法輪大法は受刑者を良い人に変えた
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2016年11月9日】2004年のはじめ、私は同修と相談して真相を伝える範囲を広げることにしました。真相を聞くことができない辺鄙で遠い山地の人にも真相を知らせたいという思いからでした。私たち一行は3人で大量の法輪功の資料を持って遠く離れた地区に配布しました。深い山奥で、真相が知れ渡っていないため、真相を知らない人に密告され、不当に連行され当地の留置場に入れられました。その中で警官に毒薬を注射され、鼻が青黒くなって顔が腫れ上がりました。しかし恨む気持ちはありませんでした。ただ彼らが真相を知らないことをとても可哀想に思いました。5日たった時、私たちが家へ帰れるようにとある人が私たちに代わって要求してくれましたが、予想外に私たちは本地の留置場へ移送されることになりました。

 一、善念が出て悪い環境が変わった

 留置場の中は4人いました。3人は殺人犯、1人は窃盗で捕まった人でした。彼らは粗暴で凶悪でした。私たちはその中で断食して迫害に抗議しました。4日経ったとき、身体が弱り四肢の力がなくなりました。警官は受刑者を利用して私たちを迫害し始めました。叩いたり罵ったり、室内の雑役をすべて私たちにやらせました。「法輪功を煉る人はこのようになってしまった。去年似たようなが3人いて、食べることも、飲むこともできず、言葉も話せなくなって、まるで死んだようにベットに横になって本当に厄介だった」と話していました。彼らの話を聞いて心が揺れました。私たちは法を実証しなければならず、真相を伝えて彼らを救わないといけないのです! 私たちは身の回りの真相を知らない世人に本来の大法の素晴らしさを現わすべきです。ここまで考えて3人は絶食をやめて彼らに真相を伝えようと相談しました。

 当時私たちが真相を伝える時の態度はとても良く、彼らはみな聞きたがりました。毎日私を囲んで話してほしいと求めました。そこで彼女たちに法の中で受益した経験を話し、人間になった本当の目的を話し、良い人と悪い人の結果を話し、善悪には報いがあり、天理であることを話しました。また同修の修煉物語や、なぜ私たちがこのように出てきて真相資料を配るのか等、善の心をもって彼らに話しました。次第に彼らとの間隔がなくなり、親しい関係になることができました。私たちの悪い環境も次第に変わって良くなっていきました。このようにして私たちは自由に学法煉功が出来る環境を手に入れました。彼らも大法の光の中で日一日と変化していきました。同修が『洪吟』を暗唱している時、私は『洪吟』をすぐ紙に書いて彼らに回わして見るようにと言いました。彩云(仮名)という女の子はいつもこっそり暗唱していました。それから警官が盗聴器のスピーカーから意外な事を言いました。「あなた達も法輪功学習者を見習ってください。あの人たちは本当に良いのに、あなた達ときたら・・・・」

 ある日警官が彩云に「あなたはいくつ大法を暗唱したのか?」(洪吟の事を指して言っている)と聞きました。彩云は「七つです」と答えました。彼女は一つ一つを暗唱して警官に聞かせました。警官は「続けて暗唱して。あなたは良く法輪功を学んでね」と言いました。小さいころから犯罪を重ねてきた彩云はうなづきました。それから彼女は私に「おばさんはどこに住んでるの? 帰ったらおばさんを探すから私に法輪功を教えてね」と言いました。

 二、目覚めたら美しく変わった

 何人かの受刑者たちは不思議そうに「あなた達がきてから、いっきに数十人がきました。ある人が犯した間違いは本当に取るに足らない小さなもので、真相を聞いて理解したらすぐに釈放されます」と言いました。それは真相を聞きに来たからだと彼女たちにどうしてわかるでしょうか?

 その中に県城から百里ほど離れた町に住んでいる37歳の人がいました。紙銭を焼くお祭りで不注意で山を燃やしてしまい捕まったのでした。彼女が言うには「公安局へ1千元を支払えば釈放されるそうですが、夫の稼ぎでは難しく、子供はまだ学校に通っていて、家にお金がなかったためにここへ送られたのです」と言いました。この人はとても真面目で善良そうに見えました。しかし私が真相を伝えると聞き入れず、信じませんでした。これは共産党の虚言に騙されてこのようになっているとわかっていました。夜、彼女は私と一緒の所で寝ることになりました。私たち4人は横に敷布団を並べ、掛け布団は二つしかなく幅がとても狭いため、4人でくっついてやっと寒さを凌ぎました。朝起きて顔を洗うとき、彼女が嬉しそうに言いました。「私の長年の頭痛がここで一晩過ごしただけでどうして良くなったのかしら?」

