正念を持って恐怖心に対応する
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2017年8月28日】私は1996年に法輪大法の修煉を始めた古い弟子です。風雨のなかでの修煉は、ずっと師父のご加護を感じながら、次々と難関を乗り越え、大法の不思議と超常を体感しました。

 2015年11月下旬、私達が住んでいる都市では大雪が降りました。気候はまだそれほど寒くなく、翌日は雪が溶け始め、道路は滑って歩きにくくなり、夜7時過ぎになると日が暮れました。私は同修の家に大法の真相を伝える資料を受け取りに出かけました。連れ合いもちょうど同僚の家に用事があり出かけようとしており、「一緒にエレベータに乗って、降りましょう」と言いました。

 同修の家に着、受け取った資料を背負い、すぐ家に帰ろうとして、両手を綿入りジャケットのポケットに入れ、コミュニティーの近道を歩いていました。夏は日除けや、両側にベンチがあり、真ん中は大理石のタイルが敷いてありました。上は白くて厚い雪で覆われ、足跡はありませんでした。私は急いで歩いていたところ不注意で転んで雪道に座ってしまいました。この突如とした出来事に私はわけがわからなくなりました一瞬下腹部と腹腔の中から熱い流れが込み上げ、吐きそうになりましたが、私は無意識に口を開かず、当時これがどういうことか分かりました。すぐ「師父、私を助けてください!」と叫びました。それから「私は李洪志の弟子であり、他の按排は要らない、認めない」[1]を思い出しました。私は絶えず発正念をしながら立ち上がろうとすると、また滑って倒れ雪道で転び続け、起き上がれませんでした。私は心のなかで「私は大法弟子だ、私は大法を実証する仕事をしている。旧勢力の按排を認めない。私には師父がいらっしゃる、法のなかで修める」と思いました。最後に私は椅子を掴んで、立ち上がりました。

 どうやって歩いて帰ったか覚えていませんが、苦しみながらエレベータに乗り家まで上がりました。当時連れ合いはまだ帰宅しておらず、私は濡れたズボンを脱ぎ、足を組んで1時間以上正念を発しました。その熱い気は少しずつ下へ降りていき消えました。

 夜寝る時、身を起こそうとすると腹腔のなかの臓器が言葉でいい表せないほど痛み、全身に汗がでて、身体が震えました。翌朝起床して煉功する時、気機に従って下へ降りる時、体内の臓器はまるで時計の振り子のように宙に浮いて、支えられていないようで、左右に動き、その痛みは耐え難いものでした。私は「弟子正念足りれば 師は回天の力有り」[2]、「実際その通りです。皆さんは帰ってからぜひ試しにやってみてください。本当の劫難に直面した時、あるいは関門を乗り越える時に、試してみてください。耐え難いものを耐えてみてください。乗り越えられそうもないと見えても、行ない難いと言われても、本当にできるかどうか試しにやってみてください。もし本当にやり遂げられれば、きっと『柳暗花明又一村』というように、眼前に新たな世界が開けることに気づくに違いありません!」[3]を念じました。数日後、回復しました。

 これほど大きく転んだことは偶然なことではありません。うちに向けて探すと恐怖心がありました。これもあれもと恐れる心があり、外で大法の仕事をする時はいつも家族に知られないようにやっていて、正々堂々と大法を実証せず、常にビクビクしていました。資料を受け取りに行く時も連れ合いにバレることを恐れて急いで家に向かっていました。旧勢力は私に漏れがあるのをみて、私の執着心の隙に乗じ、このような魔難に遭遇させました。ほかでもなく師父が弟子のために肩替わりしてくださり、私を救ってくださいました。師父のご恩に対する感謝の気持ちは言葉で語れないものです。ただ着実に修め、恐怖心を取り除くべきで、この機会にそれを徹底的に暴き出します。正念で恐怖心に対処すれば、乗り越えられないものはありません。師父の慈悲なる済度に背かないように、最後の道をしっかり歩みます。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『二〇〇三年元宵節での説法』
 [2] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「師徒の恩」
 [3] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/7/30/351849.html)
 
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