周りの同修の煉功の動作に注意しよう
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文╱中国の大法弟子

 【明慧日本2017年11月22日】1999年に、邪悪は大法を迫害し、師父が弟子達に残して下さった集団煉功と集団学法の環境を破壊しました。一部の同修は入門して間もなく迫害が始まり、彼らの煉功の動作は最初から正確なものではなくなり、また一部の年配の同修は集団煉功の環境を失ったため、煉功の動作が次第に間違ってしまいました。

 同修Aさんは早くから修煉を始めた年配の大法弟子です。迫害に反対する修煉の中で、彼女はいつも先頭に立ち、三つのことをしっかりと行って来ました。しかし、数年前から、Aさんには病業の仮相が現れ、足が痛くなりました。内に向けて探すことによって、その後、足は良くなりましたが、しかし、今度、首が上がらなくなり、頭がうなだれ、とても辛くなりました。内に向けて探しても、原因が何か分りませんでした。

 数年が経ちました。Aさんは首がますますうなだれ、体も片方に傾き、辛さが増す一方でした。とうとうある日、我慢の限界に来たAさんは、学法拠点にやって来て、涙を流しながら、同修達に発正念をしてほしいと頼みました。そして、「最近、心が乱れて、もう修煉をやめたい気持ちすらあった。頭には亡くなった同修の事でいっぱいになり、発正念も出来なくなった。発正念をすれば発するほど状態が酷くなるからだ。そして、今の格好では大法に泥を塗るのではないかと心配して、真相を伝えることもしなくなった。もともと修煉をとても応援してくれていた家族も、今、理解をしなくなっている」とAさんはとても落ち込んで同修に訴えました。

 この時、「これは邪悪が大法弟子を引きずり下ろしている」と同修達はやっと悟りました。皆はAさんのために発正念をし、内に向けて探し、邪悪の旧勢力のすべての按排を解体するようにしました。

 同修Cさんは同修Dさんを誘って、Aさんの家に行って、一緒に法を学び、法に則って交流し、発正念をし、そして煉功をしました。Aさんと一緒に発正念をした時、Aさんはしっかりと座れず、印を結び、掌を立てると、ある力が彼女の頭を下の方へ引っ張っていました。Aさんはすすり泣きました。呼吸も困難となりました。しかし、彼女がいくら辛そうな様子をしても、同修達はその仮相に動かされず、強大な正念を発して、邪悪を一掃しました。

 向かい側に座っている同修は優しい声でAさんに、「まっすぐ座ってください。邪悪に動じられないようにしましょう」と言いました。Aさんは一所懸命に頭を上げました。同修はさらに「もう少し頭を上げましょう。師父にご加持をお願いしましょう。あなたはきっと出来ますよ」とAさんを励ましました。こうして、Aさんは少しずつ頭を上へ、上へと上げるようにしました。師父のご加持と同修たちの助けの下に、1秒でも大変だったAさんは、正義と邪悪の闘いの中で、力を振り絞って20分ほど正念を発しました。

 いっしょに煉功をしたら、Aさんの動作が間違っていることが分かりました。「如来潅頂」[1]をやった時、Aさんはわざと自分の頭のてっぺんを圧えました。Dさんは「動作が正しくないよ」と指摘すると、Aさんは「師父の号令は『如来潅頂』[1]ではないか?」と言って、そして、『大圓満法』を探し出して、同修に見せました。Dさんは「潅頂は、師父が別の空間で私達にしてくださるので、私達は自ら人為的に潅頂をするのではありません。師父の煉功の動作を変更するのはただ事ではありませんよ」と指摘しました。「自分が20年来ずっとこのように煉功して来たため、自らの首をうなだれるように圧えてしまった。なんと危険なことだろう」とAさんはっと悟りました。

 同修達はAさんのすべての動作や印を結ぶ所から正しました。帰る前に、同修達は「師父の説法と煉功を教えるビデオテープをよく見るように」とAさんに言い聞かせました。Aさんも身を入れて自分の煉功動作を是正するようにしました。同修達はさらに力を合わせてAさんのために発正念をし、Aさんの主意識を加持しました。

 再びAさんに会った時、彼女の状態はかなり改善されました。何度も煉功の動作を是正し、そして、同修たちの協力によって、Aさんの状態はますます良くなりました。Aさんも自分が法理をよく理解していなかったことに気づき、同時に、同修を按排してくださった師父に心から感謝しました。Aさんは 「夜、正時になると、同修たちが自分を加持してくれる強いエネルギーを感じた」と言いました。さらに、「印を結ぶ動作が正しくなってから、足も組めるようになり、まっすぐ座れるようになった」 と言いました。

 同修達も、「Aさんを助ける過程は自らを助ける過程でもある」と体得しました。なぜなら、それぞれの人は自分の正しくない煉功の動作を是正したからです。

 まだ煉功を重視していない同修に、「法を学んだ後の集団煉功はとても大事である」と言いたいのです。「師父が求められた三つのことをすべてしっかりと行って、始めて師父の法を正す進展について行ける」と私は悟っています。修煉には些細な事はありません。すべての動作は師父が私達に残して下さった既成の気機で、その中の奥深い内包は、私達は永遠に理解し切れないでしょう。ですので、私達は師父が求められたものを円融するしかなく、けっして人為的に何かをしようとしてはいけません。すこしの変更でも大きな過ちになります。師父は「ただでさえ難しいのに、さらに人為的に難を作ってしまえば、どうやって乗り越えていくのでしょうか? ほかでもないこのことによって、あなたは難や厄介なことに遭遇するかも知れません」[2]と説かれました。本当に危険極まりないことです。

 Aさんの痛ましい教訓を書き出して、自らに注意を促すと同時に、同修達にも注意を喚起したいと思いました。修煉の道での一歩一歩を正しく歩み、煉功を重視し、旧勢力にいかなる迫害の口実をも与えず、最後の道をしっかりと進み、一緒に師父について家に帰るようにしましょう!

 法に則っていないところがあれば、同修たちの慈悲なるご叱正をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作: 『大圓満法』「二、動作図解」
 [2] 李洪志師父の著作: 『轉法輪

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/11/9/356486.html)
 
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