人身は得難く 修煉の道をしっかり歩む
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文/遼寧省の大法弟子 楊柳

 【明慧日本2017年4月21日】私が幼いころ、母は私の生命力が強いと言いました。なぜでしょうか? 私が生まれる前に、母は5人の男の子を出産しましたが、みな夭死しました。その中には双子も含まれていました。その後、私を出産しましたが、私は生き残りました。

 1946年に私たちは東北のある県に住んでいました。母が私を妊娠した時、ちょうど瘟疫(おんえき・急姓伝染病)が大いに流行り、それはコレラでした。当時、この病気に罹ったら、必ず死亡しました。当年、伯父、伯母もこの病気で亡くなりました。ちょうど伯父と伯母が亡くなった日、母もこの病気に罹りました。私はまだ母のお腹の中にいました。父は一息しか残っていない母を戸板(雨戸の板。特に人や物を乗せて運ぶ場合にいう)の上に載せて外に運び、母の息が切れるのを待っていました。

 父は急いで亡くなった伯父と伯母を埋葬しに行きました。母は私に「大体午後2時過ぎごろ、突然人を驚かすほどの雷が鳴り、私は驚いて目を覚ました。目を開けてみると空が曇って、釜の底のように黒かった」と教えてくれました。母はすぐに戸板を這って降りたあと、また大きな雷が鳴り、塀がすべて倒れて戸板を壊しました。母が戸板から降りなかったら、母と私は命を落したはずです。その時、県全体で、この病気にかかった人は、みな亡くなりましたので、私と母はよほど生命力が強かったのでしょう。このことは県のすべての人を驚かせました。あの人は伝染病にかかって、妊娠もしていたが、亡くならなかった、本当に不思議だと言っていました。

 生まれてから、私はぬかと野菜を食べ、数え切れないほどの苦を嘗めました。文化大革命の時、農山村に赴き、農業生産に従事しました。結婚が遅かったので、一人っ子政策時代に36歳で2人目の子供がうまれたため、罰金を科され、法輪功を学んだので迫害を受けました。江沢民は残酷な迫害を実施し「3カ月で法輪功を絶滅する、名誉を汚し、経済的に破綻させ、身体を消滅させる、打ち殺しても罪がない、打ち殺しても自殺とし、その場で火葬する。その責任を追及しない」という命令を下しました。江沢民は法輪功を専門に迫害する邪悪な組織「610弁公室」を作りました。「610弁公室」は公安当局、検察、裁判所を上回る権力を持っています。 

 法輪功に対する迫害がはじまる前、我が家で煉功点を作ったところ、半年と経たないうちに40~50人になりました。1999年7.20後、私は現地で迫害される主要な対象となり、家宅捜索、拘禁、洗脳などの迫害を受けました。公安局は現地の派出所の警官、コミュニティーに私を監視・尾行するように指示し、自宅の固定電話と携帯電話を盗聴しました。私は人身の自由を失いましたが、依然として学法・煉功をし、師父が要求されている三つのことを行いました。真相を伝え、人を救うことを今までずっとやってきました。

 この数日「私の生命力が強い」と言っていた母のことを思い出しました。私はやっと迷いの中から目覚めました。私が生まれる前、母はコレラに罹りました。それは伝染病で、いまでもその病気にかかると治癒は難しいのです。私は分かってきました。それは師父が私達親子を救ってくださったのです。旧勢力の黒い手と卑しい鬼は私達を死に至らせ、私がこの世に来て法を得ることを阻もうとしましたが、師父は私を守り、私の命を救ってくださいました。師父のご加護がなければ、私の今日はありません。私はひざまずいて師父が命を救ってくださったご恩に感謝致します! 師父が守ってくださったから、私は今日大法弟子になり、師父と共にこの世にいて、法を正す時期を共にしています。考えてみると、この大法を得ることはいかに難しいことでしょうか。師父は「漢室の天下は韓信が打ち取り 大唐太宗の朝は疆大き 岳飛、六郎は中原を保る 何の為か 衆生此に来て法を得んとす」[1]と説かれました。現在私は自分が大法のためにこの世にやってきて、大法のために生きて、大法のために存在していると、深くわかっています。

 残りの時間は長くありません。私たちは精進して着実に修め、自分をしっかり修めて人を多く救い、慈悲に、無私無我で更に多くの衆生を救い済度しなければなりません。師父の説かれた「法をしっかり勉強し、三つのことを着実に行えば、すべて得ることができます」[2]の通りにしてきたからこそ、やっと師父の法船に乗ることができ、危険を恐れず勇猛邁進して、自分の真の家に戻ることができます。あちらの衆生は彼らの主と王が戻って来るのを待ち望んでいます。私たちは無意味にこの世に降りてきたのではありません。私達は師父の慈悲なる済度に応えなければなりません。師父、ご安心ください。私は人身が得難いことを深く知っています。私は必ず修煉の道を着実に一歩一歩歩み、神の道のりで、師父の授けてくださった天堂に向けて奔走します。

 僅かな浅い悟りですが、法理上、正しくないところは、同修の慈悲なるご指摘をお願いいたします。

 注:
 [1] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「正法を看る」
 [2] 李洪志師父の経文:『波紋を呼んだ副元神に関する文章について』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/4/11/338589.html)
 
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