文/中国の大法弟子
【明慧日本2014年5月6日】私は1996年の年末に法輪大法の修煉を始めました。10数年の修煉を通して、私は大法が貴重であることと、師父の慈悲深さを実感しています。本文では、この迫害の中での我が家の変化について師父にご報告し、また同修の皆さんと交流したいと思います。
私の義理の父も母も古参の幹部で、中共(中国共産党)の洗脳を深く受けていました。義母はあまり教育を受けていないにもかかわらず、口を開けば毛沢東語録を連発するほどでした。1999年7.20に中共が大法の迫害を開始してから、私の修煉環境も大きく変わりました。
2000年、私の姉(同修)は迫害され、不当に4年の懲役刑を下されました。私も何度も中共に不当に連行され、迫害されました。そのため、夫はとても恐れ、義父も義母も夫と私を離婚させようとしました。夫はまず親族の情をもって、私に修煉をやめるようにと要求しましたが、私が承知しないのを見て、とても怒りました。夫は暴力を振るわないものの、ほぼ1年間、私を無視して話をしてくれませんでした。私はとても辛く、闘争心、嫉妬心、名、利、情に対する執着心がとても強く現れてきました。しかし、心の中では終始、「私は絶対に大法の修煉を放棄しない」の一念をしっかり固守しました。
夫は商売人で、90年代の初めにはすでに大都市に別荘を二つも持っており、億万長者でした。
悪人たちは私が資料拠点に資金提供しているのではないかと疑っていたため、「もしお前に問題があると分かったら、お前の夫も一緒に逮捕するぞ!」と言いふらしていました。夫は私が彼の友達に真相を伝え、三退を勧めたことを耳にした時、私の説明も聞かず、激怒して大声で怒鳴りました。
夫は善良な天性の持ち主で、大法の素晴らしさも理解していました。しかし、彼は修煉者でもなく、しかも毎日の仕事に奔走し、その上、私が修煉しているために彼はいつもびくびく怯えていて、私は彼の内心の苦しみも知っていました。さらに、彼も法のために来た生命だと十分分かっています。私は師父に彼の済度をお願いして、また、彼を妨害している邪悪の生命と要素を解体するよう、彼の分かった一面が彼を主導するよう、彼に対して正念を発しました。
夫には遠方の友人がいます。その方は中医学の教授で、敬虔な佛教徒でもあります。ある日突然、教授が来訪して、私に数珠をプレゼントしてくださいました。私はそれを手に付けませんでした。失礼のないように、夫は私が法輪功を修めていることを伝えました。私は直ぐに教授に大法の真相を伝えました。教授は「あなた達の法輪功はビラを配って共産党を批判しています」と言いました。私は大法で悟った法理で彼と交流し、ビラを配るのは人を済度するためだと説明しました。夫は慌てて私の話を中断させようとしました。しかし、教授は「奥様に言わせてください。奥様の話はとても理に適っています」と言いました。私の実年齢を知った教授は自分の目を疑うかのように、振り向いて夫に「この功法は素晴らしいです。奥様の煉功を応援すべきです」と言いました。私は貴重な書物『轉法輪』と歌曲集『師恩頌』、『神韻』のDVDを教授に差し上げました。彼は喜んで受け取りました。しかし夫は、空港での保安検査を心配して、教授に持たせませんでした。
それ以後、夫は私が真相を伝えることに対し、それほど恐れなくなりました。私も時機を逃さず、彼に神伝文化、神伝物語、大法の素晴らしさを話し、彼はいずれもとても快く受け入れてくれました。彼もまた公安で働いている友達に、法輪功への迫害に加担しないように勧めました。
娘に彼氏ができました。相手方のご両親が初めて家に訪ねて来た時、夫はご両親に「私たちは子供の関係で知り合いました。お互いによく理解しなければなりません。妻はとても優しい人で、法輪功を学んでいます。妻が学んだものは素晴らしいもので、皆さんに彼女を支持してほしいと思います」と言ってくれました。相手方のご両親も賛成してくれました。
今の人は誰でも舅、姑と同居したくありません。私の家には部屋が多くありますが、もし私が大法を修煉していなければ、恐らく舅、姑と同居することはなかったでしょう。
義母は以前、大法にとても反抗していました。私は師父の教えに従い、至る所で彼女に優しく接し、義母も人に会うと私が心の優しい人だと褒めてくれました。4年前、義母は持病が再発して入院した時、私は彼女に大法の真相を話し、師父の『洪吟』を読んであげました。彼女はすべて受け入れ、そして、「あなたが読んでいるのを聞いて、私はとても心地よいのです」と言いました。義母はついに大法弟子に感化されて、厳粛に三退を声明し、自分に素晴らしい未来を選びました。