 部屋の中の人は彼女のほうを見て驚きました。昨日来た時は、頬に赤い吹き出物が多く出来ていたのに、どうして無くなっているのでしょう? 部屋の中の人が皆私に目を向けて「彼女とあなたが一つの掛け布団で一緒に寝たから一晩で綺麗に変わったのよ。頭も痛くなくなって、大法は本当に神秘的ね!」と言いました。

 彼女は大法の不思議を目の当たりにして、真相を受け入れることが出来ました。大法弟子の善良さを見ると同時に、党文化の教育によって作り出された人心と貪婪をも見ました。彼女は「お姉さん、私はあなたの言う事が本当のことだと信じます」と言いました。7日後彼女は釈放されました。出発の前私の手を握り、家の住所を教えて、私が出た後彼女の家を訪れて欲しいと言いました。私は彼女に「これから別の大法弟子に出会ったとき真相を伝えたら必ず聞いてね」と彼女に言い聞かせました。彼女は微笑んでうなずき、別れを惜しみながら帰って行きました。

 三、「お姉さん、あなたは本当に素晴らしい。帰ってから私も法輪功を学びます!」

 それから25歳前後の女の子が来ました。住んでいるのは県城で、結婚のトラブルで男性から訴えられたそうです。すべて共産党の党文化の影響を受けており、人の道徳観念が失われために引き起こされたことです。私たちの監視室の中はとても人が多く、用を足すための一つの大きなポリバケツが部屋の中にあって毎日一度だけ流します。彼女の当番が来ると気持ちが悪いと吐いてしまっていました。私は彼女のこのような姿を見るのを忍びなく毎回彼女を手伝って流しました。

 その時の私の身体はとても弱っていました。断食をしなくなってから胃に問題が現れたのです。少しでも食べると痛くてたまらず食事が喉を通らなくなり、吐血と胆汁を吐きました。身体は立つこともとても困難になりましたが、依然として彼女の当番を手伝いました。彼女は感動して涙を流しながら「お姉さん、あなたは本当に良い人です。とてもあなたに感謝しています」と言いました。私は「これは私が大法を修煉したことによって出来たことなのです」と言いました。彼女は「帰ってから私も法輪功を学びます」と言いました。

 四、「私がもっと早く法輪功に出会っていたら、人を殺すことなどしなかった」

 月娥(仮名)という名前の殺人犯は、最初私にとても凶悪でした。なぜなら彼女は自分がもう何日も生きられないと思っていたからでした。そのためはばかることなく喧嘩をして、手をあげていました。私たちが真相を伝えてから彼女は大きく変わりました。

 2004年3月8日、留置場の中で各自5袋のインスタントラーメンが配給されました。刑務所の中の食べ物はすべて雑穀ばかりで月娥は胃病があって雑穀が喉を通りませんでした。彼女は2回食事しませんでした。彼女は涙を流しながら「家の中のお金は自分が全て使ってしまい、家族は私に食べ物を送ることは出来ない」と言いました。私と3人の同修は可哀そうに思い、インスタントラーメンをすべて彼女にあげました。その時彼女はとても感動して私たちを抱きながら大声で泣きだしました。殴り合いの喧嘩をしていた彼女を見ていた他の人は飛び上がるほど驚きました。彼女は泣きながら「法輪大法は素晴らしい、法輪功のお姉さんは素晴らしい、法輪功万歳!」と叫びました。

 それから彼女は歌を歌いました。「大法と大法弟子を称賛します」と言い、暇があれば口ずさんでいました。ある時公安局が彼女に「どうして人を殺したのか?」と聞いたとき、彼女は「私がもっと早く法輪功に出会っていたら殺人などしませんでした」と答えました。彼女は真相を理解したことによって福報がやって来ました。量刑は死刑から猶予付き死刑になり、それからまた彼女に下った判決は15年になったのです。

 以上は私が経験した事です。法輪大法は本当に人を良い人に変えることが出来ます。もし人々が皆真・善・忍に従って行うことが出来たなら、中国は必ず平和で繁栄するでしょう。善良な郷里の皆さん、親愛なる兄弟姉妹の皆さん、法輪功を理解しましょう。早く大法の真相を知ってください。1日も早く共産党による嘘と虚言の宣伝をはっきりと認識し、是非をはっきり見分けて、善悪と良いこと悪いことをはっきり認識し、自分と家族に一筋の光り輝く美しく素晴らしい未来の道を選択しましょう。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/10/13/335349.html)
 
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