基点を正し内に向けて探し、師父が按排された道をより良く歩む
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2014年5月26日】数年前、私が所在している地区の同修が中共(中国共産党)に連行されました。救援活動の中で、同修たちの考えは異なり、世間での行動に移る際に、主に二つの方向へ分かれました。

 一つは正面の要素で、旧勢力の按排を認めず、大法弟子は大法に同化する中で自分を正しているので、旧勢力の迫害の中で修煉しているわけではありません。師父はこのような按排はしていないと認識しています。二つ目はマイナスの面で、迫害されている同修の不足を探します。彼に漏れがあるはずで、以前何かの事で彼を注意したけど、正そうとしなかったため、今回の迫害を招いてしまったという考えです。さらに自分だけではなく、皆にも精神的な重圧をもたらしてしまったと考えました。その後も同修の中で議論が交わされ、影響も小さくありませんでした。

 この二種類の要素が交差しあって別の空間で互いにぶつかり、救援活動に大きな抵抗をもたらしました。この問題を解決しない限り、邪悪の要素を解体できず、同修も救出できません。恐怖の雰囲気が私たちの空間内を覆いました。法を実証し衆生を救い済度することに、重大な影響をもたらす可能性もあります。

 協調を担当する同修たちが集まって法に基づいて交流を行ない、絶えず自分たちを正し、これらの法に符合しない変異した観念を取り除きました。道を正しく歩み、マイナスの要素を広めず、同修の不足を見ません。そしてすべての同修と法に基づき交流し、絶えず正し、全体で同じ認識を達成しました。迫害を受けた同修の如何なる事も見ずに、私達の地区で同修が連行されたことは、地区全体の空間に邪悪が入ったからで、誰にもそれなりの責任があり、全員が自分の原因を探すことになりました。

 ある人は最近精進しなくなり、緩んで麻痺していて、名利に妨害されていた事に気付きました。ある人は他人の不足ばかりを見て、自分をよく修めていなかったと気付きました。また長期に渡り取り除いていない執着心が見つかった等など。師父のお告げの下で、最終的には皆が、旧勢力が私たちのまだ取り除いていない私心のためにやってきて、旧勢力の根本的な目的は衆生を滅するためにあると悟ることができました。皆の心が一つになって、正念も一つにまとめて、マイナスの要素がなくなり、法に符合するようになって、師父の加持の下で、私たちの空間内は一気に綺麗になって、状況も直ちに変化しました。同修たちは公安、検察、司法などの政府部門に限らず、色々な方式を利用して民衆に全面的かつ更に深く真相を伝え、民衆に私達の地区の悪人が善良な大法弟子を連行して、迫害していると知らせました。結果、連行された同修も帰ってきて、同修全体の心性も高まりました。

 それから何かに出遭ったら、それぞれ内に向けて探すことができるようになり、他人を探す心は極めて少なくなって、私達の地区の妨害も少なくなりました。全体に協力してほしいことがあったら、みんな自分を放下して全体をサポートするようになりました。今、私たちの所では同修が連行され、不法に監禁されることはなく、一時的に悪人から嫌がらせをされることはあっても、すぐになくなります。

 署名を集める過程で正面の教訓を吸収する

 この数年、私達の地区では正念を発する時間内に、本省及び北京と天津地区の酷く迫害されている同修の背後にいる邪悪要素を取り除き続けました。大法に基づいて修煉しているから、師父は私たちの考えと心性の境地を広く開けてくださり、私達の所の多くの同修には現地と外地という観念がなく、大法と大法弟子のことなら私達自身の事であると思っています。同修を救援する過程で、私たちは真相資料を配ったり、常人を前にして真相を伝えたりしました。民衆の反応は非常に良く、たくさんの衆生が直接大法と大法弟子を支持し、大法と大法弟子に対する迫害に反対しています。

 私達はどうすれば民衆に参与してもらい、全国民が迫害に反対する形勢を作れるのでしょうか? この時、同修は署名の呼び掛け文を作り、大法弟子を支持する民衆が署名できるよう提案しました。この新しい事を目の前にして、私たちはどのように師父、大法と大法弟子及び衆生との関係をみるべきか正しく考えなければなりませんでした。

 法を実証し衆生を救い済度することは大法弟子が行なうことであり、私たち大法弟子は衆生を救い済度するため存在しています。これは師父が私たち大法弟子に与えた使命なので、決して衆生を利用して大法弟子を救援することを目的にしてはいけません。この基点を正しく置かなければならず、民衆の支持が多くなれば大法弟子を救援できるという願いがあってはなりません。このような念もあってはなりません。もちろん民衆が大法弟子を支持し、全国民が迫害に反対するは良いことであり、それは法を正す進展の勢いをもたらした天象の変化の、世間での現れであり、わたしたちは人心のため法を正し進展を阻んではなりません。わたしたちは更に深く真相を伝え、民衆の良知を目覚めさせ、衆生に大法と大法弟子への態度を示す機会を与えます。この件の意義ですが、大法と大法弟子を支持した人に対して、大法はその衆生に永遠の栄耀を与えることになります。具体的なやり方になると、私たちは民衆に助けを求める中で民衆の正義感を目覚めさせ、事実と良知正義を前提として、署名と手形を押してもらうことになります。

