陜西省：不当拘禁の母が衰弱 娘は苦境に陥る

 

　【明慧日本2014年8月1日】先月24日、陜西省女子刑務所で2011年7月から不当に拘禁されていた法輪功修煉者・劉菀秋さん（60）の刑期満了日であった。しかし、劉さんの娘が刑務所へ迎えに行ったが、劉さんの解放を拒否され、裁判も法的根拠もないまま、刑期を6ヵ月延長された。劉さんは、刑務所内で法輪功を学んでいるとして、洗脳を強化することを企てられて刑期を延長されたという。

　劉さんの娘は母親の解放を陜西省刑務所管理局に訴えた。しかし、管理局の注意を受けた刑務所は、「断固として法輪功をやめない」と理由をつけて、劉さんを解放するどころか、面会すら禁じた。

　それに対し、「母と最後に会ったのはすでに2年前です。当時、母が暴行されているのを目の当たりにして、これまで日々心配しながら生活を送っています。消息不明のまま、母への想いがますます強くなり、生きているかどうかも分からないほど辛い思いをしました」と、娘は泣きながら苦しい心境を訴えた。

　こうして管理局の協力で、娘はやっと母親と会うことができた。しかし、劉さんは娘と少しの話を交わしただけで、面会場所から連れ去られた。娘はこの短時間の面会で、体が衰弱し、数か所の傷痕が体に残った母の様子を見て衝撃を受けた。

　かつて、劉さんは2002年に労働教養処分を受け、2004年に洗脳班で4年間の獄中生活を強いられた。拘禁中、毒物を注射される拷問を加えられ、死の寸前となった。

拷問の実演：毒物を注射される