「二度と正法の終わりを待ち望まない!」
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文/中国 山東省の大法弟子

 【明慧日本2018年2月14日】今日、ある同修と偶然に迫害の終わりについて話しました。学法拠点の多くの同修が正法の終わりを待ち望んでいるあまり、新唐人のある司会者の番組に心を惹かれていることを知りました。私は「もし誰かに、『今、終らせるべきですか?』と聞かれたら、私は『いいえ』と答えるでしょう」と言いました。

 同修は「なぜですか?」と聞きました。

 返事をする前に、私の目が急に潤んできました。私は言いました。「今、毎日脱党する人は10万人ぐらいで、1年で計算すると3600万人です。去年1年は、迫害や嫌がらせが多く、1300人ほどの大法弟子が不当な判決を受けました。もし、正法がここで終わったら、この衆生たちはどうなりますか? 彼らにはもう二度とチャンスがありません! 1300人以上の同修が迫害に遭っていて、私たちも毎日とても心配しています。しかし、それと引き換えに、3600万人の衆生が大淘汰から免れているのではありませんか。そのすべては人命ですよ。あなたに選ばせたら、どうしますか?」

 同修は「今年は嫌がらせが絶えなかったので、本当に師父に早く正法を終らせてほしいと願っていました。しかし、あなたの話を聞くと、確かに忍びないですね。迫害に遭えば遭うほど、大法弟子はますます正念が強くなり、ますますそれを否定し、排除できるようになりました。私たちにはそれが苦しい目に遭うかどうかの問題ですが、衆生にとっては死活問題ですね」と言いました。

 私は「数年来、私は放浪し落ち着く所がなく、いつも辛くて、心底から師父に正法を早く終えるようにと願ったこともあります。しかし、時には、いまだに救われていない可哀想な衆生たちを思うと、自分の次元の低さ、能力の無さ、そしてなぜもっと多くの衆生を救うことができないのかと、自分自身に対して怒りを禁じ得ませんでした。今終わったら、絶対に後悔するでしょう!

 一生懸命に衆生を救っている同修たちも多くの衆生の死を前にして、オスカー・シンドラーのように『なぜ車も売り払ってでも、もっと多くのユダヤ人の命と交換しなかったのか』と後悔し、号泣するでしょう。最後のその一刻が本当にこの瞬間にきたら、私たちはもう後悔しても後悔し切れません。『ハクソー・リッジ』(Hacksaw Ridge)という映画の衛生兵のように、『もう1人、もう1人救おう…』と願いながら、命を顧みず砲煙弾雨(弾丸飛び交う激戦状況)をものともせず、突き進んで必ず衆生を救うでしょう。

 まだ時間があるので、心を静めて衆生を救うことに専念しましょう。二度と正法の終わりを待ち望まないように。私たちが待ち望むその心は結局、心を鬼にして衆生を見捨てることです。彼らの分かっている一面がこれを知れば、どんなに辛く、失望することでしょう」

 同修も涙を流しながら言いました。「もう待ち望みません。この待ち望む心はとても無慈悲で、あまりにも利己的で凶悪です。もう二度と待ち望みません!」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/1/24/359990.html)
 
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