「同修よ しっかり歩もう」
■ 印刷版
 

文/中国の大法弟子

 【明慧日本2014年11月13日】ある日の夜、私は鄭州市(ていしゅうし)の交差点で、道を尋ねようと思ったとき、向こうからある慈愛に満ちた優しそうな老人が歩いてきました。私はこの老人に声をかけて、道を尋ねました。この老人は親切に教えてくれました。私が帰ろうと思ったとき、老人は後ろから「待ってください」と私を呼び止めました。

 私は振り向いて、老人を見ました。老人は「法輪功に関するテレビの報道を信じないでください。それは江沢民集団の法輪功に対する誹謗中傷です」と言いました。私は「あなたの言ったことを必ず信じます」と答えました。老人は「ありがとうございます」と言いました。私は「私はあなたに感謝します。あなたは私に法輪功の真相を伝えましたが、私はあなたに伝えていないのです、私はしっかりやっていません」と話しました。

 ここまで話したら、老人は涙を流しました。私も恥ずかしく思いました。その時、私はこの年配の同修に「師父は私たちがさらに精進することを期待しておられ、縁があればまた会いましょう」と言いました。

 夜になったのでこの年配の同修と別れることになりました。だんだん離れていくと、絶えず後ろから同修の声が聞こえました。「気を付けて、お帰りください。しっかり歩んでください」。私は「大丈夫です、しっかり歩みます」と答えました。

 確かに、法を正す道で、師父についていき、本当の家に帰る道の中で、私はしっかり歩まないといけません。

 同修は私の鏡です。この年配の同修を前に、私は差を感じました。この大通りの交差点で、人の流れが止まらない中で、人々が慌ただしく通り過ぎる中、彼は恐れることなく、正々堂々と私に真相を伝え、私に慈悲を残しました。世の中に様々な出会いがありますが、このような素敵な出会いは初めてです。なぜなら相手は真相を伝える同修なのです。その時、私たちは一つのチームだということを実感しました。私たちは親戚のようです。同じ師父がいて、同じ大法を学び、同じ三つのことを行っています。私たちは遠く離れているようですがが、実際は、こんなに身近にいたのです。師父と大法がこの縁をくださいました。

 その後、私はこのことを私の周りの同修に話しましたが、同修たちも涙を流し感動しました。私たちは同修の間にこんなに深い縁があるのかと感じました。そして今まで自分の観念をもって見たり、寛容の心が足りなかったり、周りの同修の縁を大切していないことに後悔しました。今後必ず大切にします。この万古の機縁と師父の救い済度の恩に背くことが出来ません。同修がこの出来事を書き出すよう私を励ましてくれました。他の同修に役に立つことを心から望みます。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/6/2/103180.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/6/29/62354.html)
 
関連文章