大法弟子物語 二題
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文╱中国の大法弟子

 【明慧日本2017年9月20日】

 一、8年間も補修していない道路が整備された

 私達の村には、長年補修されていない道があり、雨の日になると、道がドロドロの沼状態になり、車が通れず、人々は長靴を履いていても歩きにくく、大変不便でした。しかし、政府は何もしてくれず、この状態はすでに8年も続いていました。

 昨年の春、村人は募金を呼びかけ、自ら道路の補修工事をしようと提案しました。皆は資金の集め方を議論し、砂を運ぶ人、セメントを運ぶ人、それぞれの役割分担を決め、すぐに工事に着手しようとました。私は1千元を出して、私達十数軒の家の後ろにある道の補修作業に1人で取り掛かりました。私は砂と土を運んで来て、それを道路に敷き、ブルドーザーで地面をしっかり押し固めました。

 工事が終わったとき、長さ100メートル、幅6メートルの道は平坦になって広くなり、とても使いやすくなりました。村人は「ようやくいい道が出来た」と、とても喜んでくれました。

 皆は私にお金を払うと言いましたが、私は「もういいですよ。この分を僕は全部負担します。しっかりした道があれば何よりです。僕は大法弟子ですから、近所のみなさんの力になってあげなくてはなりません。皆さんはもうお金のことを考えなくてもいいですよ」と言いました。

 隣近所の家の地勢が低く、土や砂を一番多く使い、土だけでも車4台分、砂は2台分を使いました。その後、近所の人はとても申し訳ないと、どうしても400元を払おうとしましたが、私はそれを受け取りませんでした。彼らはとても感動しました。

 村民は皆「やはり法輪功の人は心が広いですね。普通の人ならら、100元でも200元でも払いたくないのに、法輪功の人は他人の分まで払ってくれました。法輪功の人は何事も他人のために考えて、優しくて、皆の為にやっても何のお返しも求めません。法輪功は本当に素晴らしいですね」と言いました。

 二、土地を譲り、塀を作らせた

 新しく引っ越して来た近所は家の西側の家を購入しました。そこの表門は狭く、車が通れないため、表門を大きく改築しようとしました。そのため、家との間の塀を立て直さなければならなくなり、新しい近所の人は「どうですか」と聞いて来たので、私は「構いません。あなた達は工事してください」と言いました。彼らは早くも地固め作業を始めました。

 私に外に出て見ると、溝はすでに掘られました。家のこっち側に鶏小屋があるため、彼らが今のように塀を作っても見栄えは良くありません。「私は大法弟子で、自分のことばかりを考えてはいけない」と思って、「家は一步下がりますから、その分の土地を使って下さい。こうすれば塀もきれいになるし、車も通りやすくなりますから」と言いました。

 現場で工事をしている人達は私の話を聞いて、とても驚き、「信じられない。それはありえないことだ。誰でも自分の土地が取られるのを恐れているのに、あなたが自ら譲ることはあり得ない」ととても不思議そうに言いました。

 近所の人は「それなら、お宅の土地を取ってしまうのではありませんか。一步下がると言っても、結構な面積ですよ」と言いました。私は「構いません」と言いました。近所の人はとても感激して、「一昨日、妹婿の家も塀を作りました。隣の人と土地のことで大喧嘩をして、長年の近所仲も悪くなりました。結局お互いに譲らないため、立てられた塀を壊してしまいました」と言いました。

 「やはりお宅の土地を取ってはいけません」と近所の人が言いました。私は「一步でも二歩でも、あなたが必要でしたら、もう少し使っても構いません」と言うと、近所の人はとても申し訳なく、お金を払おうとしました。私は「遠い親戚より近くの他人だと言うでしょう。私はお返しを求めていません。安心して塀を作って下さい」と言いました。彼らはとても喜んでいました。

 「私は大法弟子です。師父は私達にいつでもどこでも他人のために考え、真の話をして、真の事を行って、善良で、忍耐強く、譲り合うようにと教えて下さっています」と言いました。そして、「以前、私は乳がん、婦人病、副鼻腔炎、頭痛などいろんな病気を患っており、病気がちで、学校にもあまり行けず、病院ばかり行きました。お金を随分使いましたが、病気は治りませんでした。法輪功を修煉して4カ月で、すべての病気は消えてなくなり、家庭も睦まじくなりました」と彼らに話をしました。彼らは真相を知ってから、喜んで三退をし、「法輪功は素晴らしいですね。今は煉功が禁じられていますが、さもなければ、私達も煉功します」と言いました。数年来、近所とは家族のようにとても仲良く付き合いをさせてもらっています。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/9/12/353623.html)