常人のテレビを見ることから得た教訓
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文╱中国の大法弟子

 【明慧日本2017年8月20日】明慧ネットでは、よく常人のテレビをみることの危険性についての文章が掲載されていました。私はそれらの考え方にとても同感しており、中国共産党のテレビの邪悪性に対する認識も十分だと考えていました。

 しかし、時にはどうしても常人のテレビを見たくて、その気持ちを抑えきれず、しょっちゅうではないのですが、たまに、ある日突然ある連続ドラマに興味を持つようになり、しかも、それを一気に見てしまうことがありました。

 最近、突然中国の昔の人気ドラマに興味を示し、それを見ながら、「これは全く中国共産党の暴力革命の宣伝だ。愛国主義を口実にした大虐殺のゲームだ。愛国の看板を掲げて、奴らは民衆の金を騙しているに過ぎない!『三国史演義』の中には戦争が絶えず、一つの王朝がずっと戦い続けている。しかし、そこには人情や義理や、レッドラインがあるのだ。『水滸伝』も、闘いの中に仁義と道義もあるのだ! しかし、中国共産党のテレビの中の虐殺は全く人間性のない、赤裸々な動物世界のようなものだ。なのに、その戦場のスケールの大きさで中国の観衆を引きつけ、観衆は知らないうちに中国共産党の強権統治を受け入れてしまう、これは極めて恐ろしい洗脳だ」と、テレビドラマを見ながら心の中で分析していました。

 自分のこのような明晰な認識を自慢しながら、その晩、最後の一話を見終わって、満足して寝ました。

 朝、座禅を組んだ時、突然、自分はある高速で回転している黒い空間に吸い込まれたように感じました。そこは、天地がぐるぐる回り、私は目が開けられず、目を開けると、すべてが回転してひどい目眩がしました。これは大変危険だと感じた時、もう間に合わず、お腹の中のすべてのものをものすごい勢いで下し、全身汗だらけになり、あと1秒で気を失いそうになり、最後の瞬間を迎えているような感じがしました。

 危機一髪の時、私はわずかに残った意識を絞り出し、心の中で一所懸命に「師父、私を助けてください! 弟子を助けてください」と叫びました。

 その瞬間、一つの大きな手が黒い回転する空間から私を持ち上げました。そのとき、すべてが止まり、時間も止まってしまいました。

 私は目を開けて、ベッドに倒れ、身動きできなくなり、服は汗でびしょびしょにぬれました。

 師父は私を救ってくださいました! 気を取り直したあと、私は直ちに迫害を否定し、急いで内に向けて探しました。「自分は弟子として精進している、普段、師父の要求通りに行っており、マイカーで旅行に出かけた時でも、法輪功の資料を必ず持っていた。ただ、この常人のテレビを見るのは漏れで、終始漏れていた」と考えました。

 この時、体はすでに正常に回復しました。しかし、下痢はまだ止まらず、食事も出来ず、食べるとすぐに下しました。

 漏れは見つかっても、心の中ではまだ納得していません。「自分はテレビドラマに牛耳られていないし、まったく影響を受けていないはずだ、むしろ、常人のテレビがどれほどでたらめか、どれほど馬鹿げているかを確認していただけだ。これがそれほど大変なことなのか? 旧勢力はそのために私の命を奪おうとしたのか」と思いました。

 自分はすでに『轉法輪』を暗記しており、一文字も間違わないとまでいかなくても、普段通読する時、すべて暗唱していました。この時、師父の法の、「その気功師自身はまともであっても、彼の弟子はそうではなく、さまざまな憑き物がついているのです。あなたが本当に法輪大法を修煉しようとすれば、聞きに行ってはいけません」[1]が脳裏に打ち込まれました。

 私は驚きました。これは当時の私の事をおっしゃっているのではないでしょうか。表面上から、自分はまともで、常人のテレビを見ても、洗脳されることを拒否していますが、自分の空間場はそうではなく、私の世界の衆生はそうではなく、私の胃腸も他の臓器もそうではなかったのです! 私は本当に利己的で、自分の欲望を満足させるため、自分の世界の衆生のために考える気持ちを放棄してしまったのです!

 自分の体の多くの臓器は、一つでもおかしくなれば、命が奪われてしまう危険性があるのです! 下痢をして、旧勢力に肉体が奪われた同修がいるのではないでしょうか。

 法理が分かった時、本当にその瞬間に、下痢が止まってしまいました。まさしく師父がおっしゃったように「弟子正念足りれば 師は回天の力あり」[2]の通りでした。

 これは自ら経験した恐ろしい体験でした。書き出して、未だに常人のテレビを見ている同修に注意を促したいと思いました。けっして自らの命を疎かにしないでください、けっして厳粛な修煉を疎かにしないでください、けっして師父が大きな犠牲を払って延ばして下さった衆生を救い済度する時間を疎かにしないで下さい。さもなければ、この永遠の機縁は一瞬のうちにすべて失ってしまうのです。

 今まで、いろんな地域で同修が様々な形で妨害されることが起きました。もちろん、必ずしも命の危険性があるとは限りませんが、しかし、もしかしてこのような要因もあったかもしれません。くれぐれも警戒してほしいと思いました!

 個人の体得です。適切でない所は、慈悲なるご指摘を下さるようお願いします。 合掌

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
 [2] 李洪志師父の著作:『洪吟二』「師徒の恩」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/8/15/352477.html)