いたずらが招いた魔難
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2016年2月12日】半月くらい前から、私の右半分の顔に麻痺が現れ、顔の筋肉も骨も、後頭部の神経痛もあり、痛くてよく眠れず、話す時などは顔が歪み、まるで悪人のような顔つきでした。絶えず漏れを探して、正念を発して取り除きましたが、良くなりませんでした。

 振り返ってみると、この状態が現れる前日、携帯電話で遊んでいると自撮りのソフトウェアを見つけました。自由に髪型を変えることができるので、ちょうど自分にどんな髪型が似合うかを試したかったので、ダウンロードしました。やってみると、洋服までチェンジできるので、ますます気に入って、夢中になりました。また綺麗にできあがった写真を保存して、夫に自慢しようと思いました。しかし、洋服を変えるうち、突然上半身が裸の姿になってしまい、いけないと思いながら、あまり気にしませんでした。

 そして、夜夫が帰ってきて、保存した写真を夫に見せ、綺麗だと褒めてくれました。喜んだあまり、夫と息子にも写真を撮って、変身させようと思いつきました。夫と息子も協力的で、撮らせてくれました。息子はまたわざと変な顔をして撮らせてくれました。女性の洋服に変身すると、面白くて大笑いしました。特に息子の変な顔の写真に、花嫁衣装を合わせると、なおいっそう面白くてたまりませんでした。そして、さらに面白い写真を撮ろうと思い、息子に要求すると、拒否されて撮らせてくれませんでした。仕方なくやめましたが、寝る前に、息子と漫才を見て、また大笑いしました。

 しかし、翌朝起きると、右半分の顔が少し不自由になり、気にしませんでしたが、どんどん悪くなる一方でした。それに加え、痛みも伴うようになってから、やっと目が覚めました。内に向けて探すと、顕示心、うぬぼれ、色心を見つけたので、正念を発してこれらの心と妨害を取り除きました。しかし、よくなるどころか、かえってひどくなりました。原因は他にあると分かり、繰り返し、繰り返し、内に向けて探しましたが、見つかりませんでした。

 ずっとある日、息子が私の前に座り、ふと息子の変な顔を写した写真の事を思い出し、今の自分とそっくりではないかと気づき、これはまさしく、あのいたずらのせいだと思いました。考えてみれば、私は小さい時からお笑い番組が好きで、なおかつ大人になっても、ずっといたずらが好きでした。普段いつもちょっとしたいたずらで、人を笑わせたり、雰囲気を和らげたりしていますので、どこへ行っても私の周りは、笑い声が絶えませんでした。そのため、悪いなんて思ったこともありませんでした。しかし、笑いを取るため、私はいつも自分を貶し、他人を冷やかしていました。言葉も乱暴で、単刀直入で、誇張し過ぎていました。家族或いは知人の場合、なおさらふざけて言葉を選びませんでした。

 同修と交流して、やはりこの心が魔難を招いたと、認識を固めてから、顔と後頭部の痛みが徐々に無くなり、眠れるようになりました。しかし、心の底にはいたずらが良いと思う一面を、まだ放下できていないので、いつまでも顔が歪んだ症状が消えませんでした。

 今日、もう一人の同修が私と交流した後、いいと思うのは、その観念で認識しているからいいと思うので、その観念から飛び出して、やっと正しく認識できると分かりました。そして、再びこの問題を見ると、他人を笑わせる代わりに、他人を侮辱し、そして、みんなから注目され、自分を顕示しようとしていたことに気づきました。その目的は変異的なもので、執着すればするほど癖になり、乱暴に言わないと、いたずらしないと逆につまらないと感じてしまいます。時に他人が苦しんでいる様子までも、面白可笑しく思ってしまいます。自分を楽しませるこの心が、利己的で、善ではありません。これに気づき、この心を書き出して、暴露し、根こそぎ取り除けるようにしていきたいと思います。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/2/2/323068.html)
 
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