生活の中で着実に修める
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文╱中国の大法弟子 金宝

 明慧日本2017年2月5日】私は1997年に法輪大法の修煉の道を歩み始めました。毎回難関に遇った時、修煉の道を正しく歩めるように、必ず師父からご指摘、ご加護をいただきました。どの時期にどのような同修と知り合い、その同修はどのような性格で、どのような特徴を持っているかまで、今から振り返って考えればすべて偶然ではなく、すべて師父が順序よく、細心に安排されたと分かりました。その中にどれだけ師父の心血を注がれたか分かりません。師父の慈悲と御恩に感謝いたします。

 一、師父の励ましによって神の奇跡が現れる

 1999年から2003年の間に、各方面からの圧力が重く、至る所で魔難に耐え、日々は綱渡りをしているような感じでした。

 師父は私を励まされ、正念を加持されました。法を学ぶ時『轉法輪』の師父のお写真の頭部の周りに幅3センチほどの黄金の光が放射しているのを見せてくださり、経文の文字が黄金色に変化したのも見せてくださいました。その上、毎日びくびくしていた高齢の母(常人)にも黄金の文字を見せてくださいました。母は思わず合掌してお辞儀をしながら、しきりに「これは黄金の文字ではないか、黄金の文字ではないか」とつぶやきました。その後、私はいつも師父が『轉法輪』の中でおっしゃった神秘的な現象や法輪などを見ることが出来、そしてそのすべては昼間に肉眼で見えました。

 長年、師父のご加護のお陰で、私は警察や職場から受けたあらゆる邪悪の妨害に耐えることが出来、決して邪悪に協力せず、ついにそれらを乗り越えることができました。ここまで書いて、当時の事を思うと、自分の感情を抑えきれず涙をあふれました。

 二、大法を修煉して、知恵が増す

 パソコンについてさっぱり分らず、マウスでさえうまく使えない私は、2008年から小さい資料拠点を作り、次々とOSの取り付け方、ネットからの資料のダウンロードの仕方、印刷方法、DVDの書き込み方、シールの作り方、真相紙幣の作り方、祝賀カードの作り方等などを覚え、法を実証し、人を救う中で同修の資料提供に大いに力を発揮することが出来ました。

 普段、私は「天地を行く」の中のプリンターに関する資料をすべて収集して、専門知識を増やし、2008年9月から現在まで、私のプリンターは1回しか入れ替えておらず、昨年、同修の L-270/EPSONを私の230エプソンと取り替えただけでした。2010年、さらにキヤノン4980型を新しく買い足しをして、今も使っています。機械の修理、メンテナンスはすべて自ら行い、どうしても駄目なら、パソコンの修理屋に頼みます。数年来、技術担当の同修に迷惑をかけたことはありません。私と法器(器械)との関係はますますスムーズになり、同修への資料の供給にほとんど影響したことはありません。

 この小さな資料拠点はもうすぐ8年になります。私は自ら資料を制作し、消耗品を購入し、自分の資金でやってきました。力の及ぶ限り、師父の要求通りに努力し、大きな災難が来る前、できる限り多くの人を救い済度することが私の最大の願いです。その中には、楽しみもあれば、困難もありました。始めた当初、器械に故障が起きた場合、私は心配して泣き出し、ご飯を食べても味がせず、口には水ぶくれが出来、天井を見て悩み、心の中で師父にお願いしました。そうすると、なぜか頭に知恵が現れ、多くの難題を解決出来ました。本当に師父がおっしゃった「修は己にありて、功は師にあり」[1]その通りでした。

 振り返って考えると、自分の修煉はすべて師父の順序のよいご按排とご加護の下で行って来たことが分かります。最初、私はパソコンやプリンターに自信がなく、「出来るかしら」と躊躇しました。師父は同修の口を借りて私を棒喝し、甚だしきに至ってはとても耳障りな言葉で私を刺激して、無理にでも私を上へ引っ張られ、成長させ、高めてくださいました。

