文/中国の大法弟子
【明慧日本2014年10月5日】孫は2歳の時、全身の至る所に出血性紫斑(しはん、血小板が減って皮下出血のアザができやすくなる病気)が見られました。医者は血液の中に血液凝固因子が欠けていると診断し、さらに、その病気が母性遺伝で、一生治癒ができないと言いました。一回、孫は頭の外傷で脳内出血を引き起こし、もう少しで命を落とすところでした。
孫は8歳まで、私と一緒にいました。私は毎日法を学び、煉功していたため、孫も功法の動作を覚え、とぎれとぎれではありますが、煉功したり、法を学んだり、『洪吟』を書き写したりしていました。それによって、彼の病状は比較的安定し、最も長い時は10カ月間も出血せず、すべての関節も損傷しませんでした。
共産党が大法への迫害を開始してから、娘夫婦は孫が小さいため、口が滑ったら大変なことになると恐れ、孫の煉功を阻止しました。また「彼は血液を凝固させる機能が弱く、逮捕され、暴力を振るわれたら、打ち殺されるに違いない」と言いました。8歳の時から、孫は血液凝固因子の注射を受け始めました。それに頼ってから、孫の出血は頻繁となり、その上、やぶ医者に誤って穿刺され、ひざに関節液が溜まり、膝周りの筋肉が出血して、関節が4センチぐらい腫れ、足は屈伸できなくなりました。数年来、孫はずっと車椅子に乗り、学校で階段を上る時も、人におんぶしてもらわなければなりません。
孫のこの様子を見て、私は本当に心を痛めました。彼の病気を治してくださるのは師父だけで、彼の運命を変えることができるのは修煉しかないと私はよく知っています。しかし、孫はまだ幼く、正念が足りず、しかも親も支持してくれません。親の協力がなければ、孫を救うのは至難です。また、孫本人も大法に対する誤解があって、その上、迫害を恐れ、さらに病気による多大なプレッシャーにより、彼は性格が悪くなり、修煉のことを言うとすぐに怒りが爆発して、さらに、お爺ちゃんもそばでそれを助長し、孫はいつでも暴言を吐きそうな状態でした。
しかし、どんなに難しくても、孫を救うことが大事で、しかも、できるのはこの大法弟子の私だけです。難しくても、やらなければならないと私は決意しました。私は、師父が導かれた道を歩めば、きっと彼を救うことができると思いました。私は孫に大法の素晴らしさを話し、本当に修煉の道を歩んでほしい、障害を排除してほしいと励ましました。同時に、私はいろいろな妨げを克服して、娘にも少し力を貸してほしいと頼みました。それは彼女を済度することでもあるからです。孫は元気な時、或いは眠る前に、私は彼と交流し、師父が説かれた病気の原因を改めて話し、「運命を変えるには修煉しかありません。さらに、あなたは大法と縁があり、私と家族になれたのも佛縁を結ぶためです。もしかしたら、あなたは高い次元から来て、難が多いのは、業を返して、高い次元に戻るためかもしれません。小さい時、私は煉功して、あなたも恩恵を受けましたが、今、あなたは大きくなって、自ら修煉して、運命を変えましょう」と言いました。また病気が酷くなった時、師父の説法を聞きなさいとも言いました。
しかし、外部からの妨害がますます多くなり、彼は自分で決断できず、その上、惰性、魔性などの要素が混じり、彼は苦しみ、葛藤しました。プレッシャーに負けそうになった彼は、気性が激しくなり、ちょっとのことで私に対して怒鳴り、時には親子二人で私に、余計なことをやるなと責めました。
孫の横暴で、不敬不幸な態度、また、古い業に、また新たな業を作ってしまう彼の姿を見て、本当に心を痛めました。しかし、孫が我が家に佛法と縁を結びに来ていると思うと、彼がいくら乱暴しても、私は最後まで彼に優しく接するようにしました。彼が落ち着いてから、私は彼の誤りとその危険性を指摘しました。また、私も何度も内に向けて探し、自分にまだ取り除かれていない人心を見つけました。この過程で、私は多くの心、例えば、顕示心、口を修めない、焦り、怨恨心などを取り除くことができました。また、多くの場合、自分はやはり恨みを持って我慢しており、修煉者の本当の善をやり遂げていないことにも気付きました。私は自分を高めながら、同時に、孫の魔性を取り除くよう、善の念を増やすようにと発正念をしました。