義父は共産党に深く毒害されていました。以前、私が迫害を受けた時、彼はとても面目がないと思っていて、また息子の事業にダメージを与えるのではないかと心配しました。その後、三退は一応しましたが、しかし、大法の真相をどうしても受け入れませんでした。その後、義父は肝臓ガンを患い、医師に余命3カ月だと宣告されました。私はとても心配で、自分は毎日真相を伝えて人を救おうとしているのに、自分と四六時中一緒にいる身内の人をまだ助けていないと思うと、とても辛く感じました。しかし、彼に大法のことを話そうとすると彼はすぐに爆発してしまうのです。
義父には定年退職前に市の検察院で主任を務めていた友たちがいました。彼はよく家に遊びに来て、しかも真相をすでに知っていました。彼は義父の態度を見て、私に「あなたのお父さんは一生、党部門の幹部で、晩年には息子さんも大金持ちになり、一生ずっとトップを走った人でした。あなたは彼のために良いことをしているのは分かりますが、しかし、彼のあの性格では、(真相を)受け入れることは絶対ありません。あなたはもう自分で悩みの種を撒かないで、今後は彼のことを諦めた方がいいですよ」と言いました。
私は「自分は大法弟子で、義父が大法弟子と家族になれたことは、きっと大きな縁があるに違いない、彼は必ず救われる」と思いました。そこで私は内に向けて探し、きっと自分の何かの心が彼の済度を妨げているのではないかと思いました。私は義父に対する強い怨恨の心に気付きました。私はいつも「もし私が大法を修煉していなかったならば、きっとあなた達(舅と姑)と同居していなかっただろう」と思いました。また、同修が訪ねて来た時、舅と姑はいつも冷ややかに皮肉を言って、根掘り葉掘り追及し、とても不親切でした。
私は夫が彼の姉妹に家を買ってあげることに賛成していましたが、自分は彼女たちより粗末な物を食べており、この十数年の忍耐と譲歩を、なぜ義父に理解してもらえないのかと思いました。私はこの怨恨の心をこれ以上放置してはいけない、取り除かなければならないと思いました。義父の病状は日に日に悪化しました。一生雲の上で暮らしていた人が、僅か1カ月で病魔にこれほど苦しめられる様子を見て、私は突然彼がとても可哀相だと思いました。
義父は晩年になって、夫の話しか聞かなくなったため、私は夫に「お父さんは未だに大法の真相が分かっていません。あなたからお父さんに話してあげてください。これはお父さんに対する本当の救いで、最大の親孝行です。さもなければ、私たちはきっと後悔するに違いありません」と言いました。
間もなくして、義父は突然、心不全を起こしました。しかし、意識ははっきりしていました。夫は義父に「お父さん、嫁がどうしても伝えてほしいと言っています。それは『法輪大法は素晴らしい』をしっかり覚えてくださいということです。実は、彼女が学んでいる法輪功は良い人になるようにと教えているのです。彼女の人柄をお父さんが一番よく知っているでしょう。彼女が真相を伝えることはすべてお父さんのためです。お父さん、彼女を支持しましょう!」と言いました。義父は「分かった」と大きな声で言って、それから静かにこの世を去って行きました。
以前、同修たちがいかにして師と法を信じ、家庭環境を切り開いたのか、という交流文章を読むと、心の中でとても羨ましく思っていました。私はまだまだ同修たちと同じようにはできませんが、しかし、師父のご加護の下、喜ばしい一歩を踏み出しました。実は、私は何もしていません。大法修煉の一念が強固であれば、師父は私のために直ちに何でも解決してくださるのです。
娘はよく私に「お母さん、お母さんはお金があるのに生活を楽しまず、旅行にも、ショッピングにも、エステにも行かないで、毎日真相を伝えて、幸せですか?」と聞きます。私は「私はこの世の中で最も幸せな人です。なぜなら、この世の中には、大法弟子より幸せな人はいないからです」と答えます。
今、夫はよく私に何が欲しいかと聞きます。彼は高級車、高級アクセサリーを買って、私にプレゼントをしてくれます。私は「これらの物は欲しくありません」と言うと、彼は「あなたが要らないのは知っている。僕が買うのは、僕のあなたに対する気持を伝えるためです」と言いました。
私は夫に「あなたが金山を私にプレゼントしてくれても、私にとって大して意味はありません。しかし、もしあなたが私と一緒に大法を学ぶなら、私はきっととても嬉しく思います。その時、あなたは本当の幸せが何かが分かります。実は、世の中のお金は儲けても、儲けてもきりがありません。お金は一時的に人に満足と喜びを与えてくれても、長く続くことはありません。たとえあなたが世界一の億万長者であっても、もしあなたが大法を得られなければ、あなたは生・老・病・死から逃れることはできません。あなたが幸運にも大法が広く伝わる時期に生まれたからには、ぜひともこの機縁を大切にしてください」と言いました。
夫は何か考えごとがあるかのように「私は今まだとても忙しいのですが、手元の商売が片付いたら、私は大法を学びます」と言いました。