自分の修煉状態を見直し より多く人を救う
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文/豪州の大法弟子

 【明慧日本2017年4月22日】師父は「入静できない原因は、思考が空になっておらず、次元がまだ低いからです。それは浅いところから徐々に深まっていくもので、次元の向上と表裏一体となっているものです。執着心を捨てれば、次元も上がって、定力も深まってきます」、「本当の修煉は心を修煉しなければならないもので、心性が高まった時、心がはじめて清浄、無為に達することができます。心性が高まった時、はじめてわれわれ宇宙の特性に同化し、人間のあらゆる欲望や執着心、悪しきものを捨てることができ、はじめて自分自身の良くないものを放り出して浮かび上がってくることができます。宇宙の特性の制約を受けなくなれば、はじめて徳という物質が功に転化することができます。それは相補って起こる一体関係にあるのではないでしょうか? これが道理なのです!」[1]と説かれました。  

 以前師父のこの段落の法を学んだ時は感じるものがあまりありませんでした。しかし、最近、真相電話をかける時、この段落の法の深い意味を本当に体得しました。

 長い間、家庭の関は私の修煉の大きな障害になっており、うらむ心と闘争心はすでになくなりましたが、ときどき心の中で放下できていませんでした。それは電話を掛けた時、もし夫が風呂に入っていたら、私はすぐに嫌になってしまいます。特に、風呂に入る時に咳をし、たんを吐く音を聞くと、非常に嫌になるのです。 時には「後ろにもう一つの浴室があるので、これからはあの風呂に入らせよう」とまで思いました。人心が放下できていないために、毎日一通りの電話をまだかけ終わらないうちに、忙しすぎて疲れすぎたと感じます。神韻公演が終わると、必ず心を込めて電話で真相を伝えよう、以前の状況を取り戻そうと思います。 

 ある日のこと、地元の交流で神韻をどのようにうまく行うかを交流した時、ある同修は「協調を担当する同修は全体の積極性を引き出していない」と言い、ある同修は「みな表面的には協力していますが、心から協力しておらず、物事を行うのに力とエネルギーがない」と言い、別の同修は「これから正念を強めて多く学法しなければならない」と言いました。その中で、1人の同修は「修煉の中で矛盾と意見の食い違いは当たり前のことで、すべての人が人心を持っています。大切なことはどんな心で物事に向き合うのか、人々が心を動かされるかどうかということであり、もしすべての人が内に向けて自分を探し、すべてに平然と対処し、心を空にし、皆がそのようになったら、私たちは神の一面を表すことができ、すべてのことをうまく行うことが出来ます」と言いました。

   これを聞いて、私はすぐに師父が説かれた「ある日、わたしは自分の思惟を四、五人のきわめて高い次元にいる大覚者、大道とつないだことがあります」[1]という段落の説法を悟りました。この法理に対してより深く会得し、修煉者が心を純粋にし、念を正しくし、執着を放下し、心を一たまりの水のように静かにし、山のように穏やかになるというレベルに達したら、私たちは完全に神の念で物事を行い、一念で山を切り開くことができます。 

 重点案件に電話をかけた1日目、晩ご飯を作り、片付けたあとパソコンを立ち上げ、発正念をしてから学法を始めました。夜の7時40分に2組の資料を受取ると、電話番号は全部迫害を行っている重要な機関のものでした。心を整えて、頭をはっきりさせ、意念を純粋にし、心の中で心配や恨みをなくし、怒りや情のつながりをなくし、心の中には一念だけがありました。その一念とは「うまく電話をかけて、邪悪を解体し、正念正行して、師父を手伝い法を正肢体」ということでした。 

 最初の電話は派出所の警官で、28秒で相手が電話を切ってしまい、その後、2分28秒間、電話はつながりましたが、返事がなかったのですが、その人は確かに真面目に聞いていました。2番目と3番目の電話は法輪功修煉者を積極的に不当に連行し拷問した某派出所の警官で、警官たちはその日、一緒にお酒を飲んでおり、二つの電話番号に20回ぐらいかけましたが、警官たちの数人が順番に13回電話を受け、その中で楊xxが電話を受けた時は、汚い言葉で罵り、下品な言葉を発しました。ほかの人が電話を受けた時も、嘲笑したので、警官たちがかわいそうに思い、心を動ぜずに善意を以って勧めて、1分間、2分間、5分間と続け、最後に楊という警官が電話を取ったとき、「お姉さん、もうこれ以上罵りたくない」と言いました。当時は警官たちに完全に真相を理解させていませんでしたが、警官たちの背後の邪悪が解体された、と感じました。 

