根気よく真相を伝え 善の心で良知を蘇らせる
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2014年6月3日】ある日、私は電話をかけました。「もしもし、こんにちは。お時間は大丈夫ですか? とても重要なことをお話したいのですが。三退をして平安を守ることをご存じですか?」と聞きました。相手の人は一言も言わず、電話を切りました。

 相手はまだ気が済まないと思ったのでしょうか。彼はさらにショートメッセージを送ってきました。その内容は「また電話をかけてきたら、110番に通報する」でした。その時、私は他の人と通話中でしたので、冷静に対処しようと思い、しばらく彼を相手にしませんでした。彼は怒りが収まらず、人を侮辱するようなメールを送ってきて、最後に「ハハハ……」と書いて、メールを終えました。私はすぐに彼に反論しないことに決め、依然として彼を相手にしませんでした。

 1日置いて、3日目の夜、私は彼にショートメールを送りました。「あなたにはご両親、きょうだい、お子さんがいらっしゃると思いますが、真相を伝えようとする人に対して、あなたはあんな言葉を使って適切だと思いますか?」。同時に、私は強大な正念で「世間の人々が救われるのを妨害する邪悪の要素を一掃し、彼が電話に出て、真相を聞き、三退しますように」と念じました。彼はすぐに「あなたは誰ですか? あなたを知りませんが」と返信してきました。彼はなんと、人を罵ったことをすっかり忘れていました。

 私は電話をかけました。「一昨日の夜、あなたに三退して平安を守るよう伝えた者です」と言いました。彼は「そう」と言っただけで、他の言葉を発しませんでした。 彼は電話を切っていないようなので、私はすぐに法輪功の基本的な真相、大法が健康保持、病気治療、道徳を回復するなどの効果を話しました。その時、彼は「私は今から食事をするので、後で話しましょう」と言いました。私は「分かりました」と言って、1時間後にまた電話をかけなおしました。今回も少し話をしただけで、 彼は「もう眠いので、明日話しましょう」と言いました。私は「分かりました」と言って、電話を切りました。

 師尊は「常人の態度と誤解を気にしないでください。ただ人を救い、衆生を救うために行っていれば、その効果は全てを変えることができると思います。真相を伝えるとき、自分の心が常人の心に動かされてしまえば、何もできなくなります」[1]と説かれています。私は彼が電話に出さえすれば、私は諦めないで真相を伝え続けようと思いました。

 翌日の夜、彼が夕食を終わる頃を見計らって、私は再び電話をかけました。「もしもし、今晩は。お時間がありますか」と言うと、「大丈夫です。話したいことをどうぞ話してください」と彼は言いました。私は体が弱く病気がちの自分が、修煉して4カ月も経たないうちに、病気がなくなり、体が軽くなったことから話し始めました。また、法輪大法はすべての修煉者とその家族に福をもたらし、そのため修煉者の数が日に日に増え、大法は急速に広まっていることを伝えました。

 そして、このことが江沢民を驚かし、江は嘘をでっち上げて、弾圧に走りました。そこで、私は彼に「4.25」の1万人が陳情に行った理由を話し、天安門焼身自殺の真相を話し、また貴州の蔵字石に刻まれた「中国共産党」について話しました。最後に、私は「私達大法弟子は一切の代価を惜しまず、生死を放棄し、無私無我で奉仕し、個人のお金でDVDを作り、小冊子を印刷して、世間の人々に人類の大淘汰がやってきた時、共産党の副葬品にならないように知らせ、三退して平安を守るよう伝えています。これは間違っていますか? 私たちは世間の人々を妨害しているのでしょうか?」と言いました。相手の人は「はあ」と言ったきり、何も言いませんでした。

 私は彼に聞きました。「あなたは共産党に入党したことがありますか?」。彼は「ない」と答え、「青年団は?」と聞くと、「学生時代に入りましたが、もう退団しました」と言いました。「その退団は共産党が承認したもので、心から退きたいと思って初めて、神の認可が得られます。そうすれば、将来神は、党、団、隊に押された獣印により共産党を清算する時、あなたはもう関係ありません。あなたは心の中にこの一念があれば結構です。神は人の心を見ておられます。あなたに何の影響もありません。『明福』という仮名で、あなたの脱退手続きをしてあげましょう。あなたはやっと真相が分かりました。将来きっと福の報いが得られるでしょう」と言いまし た。彼は「ありがとうございました」と言ったので、私は「私に感謝しないで、私の師父に感謝してください」と言いました、最後に「真・善・忍は素晴らしい」「法輪大法は素晴らしい」をしっかり覚えるようにと言いました。

 こうして、何度か紆余曲折を経て、師尊のご加持の下で、彼の良知を蘇らせ、彼は救われました。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『各地での説法十』「マンハッタン説法」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/5/24/292530.html)
 
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