「あなたは本当に良い人を雇いましたね!」
■ 印刷版
 

文/河北省石家荘市の大法弟子

 【明慧日本2014年8月19日】2002年、ある小さな加工工場で技術者が1人欠員となり、私はこの会社の臨時工となりました。出勤第1日目から私は大法の法理に基づいて自分に要求し、善意をもって人を助け、常に他の人のことを考え、汚い仕事や骨の折れる仕事を忌避しませんでした。このようにして、私と社長や他の従業員たちとの間は、とても打ち解けた良い関係にあります。

 ある時、社長がオフィスで親族たちと雑談をしていた時、私は自分が法輪大法を修煉していると伝えました。彼らは大変驚いて、しかしすぐに冷静になって言いました。「法輪功はそう悪くはないでしょう」。私はこれを機に、法輪功は真・善・忍の教えに従って、人々に良い人になるよう導いていると、基本的なことを彼らに伝えました。これは私が会社で公然と人々に真相を伝えた最初の体験でした。

 その後、私はさらに自分の言動に注意し、常に大法弟子として良い印象を与えるよう心がけています。私たちは自身をよく修めると同時に、大法を実証し、衆生を救い済度しているからです。

 会社の午前の労働時間は7時半から11時半までで、昼食の時間はちょうど発正念の時間と重なります。そこで、私は社長に言いました。「お先に食べて下さい。私は少し座禅してから食べますので(一般の人に理解しやすいように、私は発正念を座禅として伝えています)、私のことは気になさらないで下さい」。社長は「座禅を終えてからでは食事は冷めてしまっていますよ」と言い、私は「大丈夫です」と答えました。社長はその後、私が毎日この時間に座禅をするのを見て、食事の時間を12時20分以降に変更してくれました。

 社長が製品を配達したり、資材を仕入れたりする際、私はいつも同行します。それをチャンスに、私はよく社長に真相を伝え、善悪には報いがあるという人としての道理などを話します。ある時、社長は私にこう言ったことがあります。「あなたと一緒にいると、良心に背くことをしようとすると気が引けます」。

 長い時間の付き合いで、社長は大法弟子が誠実で信頼できる人だと思うようになりました。ある日、社長が急用で外出する際に、会社の鍵を私に渡し、業務の代行を全て任されました。出荷すべき製品は出荷し、受け取るべき商品は受け取り、支払うべき金は支払いました。引き出しに現金があるので、支払いもきちんとするようにと言われました。社長の兄嫁も会社に勤めていますが、社長は一度も鍵を彼女に渡したことはありません。

 時にはこんなこともありました。取引先が社長の留守に来て、1人で仕事をしている私を見て、少し多めに製品を積んでほしい、その代わりにその分の代金を私にくれると言いました。私は断固として、「駄目です」と答えました。彼は不思議そうに聞きました。「あなたの会社でもなく、目の前に利益があっても受け取らないなんて、あなたは馬鹿ですか?」 私は「そんなことをすれば良心が咎めます。私は法輪功を修煉しているので、なおさらそんなことはできません」と答えました。

 またある時、荷物が送られてきましたが、会社には現金がなく、私は取引先に借用書を書きました。彼は「あなたが書いた借用書は有効ですか?」と聞き、私は「有効です。安心して下さい」と答えました。多くの取引先は私が社長に信頼されているのを見て、私が社長の親戚だと思っています。その都度、私は彼らに「私は法輪功を修煉しているので、社長に信頼されているのです」と伝えます。彼らにとっては、この金銭至上主義の中、誰もが敵だと思われる社会において、社長がこれほど私を信頼するのが不思議でならないのです。多くの取引先は私の知らないところで社長に言います。「あなたは本当に良い人を雇いましたね!」

 ある日、社長と一緒に製品を出荷しようと、私が車に乗るや否や、社長は聞きました。「ものはちゃんと持ってきましたか?」 社長が言った「もの」とは、法輪功に関するビラやDVDなどの資料のことです。「はい、持っています」と私は答えました。目的地に着いて車から降り、私が口を開く前に、社長はすでに資料を持って「今日は良いものを持ってきましたよ!」と取引先に話していました。

 その後、私は工場で新唐人テレビを見るために、小さなアンテナを取り付けました。取引先が来ると、社長は早速、「早く来て、良い番組をお見せします!」と言います。私は接する取引先のほぼ全員に真相を伝え、そのうちの大部分は三退し、まだ三退していない人は残り僅かです。

 私には未だ多くの人心があります。安逸心や人に言われたくない心などです。これからは、私はそれらの人心や執着を取り除くようさらに努力し、修煉を始めた当初の初心を忘れないように努め、大法弟子の歴史的使命を果たし、さらに多くの衆生を救い済度します!

 師父、感謝いたします!

 合掌!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/8/16/296014.html)
 
関連文章