中国人留学生との問答から考えたこと
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文╱海外の大法弟子

 【明慧日本2016年11月22日】今年9月、中国の首相がカナダを訪問した際、同修達が掲げた横断幕は、中国大使館に騙されてきた中国人留学生に巨大な赤い旗で悪意に遮られた場面がありました。1人の同修は迫害を停止する訴えを妨害しないようにと彼らに善意に忠告しましたが、一部の留学生は同修に問いただしました。その質問(粗筋)は以下です。

 中国人留学生:あなたは迫害を見たことがありますか?

 同修:迫害がなければ、私たちはここに来ることはありません。

 質問:私たちはなぜ知らないのですか?

 答え:中国共産党は迫害の犯罪行為を覆い隠しています。

 質問:まさか迫害があるなんて、信じられません。

 答え:目の前の横断幕を掲げている女性は中国で労働教養の迫害を受けました。

 質問:誰があなたの言うことを信じますか!? 生体臓器狩りはあなた達が捏造した虚言です!

 答え:証人がいます。調査報告もありますから。

 彼らを責めてはいけないと私は思いました。この若者達の多くは90年代生まれで、実は80年代生まれの人もそうですが、迫害が始まった時、彼らはまだ子供で、小さい時から、中国共産党による法輪功を誹謗中傷する宣伝を受け、真相は彼らの頭にまったく入っていませんでした。

 他の同修も真相を伝える時、恐らく同じ質問されたことがあると思います。中国の人々に真相を伝え、彼らを救い済度する難しさはまさにここにあるのではないでしょうか。迫害が発生したばかりの時、海外の大法弟子は迫害を暴く気持ちが強く、一部の同修は人の集まる場所にテレビを持ち込み、迫害の真相ビデオを流し、更に多くの同修は街頭、広場、集会場に出て、一連の生々しく、痛ましい迫害の写真を載せた看板を使って、世間の人に中国で起きた血生臭い弾圧を訴えました。法輪功が迫害されている写真は数え切れないほどの通行人に衝撃を与え、多くの人は驚いた表情で看板の前に立ち止まり、涙を流しました。また、多くの記者は自分のプレスカードを見せて、真相を知らせてくれた事に感謝しました。当時署名を集めることはとてもしやすく、迫害の看板を見れば、多くの人は進んで署名をし、私達の迫害停止の訴えを支持してくれました。

 今回、中国の首相がカナダを訪問する際、私達が出した横断幕の主な内容は「江沢民を法律に従って処罰せよ」 「法輪大法は素晴らしい」 「法輪功への迫害を停止せよ」で、それらは私達が訴える主なメッセージでした。しかし、どうして江沢民を法律に従って処罰しなければならないか、江沢民集団はどのように法輪功を迫害したか、また、残虐な迫害はどれほど凄まじいか、これらの事実の証拠を、私たちは世間の人に見せていません! 中国から出てきた同胞で、真相を知っている人は果たしてどのぐらいいるでしょうか? 一方、中国共産党の犯罪行為を覆い隠す方法は邪悪極まりないのです。

 世間の人々の良知と善意を呼び覚ますには、 写真も文章もある看板のほうが有効です。同修達が生命と血と涙で作り上げた真相は、善念のある世間の人々の心を打つのです。文字だけでは十分な効果を果たせません。明慧ネットの写真サイトには数千枚の迫害写真があり、それらは全部私達が人を救う時に活用すべきものです。

 もし世界各地の観光スポットでそれぞれ異なる迫害の写真を使えば、中国の同胞達に迫害の規模の大きさ、被害の深刻さを知ってもらうことができ、共産党の残忍性を認識してもらうことができれば、彼らはきっと共産党を見捨て、自分の素晴らしい未来を選択することができるでしょう。

 正しくない所があれば、同修達の慈悲なるご叱正をお願いします。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/11/15/337668.html)
 
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