師父は私を音のない世界から救い出してくださった
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文╱中国の大法弟子 惜音

 【明慧日本2017年10月19日】私は今年60歳です。1996年、姉の家で初めて法輪功の本を読みました。すぐに本に惹き付けられた私は、「この本は実に素晴らしい、言葉にできないほど素晴らしい」と思いました。そして、私は法輪功を学び始めました。

 法輪大法を修煉して二十数年間に、あまりにも多くの恩恵を受けました。次に、最近、私の身に起きた不思議な出来事を書き出し、皆さんと分かち合いたいと思います。

 昨年12月のある日、朝起きると、突然耳がおかしいと感じました。周りは何故かとても不気味なほど静かで、少しの音も聞こえませんでした。手で耳を叩いて見ても、やはり何も聞こえませんでした。「これはおかしい、どうして突然何も聞こえなくなったのだろうか?」と思い、ベッドから下りて、わざと音を立てながら歩いて見ても、やはり何も聞こえませんでした。まるで世界から隔離され、音のない世界に入ったような感じでした。私は戸惑い、不安になりましたが、この「耳が聞こえない」という現実を受け入れなければなりませんでした!

 心は千々に乱れました。どうすればいいのでしょうか? 私は自分を落ち着かせようとしましたが、しかし、なかなか落ち着きませんでした。今日はたくさんのことをしなければならないと思いました。午前中、他の町にある学校の寮に住んでいる外孫娘を迎えに行く予定でした。切符もすでに買ってあります。耳が聞こえないのに、どうやって行けるでしょうか? 誰かが子供を迎えに行かなければなりません。しかし、家族にこの事を教えてしまうと、皆はきっと心配して、焦って混乱するでしょう。それに、家族はそれぞれ忙しく、急にスケジュールの変更も難しいのです。子供の世話のほかに、聞こえない私の世話もしなければならないとなると、皆も大変困るだろうと、いろいろ考えました。

 私はできるだけ自分をコントロールして、落ち着かせようとしました。私は法輪功学習者です。法輪功は佛家の高尚な大法で、健康保持と病気治療に良い効果があります。師父は「法輪功は佛家法輪修煉大法に源を発する、佛家気功修煉の特殊な方法ですが、一般の佛家修煉方法とは異なる独特なところがあります」 [1]と説かれました。多くの法輪功の学習者は修煉してから心身共に大きな変化が起き、私の周りにもこのような実例が多く、自分でも、長年修煉する中で、多くの不思議な出来事がありました。そう思っているうちに、随分冷静になりました。

 そこで私は煉功を始めました。自分は修煉者の強い意志で困難に立ち向かい、法輪功は神の功法であることを固く信じなければならないと思いました。煉功している途中、誰かが近づいて来たと感じ、目を開けると、夫がやって来たのを見ました。「夫は私の状況を知らないので、彼の問いかけに答えなければ、彼はきっと誤解する。しかし、彼にこの事を教えると、きっと心配するだろう」と思いました。私は落ち着いて夫に、「私は耳の調子が少しおかしいけど、すこし調整すればきっとよくなるから、心配しなくていいよ。とりあえず、私に声を掛けないでね」と言いました。夫は私が落ち着いている様子を見て、安心しました。

 予定通りにやるべきことをやりました。私は家の片付けをしてから、駅に行きました。「法輪功修煉者は真・善・忍を修めているので、神佛は必ず見守ってくださる」と固く信じていました。交通量の多い道でしたが、私は冷静に車両と道路の状況を確認しながら、「法輪大法は素晴らしい。真・善・忍は素晴らしい」と念じながら、心の中でずっと師父にご加護をお願いしました。

 ネットで買った列車の切符を窓口で引き換えなければならないため、私は窓口で身分証明書を渡しました。この時、駅員は何かを言いましたが、私は聞こえませんでした。しかし、私は感じ取り、次に何をすべきかが分かっていました。順調に切符を受取ってから、列車の待合室にいきました。駅の案内は聞こえませんでしたが、どこで列車を待つか、いつ発車するか、どうやって乗車するかも全部分かりました。列車に乗ると、車掌が切符と身分証明証をチェックした時、私はうまく対応しました。「それは簡単ではないか」と言う人がいるかも知れません。普通の人にとっては、或いは耳の不自由な人にとっても難しい事ではないかもしれません。しかし、突然何も聞こえなくなった私にとっては、そう簡単なことではありませんでした。すべてから隔離され、突然「音のない世界」に入って、何もかも初めての経験で、しかも、遥かに遠く感じました。私の心の中は孤独で寂しく、多くのものを失ったような感じでした。しかし、「私は真・善・忍を修めている。天理に順応している。神佛は必ず見守ってくださる。すべてはきっとよくなる」と強く信じていました。そして、ずっと「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と念じました。

 列車から下りて、学校まで行き、孫娘に会いました。孫娘に私の今の状況を話し、「心配しなくていいよ。おばあちゃんはすぐによくなるからね」と言いました。私は孫娘の衣類を整理して、孫娘と一緒に列車に乗って、家に戻りました。

 家に着いた時は、すでに夜になっていました。すぐに夕飯を作り、料理を食卓に並べ、家族と一緒に晩ごはんを食べました。

 食べているうちに、耳が突然熱くなったと感じた途端、 一気に音が聞こえました! 聴力が回復しました! 私は感激して、家族に「きょう、突然耳が聞こえなくなったが、1日かかって、すべて回復した」と、初めて今日の一部始終を話しました。家族も再び法輪功の奇跡を目にしました。

 私達のような年になると、聴覚障害や視力の低下はよくある事で、耳が完全に聞こえなくなることも決して珍しいことではありません。しかし、1日で完全に聴力が回復することはそう多くはないでしょう。普通の人は聞こえない人の苦しみを理解できないと思います。そして、このような経験を持っていない人は、師父に対する私の感謝の気持ちもなかなか理解できないでしょう。

 師父に感謝いたします! 大法に感謝いたします!

 合掌

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『法輪功』「第二章 法輪功」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/10/10/351321.html)
 
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