文╱中国の大法弟子
【明慧日本2017年11月2日】私が修煉を始めて十数年経ちました。しかし、夫はどうしても大法を認めず、師父と大法に暴言を吐き、私の学法を妨害し、法輪功の三文字すら言わせてくれず、さもなければ怒りが爆発してしまうのです。私は家庭環境を未だに突破することが出来ず、修煉もずっと順調ではありませんでした。
昨年5月、夫は不慮の事故に遇い、頸椎を骨折し、以前交通事故で脱臼した腰を再び強く痛め、その結果、寝たきり状態になりました。三つの病院に行って診てもらいましたが、いずれも治療出来ないと言われました。その後、夫は意識がもうろうとした状態になり、医者は「やはり家で静養するしかない。状況はかなり深刻だ」と言いました。
家に帰ってから、夫に師父の説法録音を聞かせました。2、3時間後、彼は意識が戻り、水を飲みたいと言いました。私は離乳食のお粥を買って来て、水で溶いて冷まし、注射器に入れて、彼に食べさせました。1週間後、彼は粟のお粥を食べられるようになりました。
夫の世話をする間、私は何度も面倒くさいと思いました。当時、母(同修)も一緒に彼の世話をしてくれました。寝返りをさせて背中をマッサージし、痒い所を掻き、しばらくすれば、また同じことを繰り返さなければなりませんでした。しかし、このようにしても、やはり床擦れができて、毎日、時間通りに患部の薬の交換をしなければなりませんでした。昼間はなんとかできますが、夜になると、こちらがちょうど寝ついたら、すぐに起こされてしまうので、ほとんど寝られませんでした。私の心は穏やかではありませんでした。その時、師父がおっしゃった「忍び難きは忍びうる。行ない難きも行ないうる」[1]を思い出すようにしました。
法があれば、心が明るくなり、気持ちも晴れ晴れしました。毎日、細心の注意を払い、根気よく彼に対処し、食べたい物を作り、家に食材がなければ買いに行き、できるだけ献立が重複しないようにして、彼の欲しい食べ物を満足するまで作りました。
ある日、私はお腹が痛くて、すでに数日間食事が喉を通らず、足がグラグラして、全身に力がありませんでした。ちょうどその時、夫は下痢が止まらなくなりました。トイレットペーパーで拭いても、拭いても、ゴミ袋がすぐにパンパンになりました。やっとおさまったら、きれいに片付けて、下着を履かせ、ゴミを出して来ると、また下痢が始まりました。私はまたシーツを敷き、トイレットペーパーを用意し、拭きに拭き、4回も繰り返しました。自分も体調が悪いのに、このように何度も何度も振り回され、私は疲れてしまいました。心の中は辛くても、彼にはその嫌な気持ちを見せないように頑張りました。しかし、不満の気持ちがやはり出てきました。
母は私に「あなたの善をしっかり守り、不平不満をこぼさない」[2]と注意してくれました。それは師父の法だと、私はすぐに分かりました。この不平不満をこぼす心を修めなければなりません。私は繰り返してこの詩を暗唱し、暇があれば暗唱しました。すると、気持ちが次第に落ち着いて、ますます他人のために考えるようになりました。
一度、夫は私に「大法の修煉者って、本当に心の優しい人ばかりだね。僕が入院した時、あれだけ多くの人が見舞いに来て、運んだり、車を出したりしてくれた。呼ばれたらすぐ来るし、報酬も要らず、お返しも求めない。大法を習う人って、皆こうなの? 誰に対してもこんなに優しいの?」と聞きました。私は「そうよ。大法の師父は私達に良い人に、更に良い人になるように教えて下さっているから」と言いました。
それから、夫は大法に対する考え方を変え、私が法を学びに行くのも阻止しなくなり、母と一緒に家で法を学ぶことを許してくれました。これは今までとても考えられないことでした。
夫は変わりました。悪いことは良いことになりました。これから、私は必ず師父の教えを心に刻み、自分をしっかり修めるように努め、師父について家に帰るようにします。
合掌
注:
[1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
[2] 李洪志師父の詩:『洪吟四』「あなたの迷いを解く」