 三、生活の中で着実に修める

 師父は「さらに皆さんに教えますと、実際には、皆さんの以前の本性は、自らのため、私のためを根本としたものだったのですが、今後、何かをするときには、まず他の人のことを配慮して無私無我で、なおかつ他人を先に、自分をあとにするという正覚にまで修め遂げなければならないのです。それゆえに皆さんは、今後何かを行ない、何かを口にするときにも、ほかの人のため、ひいては後世の人のために考えなければなりません! 大法が永遠に変らないようにするために考えなければならないのです!」[2]と説かれました。

 1、互いに協力して、三つのことをしっかりと行う

 いくつかの人を救うのに必要な技術は、すべて師父が与えてくださったのです。「自分は何者でもない、修煉の中で同修と協力して三つのことをしっかり行うために、師父が按排してくださった」ことを、しっかり心に刻みました。

 一度、真相を伝える時、2008年に修煉を始めたある石家荘の同修に出会いました。彼女は北京で孫の世話をしていました。彼女は1冊の『轉法輪』しか持っておらず、北京で知り合いもいませんでした。

 彼女の同意を得て、私は彼女に電子書籍と二つのメモリカードを買いました。一つのメモリカードに師父のすべての説法を保存し、もう一つには週刊と同修の交流文を保存してあげました。そして、定期的に彼女に週刊と同修の交流文を届け、さらに、彼女が必要とした真相資料、ネット封鎖を破って制作したDVD、小冊子、お守り等も提供しました。彼女は毎週十数人から20人ほどの人を三退をさせることが出来ました。私達の協力はずっと彼女が石家荘に戻るまで続きました。

 また一度、真相を伝えた時、ある北京の同修に出会いました。お互いに励まし合った結果、彼女はパソコンを購入することに同意しました。私達は一緒にパソコンを買いに行き、OSを取り付けた後、彼女に明慧ネットへのアクセス方法、週刊やmp3の交流内容などのダウンロードの方法を教えました。彼女が単独で作業が出来るまで教えました。

 時には、プリンターが壊れて、パソコンの修理屋すら修理してくれず、新しいものを買いなさいと勧められました。しかし、師父から知恵をいただき、私は自分で修理を試みると、なかなか出来栄えがよかったのです。こうして、自分で修理することは便利なだけでなく、同修たちにも益をもたらしました。一度、同修のプリンターが故障して、パソコンの修理屋は修理してくれず(キヤノン4980はとても使いやすく、メーカーはすでにこのタイプのプリンターを生産していないため)、私は彼女にアドバイスしました。結局彼女は120元で部品一つと長さ3センチのマスキングテープを購入し、それを取り替えるだけでプリンターは再び使えるようになりました。色が出ないことと紙を挟む問題は解決されました。

 ある日、真相を伝えた時、湖北省咸豊県から来た縁のある人に出会いました。彼女は北京に出張にきましたが、真相を知ってから、大法の修煉をしたい気持ちがとても強く、しかし、翌日お昼1時の電車で帰る予定でした。彼女は帰りの電車の切符を見せてくれました。私にくれた時間は半日しかありません。彼女の待ち望む眼差しを見て、そのまま諦めてはいけないと思い、ある小さなあずまやで、私は5セットの功法を簡単に、一通り彼女に演じて、まず大体のイメージを掴んでもらいました。翌日の待ち合わせ時間と場所を決め、携帯電話の番号を交換して別れました。家についたのはすでに午後1時半でした。食事をとる時間もなく、急いで師父の広州での説法DVD4枚、功法を教えるVCD1枚、真相DVD『私達が未来を教える』1枚の書き込みをして、表紙を貼り、さらに、煉功音楽と師父の広州での説法をUSBに保存しました。その後、バスに乗って同修の家に行って、1冊の文庫本の『轉法輪』を取り寄せ、古い「論語」を新しいものに入れ替えました。ようやくすべての資料を用意出来ました。その時はすでに夜の11時になりました。翌日、これらの資料を彼女に手渡した時、私はやっと胸を撫で下ろしました。そして、何度も彼女に「必ず現地の大法弟子を探してください。皆は私と同じようにあなたを助けてくれるから」と言いました。彼女はとても感動して、再三にお金を払うと言いましたが、私は断りました。私は「佛法はお金で取り替えられるものではありません。あなたに修煉したい強い気持ちがあったから、私はこのように助けたのです」と言いました。

