶものです。衆生と大法弟子に師父が按排された道は平等なのです。

 それは1996年春のことでした。母は親戚を訪問するために出かけ、父1人が家にいました。当時父は60歳を超えており、1981年に数日間いわゆる病気治療と健康保持の気功を学んだことがあり、気功に対して、少しの認識を持っていました。私は父に法輪功を学ぶようにアドバイスして、父に『轉法輪』を一冊渡して、家から少し離れた煉功所を推薦しました。

 父は人間世界では平凡な人でしたが、大法との縁は非凡でした。数日後、私が家に帰り、父の学法と煉功状況を確認したら、父は喜んで私に煉功場所に通った4日目の帰り道で師父が見えたと言いました。師父の慈悲なる笑顔をみて、父は嬉しさのあまり何を言えばよいか分からず、ただ感動してばかみたいに笑っていたそうです。また、天目がとてもきつく感じ、内へと押し込まれていきました。2日後、父は数日前に師父が彼の天目を開いてくださったことが分かりました。父にはほかの空間の多くの真実の光景が見えました。

 天目について父はとても口を修めていました。なぜなら、彼は法理が分かっており、迷いのなかで修煉する過程で、無責任に言ってはいけないと分かっていたからです。ある時期、煉功場所の修煉者は煉功が終わって、すぐ帰りました。父は修煉者に、「我々の煉功場所は環境があまりよくないですが、ほかの空間ではとてもすばらしく、山紫水明(風景が清浄で美しいこと)です。師父は私たちより早くいらっしゃり、最後の修煉者が離れるのを見て、やっと離れられます。修煉者が1人でも残っていたら、師父も残られます」と伝えました。それを聞いた修煉者はとても感動しました。それから、迫害が発生するまで、ずっと特別な事情がない限り、修煉者は一気に五式の動作をやり終えていました。

 個人修煉で基礎を築く過程において、父のこれらのストーリーが私にとって大きな励ましになり、数多くの魔難を乗り越えてきました。

 1999年7.20、大法は邪悪により泥を塗られ、大法弟子は相次ぎ北京へ陳情に訪れました。私たち夫婦も一緒に北京へ行きました。当時、私の子供は中学2年生で、私の父に面倒を見てもらいたかったのですが、父は断りました。彼は40数年間党員でした。地元の書記が父と話したのち、彼は自分が救われる唯一の希望である大法の関連書籍をすべて書記に納めました。これまで頑張ってきたのに、どうしてこんな事をしたのか私にはとても理解できませんでした。私と妻は北京へ行き、法を実証するなかで、魔難に遭遇しましたが、父はある程度マイナス作用を働きました。師父は最近の説法のなかで、真に修める弟子はひとりも残さないと説かれました。師父は父に何回も機会を与えられましたが、彼は逃しました。

 2012年8月、父は膵癌を患って亡くなりました。享年84歳。

 亡くなる前日、父は私と一晩話し合いました。彼は、自分が三世前には、西洋人であったが、今生に大法を得るために東方のある寺院に生まれ、住職の啓示の下、東北のある村で修煉を始めた過程のなかで、彼の師父は彼が業を少なく作って、法を得られるように、一世目はウサギに転生させ、二世目はサルに転生させ、三世目は人間に転生させたと教えてくれました。しかし、その師父の苦心を父は裏切りました。

 父は病院に40日入院して亡くなりました。20日くらい入院した時、父は私に、自分が修煉した体系はすべて解体した、爆発の音は原子爆弾の爆発音より測り知れないほど大きいと教えてくれました。2日すぎて、父は今は語れないほど苦しいと言いました。また、父の髪の毛はすべて白くなり、毎日どっと抜けました。父はほかの空間では、毎日2人のお付きの者が父の爆発した空間を掃除していると教えてくれました。父はもうそろそろ夜明けになると言いました。

 またある朝、空模様は暗くてとても黒く、天気予報では大雨だと言っていました。私が父の看護をしていた時、彼に「私は願いがひとつあります。お父さんに約束してほしいのです。お父さんは60年間、共産党の党員でしたが、それがお父さんに何を与えたか、お父さんは今最もはっきり分かっています。党を脱退しましょう。それはお父さんにとても深い害を与えました。また、『法輪大法はすばらしい』と3回言ってください」とお願いしました。父はいやいやながら承諾し、3回法輪大法はすばらしいと念じました。

 当日の午後5時30分、父は恨みを持って、この世を去りました。こうして、千万年の機縁が断ち切られました。

 私は1995年に修煉を始めた古い弟子です。父がこうやって亡くなったことに私も関係しています。最後に、大法弟子が最後の時間に法を正す道をしっかり歩み、私たちの親族を落とさないようにするよう希望します。この千載にめぐり難い、万古の機縁を逃さないようにしましょう。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/4/11/289872.html)
 
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