文╱中国の大法弟子
【明慧日本2017年3月6日】師父は「強い正念であればあるほど、大きな威力があるのです」[1] また、「修は己にありて、功は師にあり」[2]と説かれています。大法弟子としては、法を信じる強い心があれば、師父は私達のためにすべてを按排してくださり、大法の威力も世間に強く現れてきます。迫害に反対し、衆生を救い済度する中、私が体験した数々の奇蹟は、師父が私達に説かれた法理は宇宙の真実であることを実証しました。
純粋に心を修めれば、人を救う効果が顕著になる
私は1996年法輪大法を修煉し始めた古い弟子です。以前、心を修めることが出来ず、人心を持って物事を行い、心性はなかなか向上しませんでした。面と向かって真相を伝えることに関しても、最初の頃、同修と一緒に週に2、3回しか行かず、市場で、道端で真相を伝えると、様々な人に出会い、罵る人、警察に通報しようとする人、時には尾行する人もいました。
闘争心、怨恨心、恐れる心などの人心の影響で、1日に5、6人にしか三退を勧めることが出来ず、手詰まり状態の私達はとても焦りました。師父は「大法徒は衆生が救われる唯一の希望」[3]と説かれました。自分がしっかり修めてはじめて衆生を救うことができることを身にしみて理解しました。法を学び、内に向けて探すことによって、心は次第に純正になり、喋り方も穏やかになり、世間の人々と言い争わなくなり、人を恨まなくなり、恐れる心がなくなり、私心も随分と修めてきました。世間の人々もだんだんと私達の慈悲を感じ取れるようになり、真相を聞きたがるようになりました。
週に2、3回から毎日出かけて人を救うように変更しました。お正月も祝日も休みません。昨年のお正月の連休の時、私達は毎日60人ほど三退させました。雨や雪の日でも、傘をさして出かけ、服や靴もびしょびしょになっても、決して愚痴一つ言いませんでした。毎日出かける前、師父にお線香を上げ、縁のある人を連れて来て下さるようにと師父にお願いします。ここで、師父のご加持に感謝いたします。今では、人に会えばすぐに真相を伝えて三退を勧めると、ほとんどの人たちが三退に同意してくれます。どうしても退きたくない人に対しても、大法弟子の慈悲を感じさせるようにします。実は、人を救う過程では、私達は単に口を動かし、足を動かしているだけで、すべては師父が行われています。
同修と一緒に真相を伝えに行く時、純粋な心を保つ事はとても重要です。私達はお互いに雑談をせず、愚痴を言わず、常人の行動に心を動じないようにお互いに注意し、励まし合います。そうすれば、人を救う効果もとてもよいのです。「あなた達こそ中国の希望です。ぜひ頑張ってください。最後まで応援します」と言ってくれる人もいれば、冬の寒い日には 「寒いので早く家に帰って、体に気をつけて下さいね」と気遣ってくれる人もいれば、夏の猛暑の日に 「本当に大変ですね。あなた達に頭が下がります。安全に気をつけて下さい」と励ましてくれる人もいました。
ある年配の方に三退をさせた後、彼女はとても感激して、どうしても自分が買ってきた一袋のパンを私の手に握らせました。私は「いただけません。私達はお返しを求めません。皆さんに災難が訪れた時に平安になられることだけを望んでいます」と言うと、その方はそっとパンを道端に置いて、自分はまたスーパーに戻ってパンを買い求めに行こうとしたのを見て、私は急いでパンを持って彼女に返しました。
人を救う心があれば、家の事も心配無用
息子の結婚用の新築マンションは内装工事をする予定です。工事は3、4カ月もかかり、その上、家具や家電製品、内装材料を買って用意しなければならないし、工事をする業者の面倒を見なければなりません。当然ながら、これらの仕事の多くは退職して家にいる私がすることになります。姉の息子もこの間結婚して、家具や内装材料の購入から工事の監督までいろいろ経験して、数カ月してから、新婚の夫婦2人は大変疲れてやつれ、その上さらに工事にはあれこれと問題がありました。衆生を救うことに影響を与えてはいけないと思って、私は心の中で師父に「弟子の使命と責任は衆生を救い済度することで、息子の家の工事に影響されてはいけません。そうなれば、息子たちにもよくありません」と申し上げました。姉や兄は私に会う度に 「今度あなたの番よ。大変ですよ」と言いますが、私は笑うだけで、心の中で 「人を救うことが一番重要な事です。どんなことがあっても私は妨害されません」と思い、時間があれば師父にお願いし、発正念をしました。