 もし私がこれらの技術を身につけていなければ、このような短い間に、縁のある人の需要を満足させることは出来なかったはずです。このような事によく出会いました。すべて師父のご按排でした。

 2、小さな事でも、自分が修煉者であることを意識する

 私はもうすぐ70歳になります。修煉してから19年間、薬を1錠も飲んだことはありませんし、体力もまずまず、同年代の人よりも若く見え、バスに乗る時、よく人に席を譲ったりします。若い人が私に席を譲ってくれなければ、私の心はとても穏やかで、「年寄り」に見られていないと思いますし、時々、人に席を譲ると、私の行動に感心をする若い人もすぐに私に席を譲ってくれるのです。無意識に自分の行動は若い人に影響を与え、優しい気持ちを芽生えさせ、私の心は楽しいのです。

 1回、バスで戻る時、隣の年配の方が進んで私に話をして来て「またお会いしましたね。先程私達も同じバスだったのですよ。夫にあなたの事を言いました。あなたはほとんど座らず、ずっと人に席を譲っていましたね。あなたにはきっと信仰心があるのでしょう?」と言いました。これは師父が按排してくださった縁のある人だと思い、すぐに三退と大法の真相を話しました。夫婦は真相を受け入れて、三退に賛成してくれました。1人は共産党員で、もう1人は共産主義青年団員でした。奥さんは中央付属病院の元医師でした。

 桃を買う時、桃を一つ落としました。私はそれを拾って袋に入れて計ってもらって、買うことにしました。店主は私の人柄は人と違うと感じてくれました。

 家を内装して、蛇口などを購入した時、店主が40元少なく受け取ったので、私は彼女にお金を返しに行きました。彼女は、「今の世の中、こんな良い人がいるかしら」と、とても驚きました。そして、彼女の店員にもこの事を伝えました。

 私達が無意識でやっている小さな事も常人は見ています。それによって、かれらが救われるかもしれません。大法弟子の言動はとても重要だと思いました。このような事はたくさんありますが、ここではいちいち述べないよう事にします。

 3、世間の人に怨恨心を持たない

 私は夫と1997年に法輪大法を修煉し始めました。1999年に江沢民集団は大法と大法弟子に対して、虚言を繰り返し、誹謗中傷し、狂気のように迫害しました。職場の一部の人は昇進のため、お金のため、また自分のポストを守るため、大法弟子に対する迫害に加担しました。

 私は仕事が影響され、経済的にも被害を受け、人格も名誉も壊されました。そして、警察に妨害され、連行され、家族もいつもびくびくしてとても心配していました。当時職場の同僚も私と付き合う事を恐れ、私の不幸を喜ぶ人もいました。1人の上司ははっきりと「あなたは実に馬鹿だね!」と言いました。

 十数年が経ちました。迫害は私達の信仰を少しも変える事ができず、私達の修煉の意志を揺るがす事ができませんでした。そして、師父の浩蕩たる佛恩をより感じて、師父の法に対するさらなる理解が得られました。「真・善・忍」の法理の下で、私は騙された生命、私たちを迫害する人に怨みを持たず、彼らを救おうとしました。今、私の同僚たち、上司から一般の職員まで、3分の2はすでに共産党、青年団、少年先鋒隊から退きました。また、当時私を迫害した1人の幹部は2014年に修煉を始めました。私達はずっと連絡を取りあって、師父の説法を全部彼女に渡し、最近彼女に『明慧週刊』も渡し始めました。彼女は心身ともに変化が大きく、今1時間両足を組んで座禅することもできます。

 今、私に会えば、同僚たちは「あなたは穏やかでいいですね」という人、「今、こんなに元気な人はあなただけですよ」という人、「大きな災難を乗り越えれば必ず大きな福がありますよ」という人も、また「やはり健康が第一ですね」という人もいます。

 しかし、どの角度から見ても、彼らはやはり人間の次元で大法の素晴らしさを理解しています。しかし、私達は佛法修煉者です。それは修煉しない人が絶対に体得出来ないものです。それは人間のどんな賞賛の言葉でも表現出来ないものです。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
 [2] 李洪志師父の経文:『精進要旨』「佛性に漏れなし」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/1/27/340636.html )
 
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