師父に従って行えば 乗り越えられない関はない
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2015年1月5日】私は徐々に資料を配るようになりました。2006年の秋冬の頃、私はいつもバッグいっぱいの『九評共産党』の本を持ち、大型農産品市場のような人がたくさんいる所に配りに行く計画を考えていました。

 ある朝、私はバッグに入った『九評共産党』(以下『九評』と略称)を持ち、農産品市場に行きました。この市場は南北に400メートル程あり、南の端は丁字路で、東西の長さは100メートル以上あります。北から南へ向かって300メートルのところには、大きな警察署があります。私は北から南へ向かって、片手で『九評』が入っているバッグを持ち、片手で2冊の『九評』を頭上に挙げながら、「『九評共産党』を読めば福報が得られます。ただで贈りますよ…」と大きい声で叫びました。

 その時、周りの人々が騒ぎ始めました。「法輪功はやりすぎだ」。「大胆だわ」。「私は香港で『九評』を配るのを見たことがある」など、色々な声が聞こえて来ましたが、『九評』を受け取りに来る人は1人もいませんでした。私は人混みの中で、叫びながら南へ向かっていました。ある場所で、1人が1冊を受け取りに来た途端、私は突然人々に囲まれ、バッグの中の本を1冊ずつ出して、あっという間に配り終えました。

 私が頭をあげたら、なんと! ちょうど警察署の入り口の前でした。私は涙が出ました。むせび泣きながら師父に、「師父は弟子の心を見ておられます!」と言いました。それから私は師父の衆生を救う期待を心に留めながら、市の繁華街で、『九評』、真相のDVD、神韻のDVDなどを配りました。

 ずっと順調でトラブルがなかったわけではありません。ほとんどは順調でしたが、たまにはトラブルもありました。しかし、すべて師父に按排されているので、トラブルもまた師父に按排され、弟子の心をテストするためだと思っていました。

 2007年、駅で『九評』のDVDを配りました。最初、私は駅から出て来た人々に向かって、「『九評共産党』…」と叫びました。2人の警官が走って来て、40歳くらいの太った警官が凶暴な顔で、私に「何を叫んでいる?」と聞きました。私は笑いながら、「『九評共産党』です。見たら福報を得られます。1枚差し上げます。大きな福を得られますよ!」と答えました。質問した警官は私の答えを聞いて、わけがわからなくなりました。このとき後ろの警官が、「ほら、ただでもらえるし、福報も得られるってさ!」と前の警官に言いました。私はすぐに、「早く持って行って、本当に福報を得られますよ!」と言いながら、彼の手の中に1枚を入れました。同時に後ろにいた警官にも1枚を渡しました。彼らはお互いに見て、私に「こんな目立つ配り方をやめなさい」と言うので、私は、「あなた達の家族まで福報と平安が得られます。衆生も救われますよ」と笑いながら答えました。後ろの警官は前の警官を押さえ付けて、一緒に去りました。

 私が、帰ろうと思っていた時、反対側から2人の若い警官が走って来ました。前の警官は手に1枚のDVDを持って私に、「これはあなたが配ったの?」と聞きました。私は直接に答えず、堂々と笑って、「このDVDはとても素晴らしいです! 見たら必ず福を得られます」と、自信満々で答えました。警官が私に、「中身は何?」と聞くので、私は、「見たら分かりますよ。福報を得られますよ!」と笑いながら答えました。警官はまた何回も私にDVDの中身を聞きましたが、私は相変わらず、「見たら分かります。福報を得られますよ!」と笑いながら答えました。最後にこの警官は横のもう1人の警官にDVDを渡して、警察署を指しながら、「当番室でDVDの中身を見てみて」と言い、彼自身は動きませんでした。周りの人たちは私達の会話がわかっているように笑って見ていました。私は一番近くにいた2、3人にDVDを出すと、彼らはDVDを受け取ってくれました。そのとき、地下から出て来たのか、空から飛んで来たかわかりませんが、突然たくさんの人が囲んで来て、一気にDVDを配り終わりました。私が頭をあげたら、さきほどの警官も消えていました。

 2012年、私が当市で最も人気がある鐘楼街(訳注:山西省太原市の繁華街)で再び『九評』を配ったとき、50歳前後の男性に会いました。彼は上品でおしゃれな紺色のスーツを来て、とても紳士的で、20代の若い女性を連れていました。彼らが私の前を通ったとき、私は『九評』を持って、「宝の本の『九評共産党』を差し上げます、読んでみてください!」と言いました。彼は横目で私を見て、止まらず去ってしまいましたが、20メートルほど歩いて、止まっていました。女性は動かず、男性は私に向かって、「何の本を配っていますか?」と聞きました。「『九評共産党』です」と言うと、「これは犯罪です。重刑になりますよ」と言うので、「私は何の罪も犯していません。憲法第35条には、公民は言論の自由、出版と結社の自由があると規定されています。私はどの法律に違反したのですか?」と私は答えました。彼は「私はこれを担当する者で、あなたは『刑法』第300条第1款『邪教組織を利用して国家の法律を破壊する罪』を犯しました」と言いました。私は、「あなたの話は法律の根拠がないですよ。法輪功学習者が真相を話したり、資料を配ったり、『三退』を勧めたりすることは合法な行為です。一方、610弁公室は違法組織です。公検法を乗り越え、勝手に黒い名簿を作り、法輪功学習者に対して違法連行、違法家宅捜査、労働教養、不当判決、さらに生きたまま臓器を摘出し、販売する行為は、典型的な国家の法律を破壊する罪を犯しています!」と答えました。彼は、「法律にずいぶん詳しいですね!」と言い、話が少し止まって、頭をさげ、「いいよ、1冊下さい」と言いました。私は彼が去った後姿を見たとき、女の子は私に手を振りながら謝意を示しました。

 「実は慈悲は巨大なエネルギーであり、正神のエネルギーなのです。慈悲であればあるほどエネルギーが強く、どんな良くないものも解体されます」(『二〇〇九年ワシントンDC国際法会での説法』)、「修は己にありて、功は師父にあり」(『轉法輪』)とおっしゃったことを、私は深く体験しました。慈悲をもって衆生を救うことを続ければ、必ず師父は助けてくださいます。師父のご指示に従えば、世間の扉は開かれ、師父の指示通りにしなければ、自分の命も保障できません。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/11/4/299799.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/11/19/146933.html)
 
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