香港で見識を広めた
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文/黒竜江省の大法弟子

 【明慧日本2014年8月17日】私は黒竜江省綏棱山区の大法弟子です。友人の友人とは数回の面識があったものの、真相を伝えるチャンスは少なかったのです。たまに会って真相を伝えても、いい加減な言葉でごまかされてしまうことが多く、友人に「彼女は現実を固守する人間で彼女への真相伝えは諦めた方がいいかもしれない」と注意されました。しかし、「どうしても彼女に真相を分かってもらい、彼女を救い済度したい。きっと自分の何らかの人心が原因で真相伝えの障碍になっているに違いない」と反省しました。とにかく何気なく友人のところまで足を運び、彼女に会うチャンスを待っていました。

 およそ3カ月が経ったころ、ようやく彼女が現れました。皆の挨拶をよそに真っ直ぐ私に向かって走ってきました。そして「今回は本当に見識が広がった」と興奮気味で言いました。「何があったの?」という皆の催促で、彼女は自らの体験を語り始めました。

 広州で工場を経営している彼女のいとこは、親戚の女の子達を誘って香港に住むおじの家に遊びに行くことを計画しました。全ての旅費はこの数年間商売が繁盛しているいとこが負担すると聞いて、親戚の女の子達は大変喜んでついていきました。初めての旅行でたくさんの見聞があった中で、最も驚かされたことをどうしても話したいと話を続けました。

 香港に到着した翌日、親戚にショッピングに連れて行ってもらうことになりました。繁華街に行ったところ(具体的な場所は覚えていないそうです)、天を震わせるかのようなドラ、太鼓の音が聞こえてきました。長いパレード隊列が目に飛び込み、大勢の人々が隊列について前へ進んでいき、人ごみは海のようでした。お正月よりも賑わう目の前の光景に、何が起きているのかという不思議さから、皆で見に行くことにしました。

 人ごみに飛び込み、いざ目の当たりにした現実を見てびっくり仰天でした。二台の警察の白バイがパレードの先頭を走り、すぐ後ろに続いていたのは幅1メートル、高さ7メートル以上もある「天滅中共」と書かれた横断幕でした。更に後に続いていたのは「法輪大法は素晴らしい」と書かれた大きな横断幕でした。

 私は思わず、「えっ! どうして捕まらないの?」と声を出してしまいました。隣にいた親戚は、「法輪功はここでは大変歓迎されているのよ」と説明してくれました。「内陸(中国大陸)と違って彼らはこのようなパレードをよく行っている」と更なる驚きの事実を教えてくれました。家でこそこそ煉功することしか許されていない内陸と対照的に、このようなことが公の場でできるなんて、とても信じられませんでした。

 することがない暇人達の仕業ではないかという疑いもありましたが、よく確認すると彼らはスーツを着てきちんとネクタイを締め、教養の高い人々のようです。親戚は「彼らは成功者がほとんどだ」と私の疑惑を解いてくれるかのように答えました。まだまだ夢ではないかとの不信の気持から、「つねってみて」と親戚に頼んだところ、「現実よ」と答えられても、自らの手で顔をつねってみたら、本当に痛かったので夢ではないと初めて信じるようになりました。

 友人の香港での見聞を聞いて、皆は唖然としました。海外はともかく内陸以外の香港でもこんなにオープンに法輪功が受け入れられている事実はとても意外でした。

 最後に、ある人は私に向かって「あなたが以前に話してくれた事は、全く信じられなかった。海外で支持されているとか、法輪功はたくさんの国で広がっているとか全く信じなかった。今回、今まで話してくれた全てが事実だと確信しました。脱党についてもっと詳しく聞かせてください」と自ら求めてきました。他の皆も大法に対して正しく再認識しました。私は、皆が自らの未来に対して素晴らしい選択をし、救われた事を心より喜んでいます。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/6/20/293705.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/7/2/1875.html)
 
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