内装工事が始まる前に、息子は「一番の友人のお姉さんからある内装工事の会社を紹介してくれ、そこに頼むと、値段も安く、品質もよく、自分で材料を買わなくて済むし、工事現場の監督もしなくていいし、仕事の帰りにちょっと確認すればいい」と教えてくれました。そして、内装の材料と家具に関しては、息子は「ネットで購入するから、値段も安いし、比べられるので、そっちのほうがいい」と自ら買うと言ってきいました。
こうして、私は人を救うことをいつも通りに行い、真相伝えの帰りに工事現場に顔を出して、作業員に飲み物を届けたりして、内装会社の社長、木工職人、壁の塗装作業員、材料の運搬者などに真相を話し、三退をさせました。結婚式の直前になると、息子は買い物やら接客やらをして大変忙しいため、私は時間を切り詰めて、買い物の手伝いをしました。買い物に行く途中でも毎日20人ほどに三退をさせました。
結婚式の当日も、私は人を救うことを忘れず、花嫁、花婿の介添え、息子の同級生、同僚、親戚、友人、運転手など、19人を三退させました。結婚式はとても順調かつ圓満でした。師父の慈悲なるご加護とご按排に心から感謝いたします。私にそのような願いがあれば、師父は必ず最高の按排をして下ることを体得しました。
息子と息子の嫁も大法を認め、同修の救出や江沢民の告発など、毎回署名を集める時、息子たちは必ず署名してくれました。息子の嫁が運転免許を取った時、一つのテストが不合格だったのですが、「法輪大法は素晴らしい」と念じたら、すぐに合格したそうです。息子の嫁も「本当に不思議です」と言いました。お正月前には家族写真を撮り、1枚の写真を見ると、私と息子の頭上と、嫁の顔にも回転している法輪が映っていました。もう1枚には、嫁の胸にとてもはっきりした法輪の図形が現れ、中の構造すら見えました。
邪悪を取り除く心が強ければ、師父は見事に按排される
1999年、邪悪が大法を迫害してから、地元の「610弁公室」や政法委員会はしょっちゅう各企業、町内会、学校に大法を誹謗中傷する邪悪なスローガンや漫画などを貼るように指示しました。そのようなものが現れると、私達は発正念をして、取り除くようにしました。
一昨年の春、市の広範囲で大法を誹謗中傷する通告ポスターが現れ、大通りや路地、工場、商店、学校、政府機関、病院、銀行、そしてショッピングモールのレジまで、目につく至る所に貼ってありました。その光景を見て、同修達はとても焦りました。そこで、私達は、スクーターに乗る人、車を運転する人などに別れ、合わせて十数人が邪悪の通告ポスターの始末に着手しました。全員が心が純粋で、師父にも見守られ、作業は順調に進みました。ある4階建ての大きなショッピングモールに行き、そこの各階にはレジが5、6カ所あり、すべてのレジには大きな通告ポスターが貼ってありました。私達は作戦を立て、午後2時頃、20人ほど(中には70代と80代の年配の同修も数人がいる)は3人1組で、七つのグループに分け、発正念をする人、買い物のふりをしてレジの人の目を遮る人、スプレーを噴く人、それぞれの担当を決めました。私達はとても手早く作業し、終わればすぐその場を立ち去り、あっと言う間にショッピングモールの80%の邪悪の通告ポスターを処分しました。残りは今度少ない人数で再度処理に来ることにしました。
他のショッピングモールでは、真中に上り下りのエスカレーターがあって、1階から4階まで四角い柱がまっすぐに立っており、その柱の四面にはすべて「真相紙幣使用禁止」の通告ポスターが貼られていました。夜8時過ぎて、私達十数人が3人1組で、上から下へ降りながら柱の通告ポスターにすべて黒いペンキをスプレーしました。店の警備も顧客も誰でも気づきませんでした。一方、銀行の通告ポスターの処分するとなると、それは大変難航しました。同修達はいつも1時間か2時間待ってチャンスを狙ってようやく処分が出来ましたが、またすぐに貼り出されました。私達は内に向けて歓喜心や仕事する心がないかどうかと探しました。また毎回出かける前には、全員で正念を発して、師父にご加持をお願いしました。
昨年の4月、市には再び広範囲に大法弟子を通報すれば賞金が貰える通告ポスターが貼り出されました。そして、賞金は1、2万元まで膨らみました。これは世間の人に罪を犯させ、彼ら自身にも害を与えると認識し、同修達全員が積極的にそれらの通告ポスターを一掃しようとしました。
