師父の按排は最良のものです
■ 印刷版
 

文/吉林省の大法弟子

 【明慧日本2017年4月28日】修煉して8年来、大法の法理の指導の下、心性は絶えず昇華し、私の身に多くの不思議なことが起こりました。驚きと喜びは数え上げるときりがありません。修煉に関するわずかなことを書き出し、尊師の慈悲なる苦度に感謝するとともに、同修と分かち合いたいと思います。

 これらは全て私の向上のために準備された

 昨年の11月末、嫁の妊娠が分かりましたが、息子は外地で仕事をしており、1年に何度も帰ってくることが出来ず、姻戚の2人もまた仕事で家からとても離れた所に行っていました。私は退職しており、嫁の世話をするのは当然の成り行きで、私がすることになりました。

 常人は皆、「姑と嫁は付き合いにくい」と言います。家庭の雑事は、私の想像では簡単なことだと思っていました。まず、南と北では、生活習慣の差異がとても大きく、しかも嫁は甘やかされて育ったので、何でも外国製品を使い、何でもブランド品を重んじていました。おかずを作る時に、サンショウや八角、醤油の調味料を入れてはならず、ただ野菜に少しの塩を加えるだけです。食べる量に関係なく、毎食必ず魚、エビ、骨スープを作り、さらに色とりどりの野菜を添えるのです。食べきれずに残した料理は、ほしげもなく全部捨ててしまいます。倹約に慣れた者であればとうてい受け入れられないでしょう。特に、空輸してきた物に少しでもカビが生えていたり変質していれば、いくら値段が高いものでも全て必ず捨てしまいます。それを見ると心が痛みますが、何も言えませんでした。

 嫁の所に来てから、私は自分に「忍」を要求してきました。どのぐらい暗唱したか分からないほど『忍とはなにか』を読みました。「忍とは心性を高める鍵です。怒り恨むこと、不平、涙をたたえて忍ぶことは常人が世間体に執着する忍です。まったく怒り恨むことがなく、不平に思わないことこそ修煉者の忍なのです」[1]このように、私たちは波風も立てずに仲良く暮らしていました。

 あるとき、嫁に朝ご飯を作ったとき、早く作ったため冷めてしまいました。温め直したのは3回で、1回目は温め過ぎ、2回目は冷めたく、3回目にやっと嫁は「もう我慢して食べよう!」と言いました。私は何とも思わずにいたって正常でしたが、夫が「過ぎるだろう!」と嫁を強く怒ってしまいました。しかし、これは私の向上のために準備されたものであると知っていました。

 ある日、真相を説明しに出かけた時、携帯電話を忘れました。夜に帰って来て、息子が電話で怒りながら言いました。「携帯電話も持たずに何しに行ったのか。何かあっても探せないではないか、1日中公園をぶらついていたのか?」。修煉者に公園をぶらつく時間があると思うの? 悔しくて涙がどっと流れました。私は不満で腹を立てながら電話を切りました。きっと嫁が言い付けたのだろう。今日は週末で実家に帰っているのだから、ご飯を作る必要もないし、何の用事があると言うのか、と心の中でつぶやきました。

 冷静になってから、今日は月末で、真相電話のカードのお金がまだ残っていることを思い出しました。そして外に出て、人を救いに行くことにしました。バスに乗って真相を説明したり、電話で真相を伝えたりしました。ほぼ2時間で十人が脱退しました。夜に帰宅してから、法に照らして自分を探しました。自分にはまだ人に言われたくない心と不満を感じる心がありました。私はなぜ人と言い争うのでしょうか? 神佛は私のようにしますか? 師父はこう説かれました。「問題があったときに内に向けて探すことは、大法弟子と常人との根本的な違いなのです」[2]。法の中で自分を正してから、息子に電話して、「私が悪かったわ。私の不足を気づかせてくれてありがとう。これから気をつけるわね」と言うと、息子は驚いて、「どうしてそんなに変わったの? 以前は、皇太后のように言い出したら聞かなかったのに。誰が咎(とが)めましたか? 私は逆に無視されると思って心配したのに。きっと叱りつけ、罵るかと思いましたよ。お母さん、以前と違ってとても素晴らしい!」と褒められました。私は大法が変えてくださったことを深く知っていました。

