同修を救出する過程で昇華する
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 文╱中国の大法弟子

 【明慧日本2016年12月14日】師父は以下のように説かれました。「実は大法弟子として、こういう時、念が正しければ、修煉のこと、責任のこと、しっかり行うべきことを考えれば、不完全だと思っている部分を黙々と補うべきです。これこそ大法弟子が行うべきことです」[1] 師父のこの法を何回暗唱したか分かりません。しかし、トラブルに遭遇すれば、師父のこの法をなぜか思い出さず、やはり他人はどうのこうの、自分はどうのこうのとつい不平不満をこぼしていました。

 今年に入って、地元では一部の同修がいろんな形で絶えず妨害され、その中、私達の集団学法する場所の持ち主の同修が同僚に騙され、610弁公室の人に不当に洗脳班に連行されました。集団学法の場所がなくなり、私も含めた同修達は最初、誰もが内に向けて探すことが出来ず、交流の中でお互いに非難し合い、他の人が悪いから同修Aさんの修煉状態に影響を与え、全体の漏れをもたらしたと誰でもそう考えていました。実は、トラブルの背後には、旧勢力が私達の執着の隙きを利用して、大法弟子のやるべきことを妨害し、同修の救出に困難をもたらすように撹乱していました。

 その後、集団学法の場所を同修Bさんの家に移し、皆はAさんを救出することについて、それぞれの長所を活かし、全体の力を形成するようにと交流しました。一方で、同修Cさんは集団学法が再開したことを知り「それより、何が原因で起きたかをまずはっきりさせ、同時に時間を切り詰めて真相を話し、先にAさんを救出すべきだ」と不満をこぼしました。お互いに非難し合った状況とCさんが言ったことを振り返って考えれば、この対立がますます大きくなったと感じました。しかし、大法弟子はトラブルに遭えば、まず自分を探すべきです! 探して見れば、自分にも同修に対する不平不満の心があることに気づきました。そこで、私は強大な正念を発して不平不安の心を一掃し、自分を探しながら自分の心を整理しました。同時に師父が私に自分を整理する機会を与えてくださったことに感謝しました。

 大法弟子は問題に遭えば、自分を探して、他の同修を非難せず、お互いに円容してはじめて全体が形成出来るのです。不平不安の心を一掃してから、集団学法の場所で同修達もお互いに非難することからお互いに理解することになり、不平をこぼすことから寛容するように変わりました。そして、それぞれ自分の衆生を救い済度する使命を果たすようになりました。私は再び師父がおっしゃった「修煉者にとって内に向けて探すことは最も有効な方法です」[2]の法理を体得しました。同修の間にトラブルが起きた場合、修煉者は100%、自分を探すべきです。私は自分が法を学んでも心に留めず、問題に遭えば法に照らし合わせていないことに気づきました! これらを直ちに正さなければならないと思いました。

 迫害が起きた後、Aさんの夫は彼女と離婚し、息子さんも地方で勉強しているため、地元に直系の親族がいないことで、直接人を取り戻すには困難をもたらしました。そこで、私達は真相のチラシと真相シールを作り、Aさんが住む団地と彼女の仕事場の近くで配布したり、貼ったりして、騙されている世間の人に大法と大法弟子を正しく理解してもらうように努め、また同修の空間をできるだけ早く正すようにしました。同時に、江沢民集団の犯罪行為を暴露し、もっと多くの人々にこの件に対して態度を表明することにより救い済度されるようにと願い、考え得る手を尽くして「人を救う」行動をとりました。

 私達はAさんが連行された事実を整理し告発状を書いて、中央規律検査委員会と省、市、区の陳情事務室に郵送し、さらにAさんの仕事場、住民委員会などにも郵送しました。その中では「610弁公室」が江沢民に追随して信仰を迫害することを告発し、「610弁公室」に協力する各派出所の警官および地元の住民委員会主任達を告発し、法制教育学校が「法制教育」の表札を掲げて、本質的に法輪功学習者の洗脳班であること、学習者を留置し、自白を強要し、洗脳し、労働教養を科すことを一体化して、学習者を精神的にも、肉体的にも二重に、あまりにも酷い苦痛の境地に陥れていること、さらに連行や長期間に不当な拘禁をし、洗脳し、強制的に「転向」させるなどの行為は、憲法に違反し、法律に違反し、明らかな犯罪行為であることを告発しました。

 この告発状に着手した時、私は意識が朦朧(もうろう)として、頭が裂けるほど痛くなりました。しかし、人を救うことの緊急性を思うと、どんなに困難があっても私は必ず克服して、この手紙をしっかり書かなければならないと思いました。私は送り先の住所を書いて、切手を貼り告発状を郵送しました。その時、私には「行うべきことをしっかり行えば、当然の結果につながる」との一念しかありませんでした。私は全力を尽くしてこの事を完成した時、ポストに投函したその瞬間、体がとても軽くなりました。他の空間に潜んでいる黒い手、卑しい鬼などは師父の強大な神通力によって一掃されたと感じました。

 その後、私は告発状に地元の他の同修が迫害された内容を加え、娘に修正してもらい、地元の告発状の原版として、周りの同修にも郵送するようにと励まし、全体を動かしました。積極的に邪悪を暴露することによって、悪い勢力が隠れる場所を一掃しました。

 同修を救出することはただ人を救出するだけではなく、それは全体を向上させ、衆生を救い済度するとても大きな役割を担いました。私達の構想がさらに広がり、容量がさらに大きくなる時、宇宙の正の神たちも私達を助けてくださり、もっと多くの衆正を救えるように、この事がもっともっと意義があるようにと「悪いこと」を「良いこと」に大転換してくださいました。

 原稿を完成する前日、嬉しいことに、同修のAさんが無事に帰って来ました。再び師尊の慈悲なるご加護に感謝致します! 数日前、私は洗濯物を干した時、ハンガーにたくさんの優雲華(うどんげ・三千年に一度花をつける想像上の吉兆の花)が咲いているのを見ました。師父は弟子にさらに精進して着実に修め、早く郷里に戻れるように励ましてくださっています! 今、我が家は師父の佛光の中に浸っています。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『各地での説法十』「更なる精進を」
 [2] 李洪志師父の著作:『各地での説法九』「二〇〇九年ワシントンDC国際法会での説法」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/12/6/338561.html)
 
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