文/台湾の大法弟子
【明慧日本2017年6月29日】最近の私の修煉上でのわずかな体得を同修たちと共に分かち合いたいと思います。不足の部分は慈悲なる是正をお願いします。
一、純粋な心で真相を伝える
神韻を主流社会の人々に広めるため、ある女性起業家を訪ねた事があります。かつて、彼女は同級生から神韻を紹介されて2度ほど鑑賞し、『轉法輪』も一度読んだことがあるとのことでした。大法は人を善に向かわせ、病気を取り除き、健康保持に効果がある事には同意していましたが、法輪功修煉者が観光地で真相を伝える行為を理解出来ずにいました。ただ大法の素晴らしさを世間の人に教えるだけで良いのに、真相を伝える事は、まるで政治をしていると感じているようでした。また神韻に対しても大法弟子が迫害を受けた事を反映する演目に異議があるようで、それは法輪功を宣伝しているのだと思って、相当な反発心を持っていました。
私は熱心に彼女の話を聞き、同時に彼女が心の内を私たちに教えてくれた事に感謝しました。私は穏やかな態度でいろいろな角度からゆっくりと話し、常人が受け入れられる理解の程度を見て、真相を話の中に入れて、大法弟子が観光地で、法輪功への迫害の真相を中国から来た観光客に伝えているのは、彼らが、真実を知らないからです。私たちの目的はただ迫害を制止させる事です。もし迫害がなければ、大法弟子はあなたと同じで、ただ単純な修煉者であるだけで(この女性起業家は他の法門の修煉者で、心は善良です)、こんなに大変なことを観光地でやる必要もないのです。一人一人が皆良い人になりたいと思い、修煉して回帰する権利がありますが、中国政府は却って法輪功修煉者に対して残酷な迫害を発動し、ひいては臓器を摘出して売買しています。この種の出来事は今に至っても継続して発生しているのです。
同時にまた彼女に神韻を理解してもらえるように話しました。神韻は高いレベルの芸術の演出だけではなく、さらに人類の正統な価値観を取り戻すことが出来、人の善念を啓発することが出来、この社会を新しく善のサイクルに回帰させることが出来、それは根本から人の心を変えるという事です。人の心が変われば社会上の多くの損害の発生を回避することが出来ます。損害が発生した後に物質的な救助をするのではないのです。実際損害が発生した後では、とても多くの事を補うことは出来ないのです。
私は幾つかの社会の事件を列挙して彼女と交流し、同時に神韻の演目の背後にある内包を彼女が考えられるように導きました。3時間近く話している中で、彼女は反感の態度から私たちに対して尊敬のまなざしを向けるようになりました。私たちが立ち上がって別れの挨拶をする時、彼女は自分から私たちと抱擁しました。師父が私たちに智慧を下さったおかげで、この生命が救われました。師父に感謝いたします。
二、善なる心を用いて公安局の衆生を救い済度する
ある時、電話をかけて真相を伝えるプラットフォームで、公安局の大隊長に電話をしました。すでに夜の10時近くでした。北方の冬の夜の10時はすでにとても遅い時間で、大隊長はとても怒ったように言いました。「どこから電話をかけてきているんだ? 今何時だと思っているんだ?」。私は穏やかに彼に教えました。「現在の時間は確かに遅いですが、この電話をあなたにかけたのは、あなたとあなたの家族が平安を保てるように希望しているからです」。彼は激怒して怒鳴りながら言いました。「私の家族は現在皆家にいて、皆とても平安だ。あなたが心配する必要はない」
私は答えました。「周永康や薄熙来は逮捕される前はとても平安でした。しかし現在は、一家の財産は差し押さえられ、彼らは皆刑務所にいます」
彼は怒りながら言いました。「今の時間は私の休息時間だ。あなたは私の休息時間の邪魔をしている」。(彼は立腹してこの「休息」という言葉に重みを加えた)続いて「明日朝早くから仕事があって、お金を稼いで家族を養わないといけない、分かるか?」と怒鳴りました。
私は穏やかに答えました。「現在は私も休息時間で、(私もわざとこの「休息」に重みを加えた)私も明日朝早くから仕事があってお金を稼いで家族を養います。しかし私はこの休息の時間を犠牲にして、電話代を使って、あなたに電話をかけています。ただ中国人が再度中国人を迫害することがないように希望しているだけです」。私はこの大隊長は一本気で人にへつらわない人で、ただ真相が分からないだけだと思いました。間違って職責を果たしているだけで、良い人なのです。
彼の間違った誤解に対して、私は彼が大法の素晴らしさを理解できるように、大法弟子の善良および冤罪を着せられ陥れられたことを話し、迫害の真実の状況を話しました。彼に天理の良知を用いて一切を量るようにお願いし、ただ上からの命令に従うばかりではなく、善に符合すればそれが正しいことだと話しました。だんだんと彼の態度が穏やかになってきて、電話が終わる頃には、とても誠実な口調でお礼を言いました。師父の慈悲なる加持により、真相を分からせる事が出来ました。師父に感謝いたします。
最後に師父の『各地での説法十』「マンハッタン説法」の中の一段の法を共に学びましょう。
「つまり、皆さんが衆生を救い済度し、法を実証する中で遭遇した全てはいずれも偶然ではありません。どんなに小さいことでも、ある人の一つの考え、真相を伝える時に出会う各種の人、出来事はいずれも簡単なことではなく、皆さんが慈悲の心をもって行うしかありません。常人の態度と誤解を気にしないでください。ただ人を救い、衆生を救うために行っていれば、その効果は全てを変えることができると思います」
以上が私の交流文章です。師父、ありがとうございました。同修の皆さん、ありがとうございました。