「老いた」観念を取り除く
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文/中国の大法弟子

 【明慧ネット2015年8月23日】最近の数か月間、私が住んでいる県内の年配の大法弟子たちが、相次いで亡くなりました。この人たちは迫害が始まった当初、法を守り、法を実証する最前線を走っていた同修たちです。

 今も覚えていますが、ある女性の大法弟子は、寒い夜にいつもたくさんの真相資料を背負って、各村々を回って配りました。とても体力を使いますが、彼女は疲れたと一度も口にしたことがありません。しかし彼女の息子が亡くなってから数年経ちましたが、息子への情を放下できず、ずっと悲しんでいました。そして自分が老いたと思い、法を勉強しても心を込めず、正念を緩めたことで、邪悪に隙をつかれて、亡くなってしまいました。

  もう一人の男性の大法弟子は、かつて看守所まで連行されても修煉を放棄せず、自ら自分の村から町への道を平らに舗装しました。真相を伝えるのもよく行っていました。しかし、法を正す最後になって、年を取ったから、もうお金なんか必要ないと思いました。貯金しておいたお金で、息子たちに家を建てあげました。新築のため忙しくなった彼は、三つの事を緩めてしまい、そして病気の症状が現れ、そのまま亡くなりました。

  また一部の同修たちは、自分が老けたとか、年を取ったとか、物忘れが激しいとか口にしています。老眼になった人もいます。足が弱ったので遠くに行けず、自宅の周辺で、真相を伝えるようになった人もいます。「老いた」という観念で自分を見ています。

 師父は私たちを地獄から救い上げ、生々世々の業力を肩代わりしてくださいました。更にこの性命双修の宇宙大法を教えてくださいました。師父は「このようにして、エネルギーは身体のすべての細胞に蓄えられていて、しかもこの物質空間の身体の細胞だけではなく、他の空間にあるすべての身体の、分子や原子、陽子、電子から、ミクロ世界でのきわめて小さな細胞までも、このエネルギーで満たされることになります。 時間が経つにつれ、人間の身体はこのような高エネルギーの物質でいっぱいになります」「この高エネルギー物質は霊的なもので、力を持っています。量が多くなるにつれて、密度も高くなり、身体のすべての細胞に満ちると、人間の肉体の細胞、この最も無能な細胞を抑えることができます」「本体を変える過程において、人間の細胞が次第に高エネルギーの物質によって取り替えられ、その際に老衰が緩和されることになります。身体が若者の方向に少しずつ逆戻りし、少しずつ転化され、最後には、その身体が高エネルギーの物質によって完全に取り替えられた時、この人の身体は完全に別の物質の身体に転化されます」と説かれました。それなら私たちはなぜ年を取るのでしょうか?

 私はそろそろ60歳になります。しかし「老いる」という観念で自分を見ていません。幼いころから家が貧乏で、14歳までしか学校へ行けませんでした。字すらあまり知らなかった私は、パソコンなどは尚更できませんでした。しかし、大法を修煉してから、パソコンが使えるようになりました。ネット封鎖を突破して、明慧ネットを見ることもできるようになりました。三つの事も緩めず行っています。時間をとても大事にして、ずっと前からテレビを見ていません。修煉する前は、胃下垂を患っていたため、秋になればお腹を冷やさないようにいつも注意していました。今の私は若者よりも丈夫になって、一回の食事を数分間で終わらせます。消化不良とか、栄養不良とか考えたことがありません。満腹になれば十分だと思っています。年を取ったとかも考えたりしません。常人の諺で言えば「50歳を過ぎれば年を感じる」というのですが、私は「ほかの空間では、もしかするとまだ15歳かもしれない。私は常人の理を認めません。法を正すのに必要であれば、何でもできます」と、常日頃から思っています。

 50歳の時、私は車の免許を取るため自動車学校に通いました。ある若者が私を見て「歩くのが速いですね」と言いました。私は「法輪功を修煉していますから。今年50歳ですよ」と言うと、若者たちは信じられないように「私の母はまだ40歳過ぎなのに、もうすでに老けているし、しかも病気になりがちで、体が弱いです」と言うのです。他の若者たちも「うちもそうです。私の母も同じ状態です」と、口をそろえて皆、言いました。場内での車の練習の時、若者たちは不思議そうに「このおばさんの手足は私たちと同じぐらいよく動くし、頭も老化していませんね」と言いました。試験の時、ある若者は「合格できない年配の方は、試験を受けるより、お金で買ったほうがいいかもしれない」と言いました。私は「お金で買ったりしません。全部実力で合格してみせますから」と言いました。私自身も大法の資源だし、私のお金も大法の資源ですので、一元も無駄にしてはいけないと思いました。試験の結果はいつも合格でした。一緒に練習した若者は「法輪功をやっている人は、メンタルの面が本当に強いですね」と言いました。

 話は変わりますが、暫くの間シャンプーする時、いつも髪の毛がたくさん抜けました。頭皮も見えてきました。正念を発する時「他の空間にある私の肉体を老化させ、脱毛させるすべての邪悪生命とその要素を取り除くように」との一念を加えました。すると、自分の下腹部からドロドロしたものが流れてきたように感じました。数回正念を発した後、髪の毛がだんだん抜けなくなり、再び生えてきました。

 また何回か老眼の症状が現れました。常人にとっては普通かもしれませんが、私は大法弟子ですので、火眼金睛(孫悟空の赤目のように力強い目)であるべきです。師父は「物事の善し悪しは人間の一念によるものであり、その一念の違いによって異なる結果がもたらされることがある」[1]と説かれました。私は「老眼を認めない」と正念を発して目を迫害するすべての邪悪の生命と要素を取り除くようにしました。それから視力がとてもよくなり、小さいものまで見えるようになりました。

 法を実証することに必要であれば、車を運転してあっちこっちへ行きます。頭がはっきりしていて、考えもとても速く、三つの事に影響したことがありません。

 このすべては師父が与えてくださったもので、法から得たものです。今までに『轉法輪』を27回暗記しました。毎朝、法を暗記すればするほど頭がスッキリします。四つの時間帯の発正念はほぼ確実にできていて、それ以外毎日4、5回の発正念を追加しています。

 私たちは神の道を歩んでいる大法弟子です。重大な使命と責任を背負っており、毎日三つの事を第一義にすべきです!決して「老いた」観念で自分を阻んではいけません。この残り最後のわずかな期間、あっという間に過ぎ去っていくこの期間とこの時間を大切にし、大事にしましょう。師父の話をよくよく聞き、三つの事をしっかりと行い、師父と共に大法弟子全員で、真の家に帰りましょう!!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/4/21/272282.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/5/14/139668.html)
 
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