海外の大法弟子:自分を守る執着心を取り除く
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文/海外の大法弟子

 【明慧日本2014年10月26日】最近、私は内に向けて探す過程で、奥深く隠れている人心を見つけました。それは自分を守るというものです。

 これまでに、修煉してまだ取り除いていない多くの人心があることが分かっていました。長年修煉して、私はずっと同じようなこれらの良くない人心から抜け出そうとしました。時には、その考えがはっきりしているため、その悪い考えを抑え、発正念をし、それらの物質を一掃することができました。しかし、しばらく時間が経って、自分の言動を反省してみると、相変わらずこれらのものに動かされていることに気付きました。1回また1回、思考が揺れ動き、心性を守り切れず、それをずっと繰り返してきました。

 最近、また心性上のトラブルがありました。私は自分が心性を守り切れなかったことを後悔してやみませんでした。再び自分の考えを深く詳細に見ていくと、前述した自分の問題の背後は、すべて同じ根に繋がっていることに気付きました。それは自我を守るためでした。

 語気が強くなったり、優位に立ちたいと思ったりするのは、自分が劣勢にある時、他の人にいじめられるのを恐れていること、他の人のことが気に食わず、人に思いやりがないのは、自分の心を強く維持して、いくらかの安心感を得るためでした。一方、嫉妬心と闘争心は、自分が傷つけられると感じた時の反撃で、その目的はやはり自分を守るためであり、また、顕示心と優越感は、自分は人より優れていると思うことで、自分を慰め、心のバランスをとり、それによって、自分が傷付けられた時の苦痛と恥辱を隠すための、さらなる自分を守るためでした。

 これらの問題は執着心だけでなく、中国共産党の党文化の要素と直接関係していることも分かりました。

 継続して発正念をし、自分の心にある自我を守る物質を一掃しました。その後、私の体の表面に作用していたこれら物質が大きな打撃を受けたようで、私は頭がぼうっとして、疲労感が数日間続きました。しかし、私は心性の修煉においては、大きく一歩前進したように感じました。前述したいろいろな執着心は明らかに弱くなり、しばらくの間、心が外界と遮断されたようで、とても静かで落ち着くようになりました。このことから、他の人の様々な欠点もおそらく、自分と同じように、ただ自分を守るためであり、故意ではないでしょう。その人のことを寛容に見るべきだと思うようにもなりました。

 これは私が修煉して認識した僅かのことですが、同修の皆さんと分かち合いたいと思います。不適切なところがあれば、ご指摘をお願いいたします。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/10/1/298394.html)
 
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