「物質と精神は同一のもの」についての悟り
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文/中国の大法弟子 理清

 【明慧日本2014年4月27日】師父は『轉法輪』のなかで、「実は物質と精神は同一のものです」と説かれました。

 以前使っていたノートを整理していた時、『轉法輪』から書き写していた段落を見つけました。また、労働教養所の状況を記録した文字もありました。大法の内容を一部分だけ保存するのは不適切だと思い、まずは『轉法輪』を書き写した紙を焼きました。それから、邪悪な労働教養所で発生した悪行を記録した数枚の紙も焼きました。焼かれた紙からできた灰は白と黒の2種類の色でした。記録した文字内容の精神の次元が異なれば、灰になった後の物質も奇妙に異なっていました。

 そのことにより、修煉してからの業力転化の問題を連想できました。修煉する前、多くの人は多かれ少なかれ病があって、一部は非常に厳重なあるいは不治の病を患っていました。真に修煉してから、すべての病は消えました。私たちが修煉者の基準で自分を律すれば、師父は私たちを助けて、黒い物質を白い物質に転化してくださり、私たちを元気に、ひいては死の瀬戸際から私たちを復活させてくださるのです。これは私たちが師父に対して、大法に対して、正しい信念を持っているという精神的要素が直接身体の快復と更に大きな活力をもたらしたからです。私の表面の変化として、幼いころから大人になるまで、二十数年間黄色くて、細かった髪の毛が黒くなり、密になり、太くなりました。長年の頭痛とリュウマチ、胃病も消失しました。

 修煉のなかで、一度か二度、病気にかかっているような虚像が現れました。自分自身と外来の思惟、観念の邪魔の下、私は困惑し、恐怖に陥り、精神的に脆弱になりました。そして、物質的身体も急激に衰えました。最も厳重な時は、邪悪な労働教養所で、1カ月あまり、高血圧と心臓病にかかっているような症状が現れ、最もひどい時は心拍が加速し、歩くと脚に無気力を感じ、手が震えて、数日間は口を開けて飲み物を飲むこともできず、神経が張って目を閉じることができず、寝ることができず、極限に至った時、長い間修煉するなかで積み重ねてきた正しい信念が現れ、ぱっと悟りました。私には師父がいらっしゃり、大法があるのだ! 即座に死を恐れる恐怖心という物質が消え、内心は豁然と正のエネルギーで満ち、すべての病状が一瞬に消え去りました。前後して2、3秒のことでした。私は分かってきました。精神が先にダメになり、それから物質身体もダメになっていたのです。それから、正しい信念を回復させ、身体は一瞬に快復して、更に元気になりました。

 師父は「真相を伝え衆生を救い済度することに旧勢力はあえて反対できません。肝心なのは、何かをする時の心構えにそれらに付け入る隙を与えないようにすることです」と説かれました。師父のおっしゃった言葉は法であると私は知っています。すなわち、私たちの心理状態がしっかりしていれば、真相を伝え衆生を救い済度することに旧勢力はあえて反対できません。

 この道理が分かってから10数年の間、私は自らこの法理を体験しました。

 わが家で真相資料を制作していた同修が強制連行され、刑務所で迫害されていました。警官に邪魔されていた私は半月間休暇を取りました。休暇が終わって、私は普段通り出社しましたが、時が経って状況が変わりました。警官は再びわたしのところに来なくなり、常人さえも不思議に思っていました。ある地区で真相資料を配布していた時のことです。誰かが警官に密告したらしく、私がビルの上層階から降りてきた時、地元を巡回していたパトカーが私に向ってゆっくり走ってきました。それも大きなライトをつけていました。私は100部以上の真相資料をすべて配布してから、安全にそこを去りました。真相資料を配布するなかで、二十数階まで配布した際、階段に立っていた人が私を見ていたり、資料を配布し終えて下に降りたら、2階の階段に立っていた人が私の道を塞いだり、ドアに真相資料を挟み込んでから、後ろを振り向くと家主が私を待っていたり、などなど類似する状況にぶつかりましたが、彼らはまるで制御されたように、私が挨拶をし、少し説明してから安全にそこを去ることができました。類似の現象は多くあります。私はこのすべては大法がすべてを制御しているからであると深く知っていました。この段落の法に対する理解は、予想外のことにぶつかっても泰然とした態度が取れるようにさせてくださいました。

 まるで師父のおしゃった法のようです。「人間の思惟は一種の信息であり、エネルギーであり、物質的存在の一種の形式です。人間が物事を考え、思惟するとき、大脳に周波が生じます。呪文を唱えると効き目が現れることがありますが、なぜでしょうか?それは宇宙にも周波の振動があり、あなたの唱えた呪文と宇宙の周波との間に共振が起きて、効き目が生じるのです。もちろん良性の信息であってはじめて作用します。なぜなら宇宙では邪なものの存在が許されないからです」[3]

 私たちの正しい信念と真心が宇宙と共振するとき、超能力の効果として、この物質空間には、災いを転じて福となし、吉祥が現れるのです。私の親族と友人は大法のお守りを身に着けており、毎日100回以上「法輪大法はすばらしい」、「真・善・忍はすばらしい」と念じています。かれらは自分たちの生命は大法が救ってくれたと切に感じています。ある90歳近いお婆さんは、私が『洪吟』を暗記して聞かせると、驚いて「あなたたちの師父は宇宙を変えるために来られたのか!」と驚嘆しました。

 私はひとつの現象に気付きました。真相の録音ファイルで三退を勧める携帯電話を使うと同時にほかの大法のプロジェクトをやると、常に自ずと三退する人がいました。一言でいうと、精神と物質は同一であり、偶然に一致するのではなく、すべて必然的な因果関係があるのです。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
 [2] 李洪志師父の著作:『各地での説法二』「二〇〇二年ボストン法会での説法」
 [3] 李洪志師父の著作:『法輪功

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/4/21/290278.html)
 
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