ある団地の警備室の窓ガラスにも通告ポスターが貼ってあり、警備室の外に向かう窓は4、5メートルのガラス張りで、通告ポスターはドアから1.5メートルの所に貼ってありました。ある日の夜、私達は7、8人がそこに行って、なんとか始末する方法がないかと考えました。しかし、警備室にずっと2、3人の警備員が座っており、なかなかチャンスがなく、その上、私たちには依頼心や恐れる心などの人心が現れ、結局何もできずそのまま帰りました。その後、皆は交流し内に向けて探して自分を正し、まずその団地と警備員に真相手紙を送ることにしました。さらに、同修は警備員を訪ね直接真相を話し、警備員に通告ポスターを剥がしてほしいと説得しました。しかし、警備員は仕事を失いたくないので 「僕の当番の時は剥がさないで欲しい、他の時なら構わない」と言われました。その後、私はここを通る度に、警備室に人がいるかどうかを確かめては、なんとかしなければと焦りました。
昨年の5月12日、法輪大法デーの前日、私ははっきりした夢を見ました。天門が開き中から馬に乗って鎧を身につけ、刀や剣を持っているたくさんの神々が降りて来ました。夢の中で、私は一緒に真相を伝えている同修の名前を呼び 「早く見て、天門が開いたよ。天兵天将が降りてきたよ、別の空間はすでに正邪の闘いが始まった」と言いました。5月12日、朝起きて家を出ると大雨が降っており、私達は相変わらず傘をさして真相伝えに出かけました。11時過ぎて帰りに団地を通りかかった時、今日こそチャンスがあれば邪悪の通告ポスターを始末しようと思いました。警備室を覗き込むと、誰もいなかったため、私は発正念しながら警備室に入って、邪悪の通告ポスターを思い切って破りました。終わると、すぐにその場を離れました。私は涙をポロポロと流しながら感謝しました。師父と正の神々が助けてくださり、すべては、師父が行われました。
昨年7月、またいろんな団地に通報すれば賞金がもらえる公告ポスターが貼り出されました。今度、ほとんどが警備室の外壁、あるいは警備室の向かい側の壁に貼ってありました。もし人心で考えれば、とても取り除けないと思われるでしょう。しかし、同修達は衆生を救うための正念を持って、それらを必ず取り除かなければならないと考えました。下見をし、夜になると数人の同修が出かけて行き、1晩で十数枚の公告ポスターを始末しました。しかし、一部の団地では、また新たな公告ポスターが貼り出ました。私達は同じように真相手紙を配り、発正念をして再び処分しに行きました。ある団地では、すでに二度も処分したのにまた貼り出され、しかも、警備室の外壁に貼ってありました。ある日、私はもう1人の同修と一緒にそれを取り除こうと思って行って見ると、1枚はすでに他の公告に隠されており、もう1枚の広告ポスターは警備室の真正面に貼られ、完全に警備員の監視下にあり、ペンキをスプレーするチャンスはありませんでした。帰ってから、さらに真相を伝える手紙を郵送しました。
ある日の夜、私達は車2台で出発し、作戦としては、数人の人は警備員と雑談して視線を逸し、さらに身長の高い2人の同修が警備員の目を遮って、他の同修はペンキをスプレーすることに決めました。車が団地に着くと、2人の警備員は中で話をしており、外をまったく見ていない様子でした。私達は近くで車から降りて警備室に近づいても、警備員は話に夢中でした。同修は公告ポスターにペンキをスプレーしました。私もさらにタイトルにスプレーして、1、2分で安全かつ迅速に任務を終えました。最後に集合した時、皆は心から師父に感謝いたしました。弟子が邪悪を一掃する確固たる意志を持って行う時、師父はすべてのことを安全に、按排してくださいました。
法に則って行う強い心があれば、師父は弟子のために何もかも按排してくださることを、私は何度も体験しました。ここで、師父の慈悲なるご加持とご加護に感謝いたします。弟子は引き続き勇猛精進し、三つのことをしっかり行い、多くの人を救うようにいたします。 合掌
注:
[1] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「同じく二言三言」
[2] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
[3] 李洪志師父の詩:『洪吟三』「唯一の希望」