私は適切ではない治療法を阻止するようにしました。例えば、医者はいつも膝の滑膜(かつまく、関節を包んでいる)の手術を勧めていました。私は手術をしないことを堅持しました。三年前、娘は孫を連れて北京に手術を受けに行こうとしましたが、しかし、その年の手術の予約はすでに終了し、予約しても三カ月後になるので、できませんでした。一昨年、娘はまた行こうとしましたが、私は再三説得して引き止め、「孫の膝を治そうとすれば、しっかり大法を修め、師父がきっと救ってくださる」と言いました。また、もし手術が成功しなければ、本当に障害が残るとも言いました。夏休みの間、私は孫を誘って、同修達と集中して修煉をさせました。学法、煉功して二週間で、効果が現れました。
去年、娘夫婦は早くから休暇を取って、夏休みに北京に手術を受けに行く予定にしました。しかし、孫は自分の事は自分で決めると言い切って、断固行くことを拒否し、また、自ら私達数人の古い同修と一緒に九日間の煉功と学法をしたいと頼んで来ました。そして、効果も顕著でした。このチャンスを利用して、私達は娘にも一生懸命に真相を話しました。事実を前にして、娘の態度も随分変わりました。ずっと子供の修煉に反対していた娘婿も、子供の学法と煉功の効果を目の当たりして、黙って何も言わなくなりました。
昨年の夏休みから、私達三世代の三人は毎日時間を作って、法を学び、煉功するようにしました。孫の業力が大きいせいか、邪悪からの妨害が酷かったのです。私達が真剣に修煉をしようとした時、邪悪は迫害を強めました。去年8月9日のことでした。私は笑顔で孫に、一緒に『精進要旨』を学ぼうと提案したら、彼は突然カンカンに怒り、私を罵倒して、さらに手を尽くして、私の学法を止めようとしました。しかも二時間近く騒いでいました。お爺ちゃんでさえも見ていられず、孫に「十数年来、お婆ちゃんはあなたのためにどれだけ苦労をして、どれだけお金を費やしてきたか。あなたはこんな態度でお婆ちゃんに言ってはいけない」と言いました。孫は自分が病気になったのは全部私のせいだと言い、また、娘にもそれを訴えました。その結果、娘も私をしつこく責め、私が利己的で、彼らを愛しているのは全部嘘だ・・・などと言いました。私がいくら説明しても功を奏しませんでした。
私はじっくり考えました。これはただの家庭内の対立ではなく、これは邪悪の妨害です。彼らの背後に潜んでいる邪悪を一掃するのが急務だと思いました。私は心を静めて発正念を強めました。三日後、私は再び彼らと心を打ち明けて話し、二回程、長時間交流をしました。誤解が解け、お互いに理解するようになりました。今回の話では、私は今までのやり方を改め、彼らの不敬なやり方は間違っていると厳しく指摘し、一方、彼らの本性は善良であることを認め、すべては邪悪の妨害によるものだと明言しました。そして、「どうして法を学ばせ、煉功をさせようとしたら、あなた達は機嫌が悪くなったか考えてみなさい。今までの対立の起因はすべてそうではないですか。それは、大法が孫を救おうとしているところ、邪悪は一生懸命に妨げ、子供を破壊しようとしていているのです。あなた達はどうしてまだ目が覚めないの?」と言いました。また、「孫が我が家に来たのは法を得るためです。旧勢力が手配したとしても、何かの怨みの縁があったとしても、私達はすべて認めません。私達は今、同じ法を修め、皆師父の弟子です。他のすべては認めません」と言いました。また、彼らと一緒に発正念をして、孫を迫害する邪悪を解体するよう、旧勢力が按配したものを徹底的に否定し、師父の按排された道を歩むようにと発正念しました。
こうして、彼らの背後の邪悪が解体されました。彼らも私が真心をもって彼らのためにしていると分かりました。その結果、家庭の雰囲気が良くなり、毎日法を学び、煉功するようにもなりました。今、孫の両膝の腫れは消え、関節液もほとんど吸収され、普通に歩けるようになりました。孫は救われました。
以上の経験から、私は、修煉が厳粛で、しかも困難極まるもので、人を済度するのも容易ではない、しかし、それは行わなければならないことを体得しました。私達は常人社会で修煉しているため、個人修煉と衆生(家族も含む)を済度することの関係を正しくしなければなりません。邪悪を徹底的に解体し、衆生を済度し、私達の歴史的な使命をやり遂げましょう。
以上は修煉の過程での体験です。適切ではない所があれば、ご指摘いただければ幸いです。