正々堂々と大法を実証する
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文/ 中国の大法弟子

 【明慧日本2017年2月16日】私は今年83歳で、2年半ずっと本だけを読みました。同修の助けの下で、この修煉体験を書くことになりました。

 幸運にも大法を得る

 私は1995年に大法の修煉を始めました。母親の影響により、小さい頃から神佛を信じていました。修煉する前、重い喘息、肺の病、高脂血症、婦人病を患っていました。喘息はほとんど毎月おきていました。重い時は血も吐きました。肺の病が起きたときは呼吸も困難で、動悸で息が短く、血液の粘稠度は5度でした。毎年少なくとも2回は入院し、刺激の強い漢方薬を服用しましたが、好転の兆しが見えませんでした。あの時の苦痛は言葉では言い表すことができません。

 このような重い病があっても、私はまだタバコとお酒をやめませんでした。タバコの害はとても大きいものでした。ある人が「慢性病は気功を煉すると治る」と言いました。それで私は気功を学び始めました。一度に四つの気功を習い、この功がだめだと思ったら、他の功に変えたりしていました。しかしどれも効き目はありませんでした。その時の私は気功は修煉するものだということを全く知りませんでした。また修煉には不二法門があることも知りませんでした。一心に病が治るように、どんな功も練りました。

 1995年3月のある日、私はしょんぼりしながら家の付近を歩いていると、胸が塞がって息が短くなって力が無くなりました。市の老干部局の門前にたどり着くと、ある人が大きな声で 「老干部局の会議室で気功の講演会がある」と話しているのが聞こえました。私は「何の気功だろう? 私はすでに3種類もの気功を練っているのにまだ治ってない!」と思いました。しかしやはり聞いてみたいと思って会議室に入ることにしました。講演会はすでに始まっていました。スタッフは私にちょうど一つの座席が残っていると言いました。座ってふと見ると、師父は黒い髪の若い男性でした。心の中で、こんなに若くて師父が務まるのか? と思いました。

 少しして師父は 「皆さん立ってください! 今からあなたの病のあるところを思い浮かべてください。あの部位が良くないとか、その部位を思ってください。もし自分に病が無ければ、家にいる家族の病を思い浮かべてください」といわれました。当時私は自分の胸が息が出来なくて苦しい事を思い浮かべました。思ったあとすぐに、師父が手を一振りされたあと、私は息が楽になったのを感じました。とても気持ちが良かったのです。引き続いて胸部から外に向かって冷たい気が吹き出すのを感じました。服を触ってみると、服の上からも外に向かって冷たい気が出るのを感じました。服はすべて冷たく感じました。身体の冷たい気が出るのは数日続きました。私はとても不思議に感じて、他の人にも私の服を触らせました。

 私は法輪功煉功を探し当て、煉功を始めました。3、4日後、私の咳の回数が明らかに減って、血液の粘稠度も減少しました。身体のしびれる感覚もほとんど軽減されました。初めて煉功した日の夜、朝までぐっすり眠ることが出来ました。胸も苦しくなく、息も短くありませんでした。次の日の朝、起きた時とても爽やかな感じがしました。身体はいたるところ調子が良かったのです。今までこのような身体の軽さを感じたことはありませんでした。まもなく、私の病は完全に無くなり身体が軽くなって、薬さえも捨ててしまいました。

 当時私は定年退職していましたが、まだ街頭で働いていました。タバコと酒の悪習慣から抜け出せず、名利のために駆けずり回っていたのです。煉功してからタバコの煙が匂うだけで気持ちが悪くなりました。お酒も飲めなくなりました。このように自然にタバコと酒をやめることが出来ました。

 少しして私は 『轉法輪』を手に入れることが出来ました。私はこの法は本当に素晴らしいと感じました。まさに私が探し求めていたものでした。1年後、私の家で学法グループを作りました。学法してから気功とは修煉するものなのだと知りました。あのとき私は非常に学法を重視していました。何かがあれば法を用いて判断しました。

 正々堂々と法を実証する

 師父は 「功法を修煉すること自体はそれほど難しくなく、次元を向上させること自体には、それほど難しいところはありません。人間の心を捨てられないから、難しいと言うのです。なぜなら現実の利益の真っただ中で、心を捨てることは至難だからです。利益がすぐここにある時、心をどうして捨てられるでしょうか? 難しいのは、実際その点にほかなりません」[1]と説かれました。私はこの段の法に対して深刻には考えていませんでしたが、ある時この部分を学んでいくと、大法を堅持する心が出てきて、一切の人心を放下しようと思いました。人間の事はすべてすぐに過ぎ去ってしまうはかないものです。一切は全てあっという間で長くは続かないのです。私は師父を信じ、法を信じます。最後まで修煉を堅持しようと思いました。

 この堅持する心があったので、迫害が発生した後の17年間、私はずっと正々堂々と大法弟子が法を実証することを行いました。

 1999年7月、私の家は大法の真相資料を管理する場所となりました。その時は大法の資料が多く必要とされ、毎週大量に資料が我が家に届けられました。それから学習者たちが次々に受け取りに来ます。一時期の間、資料を作る場所を探すことが出来ず、私は息子に真相を説明して、息子が真相を理解した後、息子の家に資料の制作場所を作ることを同意してもらいました。私はまた同修と共に大きな包みと小さな包みをかついで各学習者たちの家に届けました。毎日とても遠い道を往復して歩きました。

