真相を伝える際に出会った若者を 修煉に向かわせる
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文/成都市の大法弟子

 【明慧日本2017年7月4日】今までを振り返ってみると、一対一で真相を述べる時、出会った人はすでに真相が分かっている人も少なくありません。年配者か若者かを問わず、一旦真相が分かると大法をとても認めてもらい、法輪大法を修煉したいと思っています。しかし、共産党の法輪功に対する迫害のせいで、彼らは自分が迫害されたり、家族が巻き込まれたりすることを恐れています。気に入ってはいますが、反面、恐怖心もあり、なかなか複雑な感情です。私は彼らの恐怖心を見て取り、「もし修煉したければ功法を教えますが、怖いと思ったら、どのようにすれば修煉できますか? 私が今日法輪功が何かを教えても、邪悪な共産党の江沢民一派らがいかに残忍な方法で法輪功学習者を迫害し、事実を捏造して世人を騙したかを説明します。真相が分かれば考え方を改め、共産党から退出し、心から『法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!』と念じれば平安になれ救われます。我々庶民は平安が一番大事なことではないでしょうか」と伝えます。

 もちろん、とても縁が深い人もおり、真相が分かればすぐに修煉を始める人もいます。

 昨年の6月中旬のある日、私は同修と一緒に真相を伝えに沙河公園に行ったら、読書に夢中になっている1人の若者を見かけました。私達は若者に、「受験勉強をしているの、一生懸命頑張っていますね」と声をかけました。彼は受験ではないと言い本を見せてもらうと、それは書き写した阿弥陀佛の法門の経文でした。筆跡が整っていて、とても綺麗な字で書き写されていました。

 彼に「佛を修めたいのですか?」と聞くと、「そうです」と答えました。

 私はすぐに師父の『二〇一六年ニューヨーク法会での説法』で説かれた、「私が生まれたとき、多くの神が一緒に降りてきました。その後毎年、たくさんの神が降りてきています。私が法を伝える時になると、神は雪が舞うように降りてきています。それほど多いのです」を思い出しました。師父もまだ多くの若者が救われていないとおっしゃっていましたので、彼はその1人だと思いました。私は彼に、「佛を修める法門を推薦します。帰依せず、常人社会で修煉でき、常人社会の状態に合わせて修煉できます」と言いました。「するべきことをしつつ、普段の職場、社会や家庭環境の中で修煉でき良い人になることを目指し、さらにより良い人になるように心を修めます。これは我々の師父が全中国で、そして全世界の100以上の国で広く伝え出された高徳の法、すなわち法輪功で法輪大法とも言います。法輪大法は宇宙の最高の特性『真・善・忍』に従い、弟子達を指導し修煉させています。この修煉法は最も速く、最も修煉の近道です。法輪大法は本当の性命双修を修める功法であり、今世で修煉できる功法です」と伝えました。

 彼はこれを聞くと、驚き私に、「今世修煉して成就できますか、なんと素晴らしいことですね!」。 「そうですよ、しかし、法輪大法に要求されている『真・善・忍』を必ず守らなければなりません。別の法門と混ぜてはいけません。修煉は不二法門』に背いてはならず、一つの法門に専念し修めなければなりません」と言うと、彼は、「8、9歳頃に母と叔母も修煉したことがありますが、迫害が起きてからやめました。それで、おばあちゃんも法輪功を修煉していましたが、やめてから病気で亡くなりました。しかし亡くなる時に少しも苦痛がなく、眠っているようにこの世を去りました。その時から法輪功は良いものだと思いました」。「では、法輪功を理解していますか」と聞くと、「まだ、よくわからない」と答えました。私は「もしよければ、この『轉法輪』をお貸ししますので読んでみてください。修煉したければ本を差し上げます。修煉したくなければ本を返してもらいます。よろしいですか?」と聞くと、彼はすぐに読みたいと答えました。お互いに電話番号を交換して時間を約束し、次回同修と一緒に『法輪』を持って行くことにしました。

 本を持っていく日、他の空間からの邪悪の妨害に遭い11時に約束しましたが、突然大雨が降り出しました。真相を説明するためによく行っていた場所なのに、突然道に迷ってしまい、いくら歩き回っても目的地には行けず時間がかかり、約束の時間を過ぎてしまいました。彼にもう少し待ってもらおうと電話しました。彼は「大丈夫ですよ、待っています。雨が降っているので気を付けてください」と言ってくれました。

 私は同修と一緒に正念を発し邪悪の妨害を取り除き、同時に師父のご加護をお願いしました。やっとバス停が見つかり一駅で着きました。しばらくの間待ていた彼に本を渡したら、とても喜んでくれました。彼にできれば最初から最後まで一気に読んだ方が良いことと、その方が修煉には有益だと伝えました。