 もうすぐ年越しのある日のこと、嫁が私に相談してきました。「私の家は、私1人しか子供がいません。夫もあなたたちと年越しすることにして、私は実家に帰って父と母とで年越ししても良いでしょうか?」。私はすぐに「何の年や、節やを私は全く気にしません。息子もあなたの実家に一緒に帰って、年を越しても良いですよ。私はお土産を準備します。私に代わって挨拶し、私に代わって新年の挨拶をさせましょう」と言うと、息子の嫁は顔を赤くし、「お義母さんはなんて寛容な人でしょう。本当に素晴らしい方です」。私は修煉者ですから、「真・善・忍」に従って良い人になるように教えてくださったのです。何事も先に他人のために考えることを教えてくださっています。

 これは本当に素晴らしい按排でした。このようにして、私は新年の期間を利用して、大法弟子が行うべきことを行いました。

 不思議なネットでの経験

 姑は、私の給料では正常な生活が維持出来ないことを知っていました。ずっと預金を引き出せば、いつか無くなります。そこで、私が1日中外に出かけているのを見て、家から遠く離れた病院で、清掃の仕事を私にさせようとしました。当時このことは、私から見れば屈辱でした。私はかつて指導者で他の人たちを指導していました。「なぜ私に指導するのですか、指導者は私です。私の生活を姑のあなたが按排すると言うのですか? 私に清掃をさせて、あなたは家にいるのですか?」と、とても腹が立って仕方がありませんでした。それで「病院は病毒がある」と言う口実をつけて、断りました。

 その時の心は不満だらけで、憎しみ、嫉妬で内に向けて探しませんでした。何日か経ってから、家のお金は不足して困窮しました。これ以上食いつぶすわけにはいかず、仕事を探さなければいけません。家庭の事もおろそかにせず、大法弟子の仕事も引き続き出来るような仕事がしたいと思い、師父に助けてくださるように求めました。ある日、人を救いに言ったときの帰り道、家からとても近い集合住宅で清掃を頼まれました。生活のために仕方なく思い切って行きました。

 責任者は、私は集合住宅の大門口の清掃を頼まれました。人と車が行き交っていて、人々は皆ひそひそ話をしています。「どうしてまだ若くて綺麗な人がこんな仕事をしているの?」。私は面子を失うのを恐れてマスクを着け、心の中で悔しくてたまりませんでした! 師父の説法を繰り返し暗唱しました。「絶えず執着心を取り除くことこそ人間の修煉の過程のすべてです」[3]。だんだんと悔しさは無くなりました。数日前のことを思い出し、姑が見つけた病院内の清掃の方が、今の仕事より遥かにマシだと思いました。「あなたはしないばかりでなく、恨み、姑を嫉妬し、これが修煉ですか。あなたは人に感謝するべきではないでしょうか」。心の中で師父にお願いしました。「弟子は間違っていました。私は面子を重んじ、嫉妬心もあります。この汚い物質を取り除いてくださるようにお願いします」。後天的な観念は本当の自分ではありません。午前の間ずっと平然として大門口で、師父の説法を暗唱しながら掃除をしました。

 午後、仕事が終わりそうな頃、1人の見知らぬ人が私の前にきて質問しました。「あなたはパソコンを使えますか? この掃除の仕事はあなたに向いていません。あなたは監視室で仕事したらどうですか! 給料は現在のあなたの給料の倍はあります。エアコンも設置してあります」と言われ、3時間も経たないうちに、運命が大きく逆転しました。私は知っています。師父は、私が人心を探し出せたことをご覧になり取り除いてくださり、弟子を助けてくださり、最も良い仕事を按排してくださいました。

 監視室の仕事に入った初日、すぐにパソコンを与えられました。私は長い間、明慧ネットに入れず、息子の仕事は特殊で、携帯でネットに上がると全部監視されてしまいます。なので、息子の家にいてもネットに上がれませんでした。ネットに上がる時のパスワードを受け取り、私はとうとう明慧ネットに上がれました。子鴨(こがも)が家を見つけたような感じでした。後日知ったのは、この仕事は多くの人がやりたくても出来ないもので、また人手も足りており、そこで仕事していた人達は皆、私が親会社から誰かの指示で入ってきた人ではないかと話していました。私は知っています。これは私が面子を重んじる心を取り除き、嫉妬心を取り除いたので、師父が私に按排してくださったのです!