 あの時の邪悪はとても猖獗をきわめていました。師父がおっしゃった 「当時の状況を私は皆さんに言い表したことがありますが、草や木まで他の空間の邪悪生命に憑かれており、歩くときに枝にひっぱたかれ、草に足を取られる程でした。空気の中まで邪悪が充満していました」[2]のようでした。当地の同修も次々に逮捕されました。

 当時法を実証することばかりを考えていました。法の学習も少なくなり、知らず知らずのうちに恐怖心が湧いてきてしまいました。どのように恐怖心を取り除けばいいのでしょうか? どのように法を実証することをより良く行えるのでしょうか? どのようにすれば真の修煉者と言えるようになるのでしょうか? この問題がずっと私を困惑させました。私は時間を大事にして学法を始めました。

 ある一定期間、学法しても法理が見えませんでした。私は内に向かって探しました。自分には一体なにが足りないのか、最終的に探し出したのは、自分が学法していても心に入っていないということでした。私は学法する時の心持ちを変えました。同時に毎回学法する時、まずはじめに発正念をします。自分の学法を妨害するすべての邪悪の要素と妨害を取り除きました。だんだんと学法の時に心が静かになり、どの字も心に入りました。『轉法輪』以外にも、師父の各地の説法、『明慧週刊』など、時間があれば読みました。

 学法は私の正念を強めることが出来ました。法は私の幾つかの正しくない状態を正してくれました。ある時 『轉法輪』を学んでいると、師父が説かれた 「法輪大法には、間違った方向へずれることから学習者を守る力があります。どのように守るのでしょうか? あなたが真の修煉者であれば、われわれの法輪が守ってくれます。わたしは根を宇宙に下ろしているので、あなたを動かせる人がいれば、このわたしをも動かすことができることになり、はっきり言って、その人はこの宇宙を動かすことができることになります」[1]を悟ることが出来ました。必ず真に修煉する弟子になってやっと、師父は守る事が出来るのです。必ず師父のおっしゃった言葉を信じなければいけません。恐怖心を取り除き、生死を放下してやっと、邪悪に隙につけ入れられなくなり、正しく穏やかな法を実証する路を歩くことができるのです。

 十数年来、私の市では多くの同修が逮捕され迫害される事件が発生しました。ある時、近所の同修が不当に連行されたため、近所の別の同修が私を訪ねてきて言うには、真相資料をしばらく私の家で保管してほしいということでした。私は全く気にせずに同意しました。私の連れ合いは修煉していませんが、大法を支持しています。彼も何度も私を手伝って遠くに資料を届けてくれました。私の家でも何度か小規模な法会を開いて同修と切磋琢磨し、交流の場を提供しました。私はまた積極的に当地の不当に連行された同修を救うプロジェクトに参加しました。刑務所の近距離で発正念することも毎回全て参加しました。

 迫害が発生して17年来、私の家でずっと学法グループを続けています。たとえ当地の形勢がどんなに緊迫していても、私たちは正念正行で、学法グループを停止したことはなく続けました。家から出てこなかった同修も出てくるようになり、恐怖心が重かった同修も恐怖心を取り除くことが出来ました。

 2002年、私は1人で北京に行って法を実証しました。持って行った掛け軸を天安門にかけました。出発するときに私は4日で帰ると言いましたが、本当に4日で帰宅しました。2003年、私は人に面と向かって真相を伝えることを始めました。会話は上手には出来ませんでしたが、逢う人逢う人に話しかけ、少しずつ恐怖心を突破することが出来ました。一歩一歩と歩むほど路は平坦になりました。特に、三退を開始した時、私は1週間のうち少なくとも3日は出かけました。警官に遭遇しても話しました。多くの人は真相が分かってから、喜んで三退をしました。

 数年来、私は毎週一度、市の刑務所の近距離で発正念をしてきました。2013年、1人の同修が私の家にやって来て、私の住む近隣のオフィスの玄関の壁に邪悪な横断幕があると教えてくれました。その晩私はその場所に行ってそれをはがしてきました。

 2012年6月22日、真相を理解していない1人の常人によって通報されました。派出所の警官が私の家に来て騒ぎ立てました。大量の真相資料と大法の書籍を奪われ、ちょうど私の家にいた1人の同修と一緒に派出所に連行されました。私は怖くありませんでした。正々堂々と慈悲をもって警官に法輪功の真相を伝えて彼らを救おうとしました。数時間後、私たちは安全に家に帰ることができました。

 修煉して22年が経ちました。経験した出来事はとても多く、総じての体得は、師父のおっしゃる通りにすること、学法をよく行うこと、自分をよく修めること、恐怖心を取り除くことです。このようにして正法時期の大法弟子の修煉の路を正しく歩む事が出来るのです。

 正しくないところは同修による訂正をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』

 [2] 李洪志師父の著作:『各地の説法四』「二〇〇三年アトランタ法会での説法」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/12/3/338414.html )
 
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