衆生を気に掛け 正念で旧勢力の迫害を打破する(二)
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文/黒竜江省の大法弟子

 【明慧日本2014年5月22日】(前の文へ

 迫害されれば自らを修め、人を救うことを忘れない

 2011年2月26日、ジャムス市刑務所では、半月の間に、3人の大法弟子が迫害されて死亡する事件が起こりました。事件が起きてから、地元の法輪功修煉者は迅速に動き出し、迫害を暴き、不法に刑務所に拘禁されている修煉者を救援しました。私は4人の同修と一緒に2011年3月13日の夜10時頃、地元の最も邪悪な刑務所の社宅区に行き、3人の修煉者が迫害されて死亡した内容の真相シールを貼りました。そこでパトロールしている現地の公安警察に連行されました。

 数人の警察は強制的に私たちの身体検査をし、暴力を振るい、また悪意で師父と大法を侮辱中傷しました。私は善の心をもって、彼らに大法に対し、衆生に対して罪を犯させてはいけないと思い、心の底から彼らのために真相を話し、また、法輪功修煉者に優しく対応すれば、福報を得られ、迫害に加担すれば悪の報いを受けるなどの道理を話しました。さらに、地元の法輪功修煉者を迫害して、悪の報いを受けた事例も話しました。

 彼らはとても真剣に聞き、態度も軟化してきました。私は彼らに釈放を求め、彼らの仕事量も減り、自分の未来に退路も残すことができて、一石二鳥だと言いました。ある警官は「この夜中に、あなたは女性一人で来て、もしあなたを釈放して、何か起きれば、私たちはその責任を取れません。あなたを捕まえたとき、あなたは大声で叫んでいたでしょう」と言いました。

 私は引き続き彼らに真相を伝えました。翌日の朝、私は現地の郊外公安支局国保大隊長などの人に郊外支局の国保大隊に移送されました。この時、私の78歳の母親は、友人と共に郊外支局に駆けつけて「私の娘は何も違法なことをしていません。あなた達は何の根拠があって彼女を拘禁するのですか」と言いました。彼らは私を釈放しないどころか、私を留置場に送って不法に拘禁しようとしました。私は「5日間しかここにいない」と思いました。

 留置場で、私は断食をして迫害に反対し、直ちに内に向けて探しました。その時、留置場には5人の常人が拘禁されていました。私は早く彼女たちに真相を伝えて、彼女たちを救わなければならない、さもなければ、2日過ぎれば、私には体力がなくなると思いました。こうして、私は彼女たちをすべて三退させました。

 連行された当日、仕事の時、私は心性をしっかり守れず、電話で取引先と言い争いました。その時は悪いと思いましたが、しかし、直ちに正すことをせず、邪悪に隙に乗じられました。法に則って自分を正し、旧勢力の迫害を認めず、師父が按排してくださった道を歩き、衆生を済度しに行かなければならないと思いました。

 5日目、私の命が危険な状況が起こりました。私は昏睡状態になり、血圧と脈拍もなくなりました。留置場は責任を取りたくないため、郊外分局に報告し、郊外分局は釈放せざる得なくなりました。本当に思い通りの5日間でした。しかし、徹底的に邪悪の迫害を否定することは出来ませんでした。

 経済的迫害を打破し、仕事を利用して真相を伝える

 職は取り戻しましたが、生活は依然苦しく、月に100元ちょっとの支給金では生活は改善されません。生活の需要から、私は仕事を探し続けました。とにかく、お金になる仕事は、なんでもしました。家政婦、パートタイマー、保母、靴拭き、ホテルのトイレ掃除などもしました。これらの仕事をする中で、縁のある人に接するチャンスがあれば、私は力の及ぶ範囲で、真相を伝え、三退を勧めました。その過程で、一部の雇い主は私が法輪功修煉者であることを知り、それを恐れて、いろいろな口実を付けて私を解雇しました。そのため、私の仕事はずっと不安定でした。お金を稼ぎたいのに、お金を稼げない、心のプレッシャーが大きかったのです。

 法輪功修煉者には福があるはずで、なぜこのように汚くて、きつくて給料の安い仕事をしなければならないのでしょうか? これは経済的な迫害ではないかと思いました。私は絶えず旧勢力の私に対する経済的迫害を一掃するように正念を発しました。この時、私はもっと稼げる仕事はないかと考えました。この一念が出るとすぐに、同修は私にネットワーク通信業務の仕事を紹介してくれました。

 この仕事を始める時、たくさんの困難に会いました。この会社は個人が請け負った支店で、業績に応じた給料しか支給しません。育成訓練もありませんし、個人の能力に頼るしかありません。ただ、会社のマネージャーは従業員に対しては厳しく要求せず、出勤、退社時間もフレックスタイムで、収益しか見ませんでした。私はハードウエアの操作に詳しくなく、こっそりと若い従業員に学ぶしかありませんでした。だんだんと私は仕事のプロセスを覚え、2カ月半で4千元を稼ぎ、私はいっそう努力するようになりました、また、仕事の中で接している従業員や顧客に真相を伝え、三退を勧め、真相DVD(ネット封鎖を突破するソフトウェアを含む)を配りました。こうして、私の顧客はますます多くなり、時にはお客さんから電話をもらって、「◯◯からの紹介です」と言いますが、私は誰の紹介か全く分かりません。ただ「はい、はい」と答えますが、これは師父が縁のある人を私の所に送ってくださり、もっと多くの人を救ってほしいからだと理解しています。

