文╱中国の大法弟子
【明慧日本2018年1月27日】私達数人の同修はよく一緒に定期市に行って真相を伝え、人を救っています。ある日、隣の県の定期市に真相を伝えに行きました。しかし、真相資料を配りはじめてまもなく、真相を知らない人に通報され、その後、パトカーがやって来て、数人の警官に地元の派出所に連行されました。私達は師父にご加持をお願いして、途中でずっと「人を救うのを妨害する邪悪要素を一掃する、大法と大法弟子を傷つけないよう、また警官たちに善念を持たせてください」と発正念をしました。
派出所の中で、数人の警官が交替で私達に尋問しました「これらの資料はどこから持って来たのか?」、「それは私達が自分で製作したものです」。「なんの為にこれだけの資料を持ってきたのか?」、「それは人を救うためのものです。あなた達もよく読んでください。すべて真実を言っています。多くの人は中国共産党の偽りの宣伝に騙され、中国共産党と一緒に法輪功を誹謗中傷しています。実は、法輪大法は最も正しいもので、私達の師父は世の中で一番すばらしい人です。師父は私達を善に導き、道徳を高めることを教えてくださり、病気を取り除き、健康な体にしてくださいました。また私達に良い人に、更に良い人になるように教えておられます」と言いました。
警官らは「あなた達の師父って、誰か?」と聞くので、「李洪志先生学法私達の師父です」と答えると、1人の若い警官は突然立ち上がって、「僕から見れば、あなたは僕の師です。僕はあなたを師と仰ぎます」と言って、私のことを師と呼び始めました。私は少し恥ずかしくなって、「そう呼ばないでください。おばさんと呼んでください」と言うと、若い警官は「いいえ、師と呼ばせてください。あなたは僕の師ですから」と言い張りました。この若い警官を見て、心の中で「この生命は大法と深い縁があるかもしれない」と思いました。
私達はずっと彼らに大法の素晴らしさを話し、私達が煉功して受益した話をしました。私はもう1人の同修を指して、「この人を見てください。数年前、彼女は寝たきりの植物人間でした。彼女は不治の癌になって、余命は数年しかないと医者に宣告されました。しかし、大法を学んでから、彼女の十数種類の病気は全部治りました。彼女は病人のように見えますか?」と言いました。
この時、1人の同修が「彼らに『神は曹操を滅ぼさない』の話をしてあげたら」と言いました。私は警官に「皆さんは今までしっかり勉強をしていますよね。『神は曹操を滅ぼさない』という物語を知っていますか? どの王朝の話を知っていますか?」と聞くと、彼らは唐の時代のものとか、他の時代のものとか言いました。「どの時代の話かはともかく、皆さんは皆『三国史演義』を読みましたよね。諸葛孔明は抜群の才能の持ち主で、天下の局面を根本的に変える神通力を持っていました。彼は予見力があり知略に優れ、物事を予測することが神のように極めて正確でした。彼は東風を借りて草船で矢を借り、三度も周瑜を怒らせ、7回孟獲を捕まえ、司馬懿の前は空城の計を使いました。彼は将兵を派遣し、軍隊を動かし、将軍達の性格をよく知り、その才能をうまく使いました。赤壁の戦いの中で、関羽が情義を重んじて、恩を受けると必ず報う人だと知っていながらも、彼に要塞を守るよう派遣しました。結局、華容道で関羽は旧交を忘れず、自分を捨てても、強敵の曹操を逃しました。劉備はそのような人員配置が間違っていないかと指摘しましたが、孔明は感慨深く、『それは即ち天意である。神は曹操を滅ぼさないということだ。仕方が無いことだ』 と長嘆しました」
「今の天意は神が中国共産党という腐敗した政党を滅ぼすことです。あなた達はそれを信じませんか? 私達の師父は『天が変わろうとすれば、誰がそれを止められるでしょうか!』[1] とおっしゃいました。これは歴史上必然なことです。私たちはやはり中国共産党から少し遠く離れたほうがいいです。巻き添えにならないように、江沢民の生贄にならないようにしましょう」と言いました。彼らは頷いている人もいれば、黙ってなにも言わない人もいました。しかし、彼らの心が変化しているのが分かりました。1人の警官は「あなた達は怖くないのですか?」と聞くので、私たちは「悪いことをしていないし、人を救っています。すべて人の為にやっています。一番正しいことをしているのに、どうして怖いと思うのですか?」と言いました。
昼になり、私は彼らに「帰らせてください。町には、強盗や詐欺、喧嘩などがあっても、あなた達は出動しないのに、どうして私達を連行するのでしょうか?」と言いました。1人のボスらしい警官は「通報があったから、この形を取らなければならない。あなた達も焦らないで、ここでご飯を食べなさい。後で上司に聞いてから、あなた達を帰らせるから」と言いました。
食事の時間になりました。彼らは蒸しパンや、野菜炒め、お茶を持って来ました。ご飯を食べ終わると、私たちはトイレに行っても監視はありませんでした。トイレから出て、先程私を師と呼んでいた若い警官が中庭に立っていたので、「私達が逃げるのを恐れているのですか」と聞くと、彼は「そうじゃないよ。あなた達に責任を持たなければならないから」と言いました。私は「私達もあなたに責任を持たなければなりません。あなたは三退をしてください。その獣の印を抹消しましょう。神が中国共産党を滅ぼす時が来たら、あなたは安全になります。三退をしてはじめて平安が守れますから」と言うと、彼は「分かりました。退きます。今すぐ退きます」と言いました。私は更に「『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』 と覚えてください。災難が来た時、命が守られますから」と伝えるとら、彼は「はい、しっかり覚えました」と答えました。
しばらくして彼は「荷物を持って、南に向かって行ってください」と、私達に帰るようと指示しました。こうして、私たちは師父のご加護の下、正々堂々と派出所を出ました。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』「挨拶」