 5番目の電話は長期に法輪功修煉者を不当に連行していた警官で、電話を掛けると、すぐに電話に出ましたが、何も言わず返事をせず、その電話が法輪功修煉者からのものだと、その警官は直感的に感じたのでした。最初は、その警官は多くを聞きたがりませんでしたが、私が「今弁護士は法輪功のために無罪弁護をして、13の省と市の裁判官が案件を受理せず、法廷で修煉者を釈放しました」と話した時、その警官は電話を切りませんでした。4分28秒まで私は彼に「聞いていますか?」と聞いても、彼は返事しませんでした。私が電話を切りかけ直すと、彼はすぐ取り、十数分間聞いていました。彼が心を開いて聞いたとわかりました。

 次の電話は、中国共産党により法輪功を迫害した洗脳班の警官でした。彼女は自分が転向の仕事をよくやっていたと述べました。私が10分間話した時、彼女は「あなたが言ったことは90パーセント信じましたが、私を完全に感動させていません。あなたの言うことを聞きたくて、あなたと交流したいですし、ある信仰を探しています。法輪功の本をたくさん読んだことがあり、あたなたちの師父の各地の説法も含まれていますが、しかしあなたたちのような神聖な感覚は持てません」と言いました。

 私は「あなたは迫害のために研究して学んでいましたが、目的が私たちと違います」と話しました。彼女は「私たちは人を罵ったり殴ったりしないし、毒針で注射しないで、ただ道理で説得しました」と言いました。

 私は「それでは、生きている法輪功学習者の身体から臓器を摘出し、法輪功学習者を刑務所に拘禁し、労働教養所で迫害により障害者させたり致死させたりしたのも道理で説得したと言えますか」と聞きました。

 彼女は「それは見たことがありません」と答えました。「法輪功学習者は修煉してから、身体が健康になり、道徳が向上し、悪いことをせず良いことだけをしますが、どこへ転向させるのですか」と、私は聞きました。「それはすべて信じます。しかし今回ほんとうに私を感動させていないのです。これからつねに電話をかけて私を説得するよう望んでいます」と、彼女が話しました。

 今回の電話では1時間近く話しました。彼女が20年近く転向をさせる仕事をやっていても、真相が分からず共産党の手助けをして悪事を働いてきたのは、彼女の背後でほかの空間にいる邪悪が支えていたはずですが、彼女が善の一面を持っていることがはっきり分かりました。電話の最後に、彼女が繰り返したのは「私を説得し感動させてくれることを望んでいる」ということでした。電話を切った後、私は反省しました。それはレベルの高い生命から私に発した救いを求める声でした。

 師父は「大法弟子が自身が認めている基準に達してからはじめて、それらの生命は納得し、大法弟子が妨害されずに向上し、それらを救う資格を持つようになると思っています」[2]、「特に法を正す間、宇宙にいるすべての正の生命も負の生命も今回の法を正す中で救われ済度されたいと思い、中に最も高い各次元の無量で巨大な神も含まれており、特にその世界の衆生も含まれていて、そのため、それらは皆この世と三界に足を突っ込んだのです。それらはこの万劫一遇の命が救われる機会を失いたくないのです。あなたは私を救うべきだ、皆があなたは私を救うべき、救うべきだと言っていますが、その表現形式は世間の論理や認識のようなものではなく、人に何かを頼むとき礼儀正しく、慎み深くなければならず、私を救ってくれるから、まず感謝して、便宜を図ってあげるという認識ではありません。それらから見れば、私を救ってくれるなら、まず私の次元に達し、この威徳を持ってはじめて、私を救うことができます。あなたにその威徳がなく、私ほど次元が高くなければ、どうやって私を救うのでしょうか? それでそれらはあなたに挫折を味わわせ、苦を嘗めさせ、あなたの執着を取り除いて、あなたの威徳を打ち立てて、あなたがある次元まで修煉してから、その生命を救うことができ、すべてこのように行なっています」[3]と説かれました。

 その時、衆生を救い済度するために、師をお手伝いし法を正すために、勇猛精進し速く次元を高め、修煉の道をよく歩むことを師父が期待されていると感じました。師父は私たちのことを焦っていらっしゃいます。

 次の日仕事をしていた時、ずっと内に向けて探し、自分の修煉状態を見直し、たくさんのことをやっても、師父の要求に達していないと感じました。

 電話で中国の公安局、検察庁、裁判所、司法、「610弁公室」の人員に真相を伝える時、お互いに顔が見えないのです。衆生に私たちの正と善を感じさせてこそ、彼らの背後の邪悪を解体でき、彼らは真相が分かるようになります。すべてはわれわれの修煉状態と次元を体現し、自分をうまく修めることが非常に大切です。
 
 師父、ありがとうございます。同修のみなさん、ありがとうございます。合十。

 注:
 [1] 李洪志師父著作:『轉法輪
 [2] 李洪志師父著作:『各地讲法十一』「二十年説法」
 [3] 李洪志師父著作:『各地讲法十一』「大法弟子は必ず法を勉強しなければならない」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/4/9/345375.html)
 
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