「天書・轉法輪」が養蚕農家のわが家にやって来た
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文/中国・遼寧省の大法弟子

 【明慧日本2016年2月29日】私は農家の生まれで、毎日朝早くから夜遅くまで、両親と一緒に農作業を行い、家計が少しでも楽になるようにと思って頑張っています。

 ある日、私は一冊の『轉法輪』を頂き、それを読むと人は良い人になるべきで、どうすれば良い人になれるかが分かりました。また、人が常に「真・善・忍」を持って自分を律し、他人と争わず、どんな時も他人を優先し、考えるべきだということが分かってきました。

 わが家は蚕を飼い生計を立てている養蚕農家です。春蚕も秋蚕も時間的制限が強く、孵(まゆ)になってからの数日以内に、蚕の幼虫を捕獲しないと普段の苦労が無駄になってしまいます。ある年の秋、幼虫の捕獲の時期になっても家族が農業で忙しく手が空かないので、私は数名の助っ人を雇いました。翌日、私は彼らを連れて仕事をしに山を登りました。その時、ある人が助っ人を雇うことができず、焦りながら私に「同じ賃金を出すので、一日だけ先に、助っ人の人達にこちらの仕事をしてもらえないか?」と相談にやってきました。私の家の蚕の幼虫が、床一杯に走っているのを見て焦りを感じ、どうしようかと悩みました。しかし、法輪大法を学ぶ自分は、師父のお教えに従うべきだと思い、彼の要求に同意しました。自分の家の仕事に少しぐらいの損失が出ても構わないと考えました。

 助っ人たちは私の決断を理解できず、話が違うと怒っていました。しかし私は気にせず、少しも後悔しませんでした。その後、このことを知った村民たちは「某某の事は知っていますか? 彼は法輪功を学んでから、他人に便宜を図るために自分の事を後回しにしましたよ。今のこのご時勢に、誰がそんなことができるでしょうか? 法輪功の教えはすごいものですね」と言いました。

 秋になって、山の麓(ふもと)の我が家の木々に蚕がいっぱいつきました。羨ましくなった村民たちは、木に登って蚕を取りましたが、私は気に留めませんでした。その年は繭(まゆ)がたくさんたくさん取れ、6万元の収入を得ることができました。私はそのお金で農業用トラクターを購入しました。

 去年の春、私は山で蚕を飼う場所を使用料を払って借りました。しかし、繭ができる直前に、近くでハシバミを栽培している農家が、ハシバミの実が虫害に遭うのを恐れて農薬を散布しました。その農薬がかかった周辺の蚕がほとんど死んでしまいました。春蚕は非常にいい値がつき高く売れます。そこで数人の養蚕家がハシバミの栽培者に対して裁判を起こし、損害賠償を求めました。結果、彼らは和解し、養蚕家達は賠償金をもらいましたが、損失のもっとも大きかった私は、賠償を求めませんでした。

 ハシバミの栽培者は私を訪ね、いくらの賠償金を払ったらいいのかと聞いてきました。「私は法輪功修煉者です。あなたは故意にそのようなことをしたわけではないので、賠償しなくてもいいです」と言いました。思いもよらないことを聞いた栽培者は、このことを周辺に広く知らせました。多くの人はどういうことかと聞いてきました。皆が私からその訳を聞いて「法輪功を学んでいる人は、本当に良い人ですね!」と口々に褒め、感心しました。

 大法が私の全てを変えてくれました。わが一家は師尊と大法に感謝しています!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/2/5/323445.html )
 
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