 まだ不思議な出来事があります。三つのことをより良く行えるように、私は夜勤を選択しました。ある日の夜、仕事を指示され、その合間に一心不乱に『轉法輪』を学びました。第一講からはじめて何時に開始したのか分かりませんが、字の行間から、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫色の数え切れないほどの回転している法輪が見えました。どの講、どの講からも飛び出してきて、その中をずっと第六講まで読みました。次に、電子ブックで海外の説法を学びました。するとまたこのようで、ちょうど座る姿勢を変えようとしてうつむいた時に、ふと見ると青地に白点のスカートの上に数え切れないほどの各種の色の法輪が見えました。さらにその奥に、無数の回転している卍字符が見え、私は感動してやみませんでした。顔をあげてみると、大きなスクリーンに、一羽の鳳凰が美しい翼を震わせていました。私はあっけにとられました! ちょうどこの時、班長が交代で入って来ました。私はスクリーンを指して言いました。「早く見てください、鳳凰が翼をはばたかせています!」。班長はあっけにとられて、口を震わせながら言いました。「私は夢を見ているのでしょうか! 神話の世界に入ったのでしょうか!」。私たち2人は5分ほどその光景を見ていました。鳳凰はだんだんと消えていきました。その後、班長は救われました。私は知っています。それは師父が、私にさらに精進して人を救うようにと励ましてくださっているのです。

 師父が弟子に与えてくださるものは、最も良いものです

 5月22日、嫁が順調に男児を出産しました。数日後、息子がまた昇進しました。本当にめでたいことが重なって、世間の人は羨ましがっていました。人々は皆、私にはとても福があり、何もかも素晴らしくなる、と言います。一切は大法による福であることを私は深く知っています。師父が弟子に下さったものです。私はひそかに決心しました。さらに精進し、師父のご要求を圓容します。

 ある日、嫁が私に言いました。「私たちの間では、全ておばあちゃんが孫の面倒を見てきましたよ。私は教育の本を買いましたので産休の間に、早く学んでくださいね。そして良く子供の面倒を見るようにお願いします。子供が幼稚園に行くようになってから、東北に帰ったらどうですか」 私は心の中で思いました。「孫の面倒を見れば、必然的に三つのことが影響されるのではないか、しかし、このまま立ち去ってしまえば、嫁は理解しないし、姻戚も理解しない。彼女らが法に泥を塗ってしまうかも知れない。どうしたらいいのでしょうか?」 これもまた師父にお願いするしかありません。「人を救うことは緊迫しています。法をもって量るべきで、弟子は必ずこの情を断ち切ります」 自分の家に帰郷し、法を実証して衆生を救い、一つの手は人間を握り、もう一つの手で神を握って放さない、このようなことをしてはいけません。今日からこの選択をします。「大法を選択し、一切を放棄します」 そう決断してそんなに日の経たないうちに、「私たちは帰郷して避暑し、10月末にまた帰って来て子供を見るようにします」と嫁と息子に相談しました。

 帰郷してまた難しいことがありました。夫に仕事がなく、この多くの失業者たちはどこに就職できますか? 夫は浮かない顔をしており、私は励ましました。「元気をだしてください。私には師父がいらっしゃいます。『佛法は万能です』[4]と、師父はおっしゃったことがあります。あなたは大法のお守りをポケットに入れておいてください。師父に助けてくださるようにお願いしましょう。師父はまたこのようにおっしゃいました。『一人が法を得れば、全家族が受益します』[5]」と。想った通り、2時間も経たないうちに、良い仕事が見つかりました。この中国では全てがコネと裏口の社会の中で一銭のお金も払わずに、何のコネもなく、仕事が見つかりました。想像も出来ないくらいで、夫は「とても不思議だ!」とびっくりしていました。

 夫が仕事を始めて、私は着実に大法弟子がするべきことを行いました。ある日の夜、同修と面と向かって真相を伝え、人を救っている40分ほどの間に、なんと十数人を救いました。帰宅する途中で息子から電話がかかって「お母さん、僕たちが自分のことばかり考えるのは良くないと思いました。お母さんとお父さんはもう年だし、南方での生活は慣れていないので、健康に気をつけて北方の地元で生活してください。孫のことを思い出したら、その時また会いに来てください。お母さんたちは自分に配慮していればそれでいい。子供のことはすでに手配しましたから安心してください」と言われました。それを聞き、隣で協力して真相を伝えていた同修に話すと、同修は 「あなたが正しい道を選び歩みました。師父はあなたの一切を善解してくださいましたね!」

 正法時期の大法弟子として、どんなことも法をもって量り、心に法を持ち、正念を堅持し、師を信じ、法を信じ、そうすれば師父は私たちのために一切を善解してくださるのです。修煉の道に出現した一切のことは私たちの向上のために準備されたものなのです。一切は全て最も良い按排なのです。

 師父ありがとうございます! ここに叩頭してお礼を申し上げます!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「忍とは何か」
 [2] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「大法山東輔導站へ」
 [3] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
 [4] 李洪志師父の経文:『二〇一三年大ニューヨーク地区法会での説法』
 [5] 李洪志師父の著作:『転法輪法解』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/3/8/343990.html)
 
関連文章