 ある日、顧客に請求書を渡す時、私はついでに神韻DVDを渡して、「これはとても素晴らしい舞台です」と紹介しました。彼女は6階に住んでいて、階段を降りる時、私は廊下に多くの真相資料と真相シールを貼りました。マンションの玄関を出た時、2人の男の人がちょうど入って来ました。この時、彼らが廊下の真相資料を見て、私を追いかけて来たらどうしょうと思って、怖くなりました。私は急いでバイクのカギをあけ、バイクを飛ばしました。バイクを飛ばしているうちに、私は師父の法「真相を伝え衆生を救い済度することに旧勢力はあえて反対できません。肝心なのは、何かをする時の心構えにそれらに付け入る隙を与えないようにすることです」[2]を思い出しました。私の心は落ち着きました。私はもう逃げません。

 翌日、私は地域の同修の交流会に出るので、2台の携帯の電源を切りました。その次の日、会社に出勤したら、営業ホールの店員は「全さん(偽名)、私達は昨日、あなたを一日中探しました。あなたは携帯の電源を切って、どこに行ったのですか?」と言いました。この時に営業ホールのマネージャーが入って来て、「全さん、あなたは法輪功のDVDを配布しないと駄目ですか?」と言いました。私は「どうしましたか?」と聞くと、店員は、「昨日、お客さんが店内に入ると、DVDをテーブルに投げ出して、かんかんに怒って、『あなた達の会社は法輪功のDVDも提供するのですか? 私の夫は公安局のものです』と言いました。私はとても驚いて『知りません、わが社は粗品を提供していません』と答えたら、このお客さんはそれを聞いて、DVDを持って帰りました。彼女は取引先に電話をかけてDVDの事を伝えて、すでにあなたを訴えたそうです」と言いました。私は「このDVDはとても素晴らしいもので、誰が見ても受益します」と言いました。店員は「良いことは誰でも分かるのですが、しかし、彼女の様子を見たら、あなたは止めた方が良いと思います」と言いました。私は「大丈夫です。あなた達にご迷惑をかけなければ、私は平気ですよ」と言いました。

 この事は私の心の中でいくつかのショックを受けました。きょうも5人の顧客がいます。彼らにDVDを配れるでしょうか。私はしばらく迷った結果、正念が出ました。私はこの事で衆生を済度することに影響してはいけない、もし、この機会を失うと、彼らは永遠に救えないかもしれないと思いました。こうして、私は予定通り5人の顧客に真相DVDを配りました。私は恐れる心を克服して、気持ちはこの上なく爽快になりました。会社では再び同じような事は起きませんでした。師父の慈悲なるご加護に感謝いたします。

 取引先に真相を伝えるため、私はほとんど全て訪問サービスをして、他の業務員より多く働いています。ある日、私はお客さんに請求書を届けに行きました。それはとても豪華な家で、そこで、30歳ぐらい男性が対応してくれました。私は彼に仕事の話をしてから、1枚のDVDを差し上げ、中にはネット封鎖を突破するソフトウェアがあって、海外のウェブサイトにアクセスできると紹介しました。私はまた彼に、海外ウェブサイトの情報をいくつか話しました。それを聞いた彼はとても興味深そうに「あなたはどこでこれらの情報を見たのですか」と聞きました。私は「大紀元です。そのソフトウェアを使えば、あなたも見られます」と言いました。彼はとても興奮した表情で、「私の家族は多いので、あなたはまだもっていますか。もう少しもらえますか」と言いました。私が会社に戻って、同僚にこのお客さんの名前はどこかで聞いた事があると言うと、同僚は「それは退職した副市長です」と言いました。私に対応した若い人は彼の家族だそうです。なるほど、だからあの家はあれほど豪華だったのだと思いました。

 一部のお客さんには営業ホールに来てもらって、仕事を済ませてから真相を伝えて、三退を勧めます。直接三退を勧められない人には、私はソフトウェア付きのDVDを差し上げて、自分でネットで三退してもらうようにします。時々、道で以前のお客さんに会うと、「三退しましたか」と聞き、「しました。今の社会は腐敗し切っています。やはり脱退したほうがいい」と答えました。私は真相を知って救われた世間の人々のために喜びました。

 仕事をする過程で、私は同修に多くの便利を提供して、明慧ネットが提供している資料拠点を至る所に作っています。たくさんの同修は資料拠点を作りたいと思っていますが、しかし、自分の身分証明書を使いたくなく、或いは多くの同修は身分証明書を持っていないため、同修が私に住所を教えてくれれば、私はすぐにブロードバンドを設置してあげています。こうして、私たちの地域では、小さな花がますます多く咲くように資料拠点が増えていきました。

 不適当なところがあれば、同修の慈悲なるご叱正をお願いします。

 (完)

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『各地での説法二』「二〇〇二年ワシントンDC法会での説法」
 [2] 李洪志師父の著作:『各地での説法二』「二〇〇二年ボストン法会での説法」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/4/16/290105.html)
 
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