 そして彼に、「法を得ることはそう簡単なことではありません。今日は何故こんな目に遭ったのか、それは、他の空間の邪悪があなたに法を得させたくないので、邪魔したのです」と伝えると、彼は少しわかってくれたようでした。

 一週間後彼に、「元気ですか?」と電話で聞いたら、「元気ですよ」と彼が答え、また会う時間を約束しました。会ってから本を読んだ感想を聞きました。「とても素晴らしい。この功法を修煉したいのですが」と言われ、彼にいくつかの質問をされ、私達は自分の修煉した時に理解したことを彼に伝えました。そして、最後に彼に私達ではなく、法輪』の中で師父が説かれていることに従ってくださいと伝えました。大法の師父は1人しかおられず、入門には早い遅いがなく、修煉者は全て師父の弟子だと伝えました。

 時間を作り、ある公園で彼に5セットの功法を教えました。師父の功法伝授のビデオと師父が各地で説法されたビデオをUSBにダウンロードして彼に渡しました。数日前にまた会って交流しました。彼は、「以前に供えてある物と書き写した経文を文殊院に持って行き返しましたが、まだ他の小物の御守りがあるので、これらはどうしますか?」と聞かれ、「燃やしたらどうですか」と提案し、さらに 「家や車の中にもそれらを置いてはならず、置いておくと修煉を妨害します」と伝えました。

 彼は、「この功法を修煉すれば、本を読み、煉功をし、常人社会で良い人になればいいのですか? こんなに簡単なのですか? 私はこの他に何をすればいいですか? 例えばお寺の人達みたいに?」と尋ねました。私は、「法輪功を修煉すれば、『真・善・忍』に従って修煉をしなければなりません。もう、お寺のことを考えないでください。何故ならお寺の人達は修煉というのは何かが全然わかっていないからです。お寺で法事をしたり、経文を唱えたりすれば修煉だと思っています。実は修煉とは心を修めることです。なぜ師父は私達を常人社会で修煉させるのかご存知ですか? それは最も複雑な環境の中で心を修めなければ、高人の境地まで修めることができません。本当に大法の為に何かをしたければ、お母さんやおばさん達の修煉を再開させることをお勧めします。これは師父が私達に望まれていることです。お母さんたちは江沢民が行った修煉者に対する迫害を怖がり、修煉を諦めたことはとても残念なことなのです。法を得ることは、どれほど難しいことでしょうか。今生で、これ以上の素晴らしい師父と素晴らしい法がないからです」と伝えました。

 彼は、「母達に大法のことを説明しようとすると、まだ法輪功のことを言っていないのに、話を止められ、私が何を言いたいのか分かっているみたいです」。「できるだけ真相を述べてください。もし可能であれば私に電話してください。一緒に真相を説明し、お母さん達に大法に戻って来てもらいましょう。これはあなたがやるべきことであり、あなたの修煉でもあり、功徳無量なことです」と言うと、彼も承諾しました。また彼に是非しっかりと大法の本を読み、学法をするように伝えました。帰える前に、彼の前で暗唱していた洪吟』の中の「その心志を苦しめる」と『精進要旨二』の中の経文「真性を見る」の二編を聞かせました。

 私は一対一で真相を述べることはとても良いことだと、身をもって体験しました。たくさんの法を学び、しっかりと法を学ぶことで思考能力を高められました。そして、弁舌の才を磨かせ、総合的な能力や分析する能力も高められました。異なる人達にいろいろな角度から真相を説明し、自己中心的な考えや恐怖心を取り除くことにも役立ちました。純粋な気持ちで頑張って真相を伝えたことには説得力もあり、人を同感させました。師父にこの純粋な気持ちを分かって頂き、手伝って頂き、ご加護を頂きましたので、伝わったことは人を感動させました。彼らの態度から感謝の気持ちが伝わって来て、ハグしてもらい、握手してもらい、別れ際に手を振ってもらいました。

 私達はぜひ師父のご教示である、「大法弟子は法が正される中で賦与された偉大な責任を台無しにしないでください。更に、救い済度される衆生を失望させないでください。皆さんは彼らが未来に入ることができるかどうかの唯一の望みとなりました。ですから、全ての大法弟子、新しい学習者、古い学習者はみな行動を起こし、全面的に真相を伝えるべきです。特に中国大陸の大法弟子は、一人一人みな表に出て真相を伝え、あらゆるところに真相が伝わるようにし、人のいるところに漏れることなく真相を伝えるべきです。真相をはっきりと伝えてから、煉功したい人がいれば、できるだけ早く法を勉強し功法を教える環境を整えてあげてください。彼らは次の段階で修煉する弟子です」を心に深く刻み込み、さらに励んでいきたいと思います!!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』「人心を放下し、世の人々を救い済度する」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/5/24/348566.html)
 
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