文/中国の大法弟子 洪願
【明慧日本2014年10月25日】本文は作者が自分の状態の中で見たもので、あくまでも同修のご参考まで。法を師としてください。(編集部より)
九、長期に学法しても感性で認識し、理性的な認識がなく、自分を制御できず、魔を助長した
一部の同修は常人の前でうまく振る舞い、修煉者としてできているようですが、同修と親戚の間のトラブルにおいて、自己を制御せず、内に向けて探さず、常に法をもって他人に要求し、自分を放任しており、実は魔性を放任しています。
ある人は修煉前から性格が悪く、修煉してから常人の前では制御するのですが、ただ制御するだけで、内心は穏やかにできず、同修の間では緩んでしまい、自分を修煉せず、内心からこの魔性を制御しないため、一回一回邪悪を助長し、それらはすべて物質的な存在で負の生命なのです。
師父は『精進要旨』「道法」の中で「人為的に魔を助長し、それが法の隙につけ入っているのです。弟子として、魔難がやってくるときに、本当に平然として動ぜず、または異なる次元のあなたに対する異なった要求に符合するよう心を放下することができれば、充分に関を乗り越えます。それでも魔難が尽きることなく長引くのであれば、もし、心性または行動にその他の問題がないのであれば、きっと邪悪な魔が皆さんの放任している隙につけ入っているに違いありません」と説かれました。
このような魔が一旦人の魔性を通して妨害できれば、ずっとこの人から離れません。自ら少しずつ魔性を修めていくことによって、取り除くしかありません。魔性がいつも自分の佛性に勝てば、だんだん大きくなり、最後にこの人がこの魔性を自分の性格と見なし、完全に制御され、少し触れられると直ちに爆発するのです。
師父は『轉法輪(巻二)』「佛性」の中で「この世に生きている常人は皆本当の自分を失ってしまいました。この観念は人の一生を左右するだけではなく、その後も続きます。変化が現れる時、やっと取り除くことができます。さもなければ、引き続き人を左右していきます。この観念が強ければ強いほど、本当の自分はなくなるのです」と説かれました。
この魔が病業を用いて同修を迫害するとき、根本的な原因を解決できなければ、同じく取り除くことができません。何人かの同修が「私の体はつまりこのように怒って悪くなったのです」と言います。実はこれも病業の原因を告げています。魔性が日に日に溜まって形成したので、もし内心から向上することができ、少しずつでも解消していけば、あんなに大きな病業にはならないのですが、しかし、毎回内心から乗り越えられず、常人のように苦を溜めて病気になりました。それはつまり人為的に魔を助長した結果です。
十、命の借りを、善解できない
一部の生命との悪縁を善解することは難しいのですが、どんなに難しくても、師父はすでに大部分を解消してくださいました。しかし、悪縁を善解することは口で言うだけではだめなので、普段善を修めて大いなる慈悲心が出てきたら、その生命が感動し、真面目に精進し、正念を持って正しく行えば、自分ができないところは、師父が解消してくださいます。師父は『洪吟二』の中で「弟子正念足りれば 師は回天の力有り」と説かれました。
たくさん話しましたが、具体的な表れはいろいろですが、つまり内に向けて探さず、自分への要求を緩め、法の要求の通りに行わないからです。このような状況が発生したら、漸悟の中の同修に見てもらったり、解決を助けてもらったりすることに頼ってはならず、そうすれば自分が悟る部分が少なくなり、関が更に大きくなるのです。
心を開いて同修と多く交流すれば、皆が法に基づいて解決を手伝ってくれます。どうしても悟れなければ、師父もいろいろな方法で啓示して下さるので、内に向けて探せば必ず悟れるようにしてくださいます。根本を見つけることができず、正念を発しても効果がないとき、根本を悟れば、皆が手伝って正念を発して妨害を取り除けば、すぐに解決できます。
以上は、個人の認識ですので、不適切なところはご指摘をお願いします。
(続く)