文/中国 黒竜江省の大法弟子
【明慧日本2016年10月17日】ある日、私は親戚に法輪功迫害の真相を二言三言で伝えると、彼は中国共産党の党員そして、関連組織の青年団、少年先鋒隊から脱退することに同意してくれました。そのため、私はさらに詳しく真相を伝えませんでした。
しかし、王立軍、薄煕来事件の後、彼は中国共産党が悪人を取締っているのを見て、「偉大、光栄、正確」であるだと思い(訳注:中国共産党は自らの正当性を宣伝するときによく使う表現)、私に「私はやはり中国共産党の党員です。中国共産党を信じます」と話しました。中国共産党の邪霊はあらゆる隙に付け入るので、すぐその人にもう一度邪霊の印をつけます。本当に悲しいことです! しかし、これは私が当時しっかり法輪功の真相を伝えなかったからで、彼はまだ本当に真相が分かっていなかったからです。彼は心の奥底から真に分かっていなかったので、考え方が変わっていなかったのです。これは痛い教訓です。
師父は「どのようにすればいいのですか? 皆さんが彼らを救い済度する必要があります。正の理や法から説明し、なぜ迫害されているのかを説明する必要があり、人間に正念が生じれば、神はこれこそ人を救うことだと認めるのです」[1]と教えてくださいました。私たちは今後真相を伝えるとき、脱退の数字ばかりに拘ったりせず、真相を伝える内容や相手の反応、理解力など、真相を伝える過程を必ず重視すべきです。また脱退そのものを目的とせず、法輪功の基本的な真相をしっかりと伝えることを基点とし、人々の心の底から法輪功とは何か、中国共産党とは何か、なぜ法輪功を迫害するのかという基本的なことから伝え、人々が本来持っている善良な本性を呼び覚ましてから初めて救い済度されます。
街を歩きながら人々を救い、二言三言で詳しく真相を伝えことは難しく、脱退させるのが目的となる場合が多いです。このようなやり方ではしっかりと真相を伝えることができず、言い換えれば、人々はただ災いから逃れるために脱退し、本当は救われていません。心の奥底からの正念が呼び起こされないため、生命本来の本性が出てきていません。私は異なる人にはそれぞれ異なった伝え方が必要で、基本的な真相は十分に伝え、その人の善良な本性が蘇ってから初めて救い済度できると思います。
注:
[1] 李洪志師父の経文:「二〇一六年ニューヨーク法会での説法」