「法輪大法は素晴らしい」と念じた5歳の女児助かる
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文╱中国の高校生

 【明慧日本2017年12月6日】今年夏休みのある日、停電のため、私は母と姉と一緒に表門のひさしの下で涼んでいました。ちょうど昼頃だったので、表門の前の道路には通行人がおらず、周りはとても静かでした。この時、姉は扇子で扇ぎながら「ほら、誰かが泣いているよ、聞こえる?」と言われ、私と母が耳を澄まして聞くと、確かに町の方から泣き声が聞こえて来ました。

 母は表門を出て、北の方を見ると、そこには20代の女性が5歳前後の女の子を抱っこして、泣きながら走って来ました。女性は息が上がり、足を引きずって走れなくなりました。母は「どうしたのですか」と尋ねると、女性はウ、ウッーと泣きながら「この子が高熱を出して痙攣して、口から白い泡を吐き、もう駄目かもしれない」と助けを求めてきました。

 彼女は緊張のあまり体が動けなくなりました。その様子を見ていた母は女性から女の子を受け取り、抱っこして南の方へ走り出しました。家から南へ200メートルの所に村の医者が住んでいます。母は走りながら向こうで涼んでいる村人に向かって「早く医者を呼んで来て!」と大声で叫びました。

 私はとても驚きました。母は3年前、尿毒症を患い、左腕の動脈の手術を受け、重いものを持てませんでした。それに、3年前の病気の時、母は全身の多くの器官が深刻なダメージを受け、十数種類の病気を患い、当時、家にはいつも薬の瓶がいっぱい置いてありました。様々な治療を受けても病状が好転せず、母は体が悪くなる一方で精神的にも落ち込み、生活も自力で出来なくなりました。私と姉はまだ中学生で、父は母の面倒を見るために出稼ぎにも行けず、一方母の治療費が相当かかり、私達は先の見通しが立たず、お先真っ暗な状態でした。

 それにも関わらず、今、母は5歳の子供を抱っこして、あれだけ早く走って行きました。それと言うのも、母は大法を修煉して、元気になりました。大法の師父が母を救って下さいました。姉とその話をしている中で、母は顔いっぱいに汗をかいて帰って来ました。私達は急いで「あの子はどうなったの」と聞くと、母は大粒の涙をポロポロこぼし、「もう大丈夫だわ。慈悲なる師父があの子を救って下さいました!」と嬉し涙をこぼしながら言いました。

 母は女の子を受け取ってから、「この子が私と出会えたのは、きっと大法と縁がある子だ」と思い、そこで「師父、この子を助けてください、助けてください!」とお願いしました。そして、しきりに「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」と念じました。大法だけがこの子を救えると母は思ったからです。やじ馬見物の村人の中には 「この子はもうダメだ」と言う人もいましたが、他の人に何を言われようが、母はあきらめずに念じ続けました。村の医者の中庭に入ると、医者も部屋から飛び出て来て、女の子を診察し体温を計りました。体温を計るのに15分かかりますので、母はもうあまり時間がないとみて、声を出して念じました。すると、女の子の硬直した体がしだいに柔らかくなり、白い泡を吐かなくなり、紫色の唇も正常に戻りました。この時、女の子のお母さんが足を引きずりながら、やっとここへ着きました。女の子はもう大丈夫だと見た母は、女の子をお母さんに渡して、「もう大丈夫よ」と言いました。お母さんに渡された女の子はおしっこをして意識が戻り、目を開けました。しかし、体温はまだ上がっていません。村の医者と村民は皆、「薬も飲んでいないのに、なぜこんなに早く良くなったのか」と不思議に思いました。しかし、母だけは、大法の師父が女の子を救って下さった事を知っていました。村人も母がずっと「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と念じていたのを聞いて、知っていました。

 私と姉は母に「女の子のお母さんと知り合いなの?」と聞きました。母は「知らない人だよ。大法の師父は慈悲で、また1人の命を救って下さいました」と泣きながら言いました。私と姉も泣きました。私達3人は手を合わせて一緒に「慈悲なる師父に感謝いたします」とお礼を申し上げました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/11/30/355649.html)
 
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