 過程の中で、一つ一つの手形に感動と震撼が伴い、まさに一枚の署名は山より重く、目覚めた民衆は正気を表します。数千名の民衆の署名を明慧ネットに送り、一人ひとりの司法役人に届けました。役人たちは返す言葉もありません。民衆に配ると、彼らは驚き震撼させられ、励まされました。「真善忍」の輝きが正のエネルギーを放ち、偽、悪、闘争の暗い靄がだんだんとなくなりました。

 署名を書いた沢山の衆生が福の報いを受け、法を得た人もいます。大法弟子の正念が法を符合したため、邪悪の上層部が鎮圧の命令を下し、甚だしきは公安部が鎮圧を監督したにも関わらず、実際のところになるととても弱いものでした。私たち一人ひとりの大法弟子も、当局の上層部という考え方すらなく、中共中央、公安部などは彼らの上層部であって、私たちの上層部ではないので、私たちと関係がありません。私たちは大法が導いてくださっているので、行なっていることは最も正しいことであり、邪悪が来たらそれを解体します。

 教訓の中で正々堂々と思惟を用いて私たちの変異した観念を変える

 2年の時が経って、私たちも法に基づいて法に符合しない多くの要素を正してきました。皆も修煉の中でより確実に成熟し、言うことはありません。

 私たち所在する市のある県では、一万近くの民衆の署名が集まりました。警官は大法弟子の所にきましたが、修煉していないご主人は大法弟子の妻を外に行かせず、「あなたは行かなくていい。私がいれば十分」と言って、彼は外へ出て警官を中に入れないように阻みました。警官が「奥さんいますか? 用事があるから確認したい」と言うと、彼は「例えいるにしても会わせない。何かあったら私に言えばいい」と答えました。警官が「聞くところでは、あなたの奥さんは無条件で大法弟子の釈放を求める民衆の署名を書かせたそうです」と言うと、ご主人は「それが何か? あなた達の親戚がいわれのない迫害と監禁を受けており、民衆は公道を表したいのです。署名して支持を表明するのも駄目ですか? 皆が署名したのは大法の素晴らしさを知っているからで、みな大法弟子が善い人だと信じているからです。あなた達が署名を書かせようとしても誰もしてくれないでしょう! 誰があなたたちを信じるのですか? 帰りなさい。もう来ないで」と言いました。警官らは「本当は私達も来たいわけではないのです。公安部と省の公安庁が来て私たちを監督しているのです。この署名は捏造したものと思っていましたが、調査してみると本当にたくさんの人が署名したと分かりました」と呟き、勢いがなくなった彼らは帰っていき、それから再び来ることはありませんでした。

 警官が帰った後、この同修は内に向けて自分の原因を探しました。同修は署名を集める中で「大丈夫。何かあったら私がやらせたと言い、私の所へ行きなさいと言えばいい」を言ったことがあり、この一念がこの面倒を招きました。

 また、ある同修は署名が集まった後、内心では少し不安を抱えていました。警官は4回もお店へ彼女を探しに行き、4回とも彼女は用事で出かけていました。4回目、少し年上の同修がお店を見てあげており、来た警官に「あなたたちは彼女を探していますが何の用ですか? 彼女は忙しいのよ。毎日正しい事をやっているから」と言うと、警官は「大したことではない。少し用事がある」と答えました。同修は「大したことでないたらもう来なくてもいいでしょう。あなた達も大事な事をやりなさい」と言いました。それから警官は二度と来ませんでした。

 また、もう一人の同修は署名を集める時、福の報いを得た話を少し多めに話し、民衆の正義感を呼び起こす内容が足りなかったため、少し嫌がらせを受けましたが、正念の下で落ち着かせました。

 このような経験をまとめて出た結論ですが、邪悪による妨害は署名や真相を伝えたこと、資料を配ったことが原因ではなく、私たちに人心があったからです。しかし、修煉の中で人心あっても怖くはなく、絶えず法を勉強し法に同化する中で自分たちの心を正します。このことが邪悪に私たちを迫害させる理由になってはならず、私たちは認めません。私たちが相手の不足を探さず自分を修めることが肝心で、自分を修めれば旧勢力の妨害と迫害を取り除くことができます。

 私たちは時間に執着しませんが、時間を無駄にしてはいけません。私たちが一緒に協力して法を実証する時間は本当に多くありません。相手の不足を理由に自分の精力を無駄にせず、私たちの念力が一致したら、邪悪はすぐに無くなるかもしれません。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/5/3/290809.html)
 
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