子ども弟子は30分でゲーム依存症を克服した
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文/北京の大法弟子

 【明慧日本2014年11月26日】師尊の『2014年サンフランシスコ法会での説法』が発表された後、私は時間を切り詰めて法を学びました。

 弟子:子供弟子がゲームで遊んでいる問題です。

 師父:このゲームはあまりにも危害が大きく、大法弟子の子供だけが対象にされているのではありません。人にとって大きな誘惑であり、常人にも非常に消極的な作用をもたらしています。そのせいで、人々は真面目に働かず、睡眠も休憩もちゃんと取れません。人間の情が薄れていき、家庭を顧みず、学生はそれで勉強をおろそかにし、はまってしまい、どっぷりのめりこみ、同様に人類をダメにしているのです。ゲームメーカーは普及させるために、絶えず新しい機種を開発し、力を入れて行い、宣伝しています。人類はこれほど巨大な罪業を作り、どのようにすればいいのでしょうか? これは人類を堕落させているのです。[1]

 この内容を読んだとき、私は大変ショックを受け、「師父! 私は本当にだめな弟子です」と恥ずかしく残念に思いました。私は修煉して20年近くなりました。若い頃から幸運にも大法の修煉を始め、中国の迫害の環境の中でも、一応平穏に歩んできて、大法に対する信念を決して揺るがすことはありませんでした。しかし、子ども弟子の問題に関しては、子供を甘やかし、真剣に厳しく子供を導いて法を学ばせることが出来ず、その結果、子供は修煉をおろそかにしてしまいました。

 息子は小学校5年生になってから、ゲームにますます嵌り、何度説教をしても効果がありませんでした。その後、週末に一日1時間遊んでもよいという約束をしましたが、子供はいつも遊び時間をオーバーしました。普段、息子にゲームの害についてよく話をしましたが、息子は友だちや先生も遊んでいると言って、もしゲームをしなければ、共通の話題がなくなり、その上、ゲーム遊びが頭を働かせる効果があるなどと言って、私もそれに従いました。子供が遊んでいるゲームは暴力的なものではなく、建築デザインの知識も含まれている(子供の父親は建築関係の仕事をしている)と思って、遊ぶことを許してしまいました。しかし段々と、子供はゲームで遊ぶと、気性がとてもいらだたしくなり、何をやっても根気がなくなり、年配の人に対しても礼儀を失い、顔付きも冷たくなり、魔性が次第に強まるようになりました。ゲームに病みつきになった息子の様子を見て、家族は皆とても心配しましたが、手の打ちようがありませんでした。

 師父の説法を読んで、私はとても驚かされました。師父ははっきりとゲームが人類を破滅させているとおっしゃっていました。師父がおっしゃったことは「法」です。もうこれ以上口実を探してはいけません。子供の抵抗が激しいと思い、私はとても心配していました。そのため、私は師父の法を繰り返して読み、必ず師尊のおっしゃる通りにして、子供のゲーム依存症を克服させようと決意しました。

 翌日、息子が学校から帰ってきたので、私は子供と一緒に師父の「ゲーム」についての法を読みました。私は彼に「私たちはもうゲーム遊びを止めるべきでないでしょうか」と言いました。息子は最初にっこりと笑っていましたが、それから自分の部屋に逃げ込んで泣き始め、かんしゃくを起こして、洋服箪笥を蹴ったりしました。私は子供の近くに行って、引き続き彼と話し、「ほら、見てごらん、ゲームで遊ばないと、こんなに苦しいでしょう。これはおかしくないですか? 心が魔に制御されたのではありませんか? ゲームで遊ぶ心がこれほど強いということは、まさに取り除くべきではありませんかか? あなたは天にいる神佛や天使がゲームを遊んでいるのを見たことありますか?」と言いました。子供はすすり泣いて、たいへん悲しそうでした。しかし私は動じませんでした。師父がこの法を説かれた以上、すでに他の空間の魔を根元から取り除かれたので、後は、世の中にいる大法弟子のやり方次第だと思いました。

 私は心の中で黙々と、子供の背後にいる「ゲーム魔」を一掃すると発正念をして、慈悲なる師尊にご加持をお願いしました。子供はまだ泣いていました。私は彼に「子供弟子は師父のおっしゃる通りにすべきではないでしょうか?」と聞きました。息子は少しも躊躇せずにうなずきました。私は引き続き師父の法、「絶えず執着心を取り除くことこそ人間の修煉の過程のすべてです」[2]を暗唱しました。私は子供に「心を修める過程は当然辛く感じるでしょう。しかし、突破すれば心性が高まり、楽になります」と言いました。子供は急に落ち着きを取り戻し、ゲームを削除することに賛成してくれました。彼は自らiPadを開いて、すべてのゲームを削除しました。

 私はほっとして、歓喜心が生じました。嬉しくなったとたん、子供はまた泣き出して、「お母さん、私はようやく自分の世界(ゲームの中で息子が自分で作った家と庭を指す)をなくしました」と言いました。私は師父がおっしゃったばかりの法、「子供が山で時には状態がよくありません。それはご両親がしっかり修めていないからだと知っています」[1]を思い出し、自分の状態が子供の正念に影響を与えたと思いました。私は『轉法輪』を開いて、子供に師父の法像に両手を合わせさせ、私について「慈悲なる師父にお願いします。子ども弟子がゲーム魔を一掃して、ゲームで遊びたいという心を取り除くよう、ご加持をお願いします」と言わせました。子ども弟子がこのようにした時、非常に静かになり、泣かなくなりました。しばらくすると、彼は立ち上がって、悲しむどころか、とても嬉しそうに、私に抱きついて、頬にチューしてくれました。それから私達はいっしょに携帯電話の無料ゲーム(私は遊ばない)をすべて削除しました。魔はすべて滅され、隙に乗じて人を害することができなくなりました。

 その全過程は30分足らずでした。長い間、私を悩ませてきた息子のゲーム依存症はこのように克服されました。本当に不思議でした。その過程で、私は自分が安逸心によって修煉をおろそかにした問題が見え、自分が子ども弟子をしっかりリードして法を学ばせなかった問題も見えました。師尊のご恩に感謝いたします。今度の経験が他の同じくゲームに嵌っている同修、特に子ども弟子が早くこの執着心を取り除くことに、少してもお役に立てればと願っています。

 不適切なところがあれば、同修達の慈悲なるご指摘をお願いします。合掌

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『2014年サンフランシスコ法会での説法』
 [2] 李洪志師父の著作:『轉法輪』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/11/3/299804.html)
 
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