『大法弟子とは何か』を真に顧みる
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文/中国大法弟子

 【明慧日本2018年3月8日】師父の『大法弟子とは何か』の経文を何度も学びましたが、自分自身と関係があるとは思ってもみませんでした。「『義』とは何か、『忠』とは何かを知らなくても問題があるのか、伝統文化を知らなくても何か関係があるのか、どうせ三つのことをしているのではないか、党文化の考え方であっても、大法を学んでいるではないか」などと自分勝手に認識していました。

 そのような考えなので、自分は党文化の注がれた考え方で真相シールを張り付ける時に、剥がした裏側の紙を勝手に捨てていました。真相パネルを張り付ける時にも、直接商家の広告版の上に張り付けていました。相手がそれに対していくら不満を持っていようがお構いなしに、考えもせずに張り付けていました。また、警官に連行される度に、党文化の考え方で「警官の言いつけに従う隣家の者は、直ぐに死ね」などと発正念をしていました。私は『共産主義終極の目的』が発表されるまで、この事について何の問題があるかを全く気づきませんでした。

 『共産主義終極の目的』を読んで、「中国共産主義の徹底的に人を滅ぼすこの方法は、創世主が最後に人を救うために築き上げられた伝統的な中国文化をも破壊することになるのです。人類がこの伝統的な中国文化を失うなら、人としての基準をも失います。それは神から見れば、人の形をするただの獣(けだもの)になります。道徳上の制限がなくなり急激に堕落し、この世に下って来られた創世主の開示も、さらに理解できなくなり、災難が来る時の救われるチャンスも失います。これは、生命の最大の劫難で、完全に滅ぼされることになります。つまり、それが中国共産主義終極の目的です」という話に本当に驚かされました。

 創世主が築き上げられた伝統的な中国文化を破壊することは、人に手段を選ばせず、結果を考えさせず、他人のことも配慮せず、他人の命を大切にせず、道徳上の自律も失わせることに等しく、最後には永遠に滅亡するということです。これらのことが分かってから、ある同修が道理で説明できないことや、大法に背く行為をした後や創世主の築き上げられた文化に背いた後に、悪果(あっか・仏語で、悪い報い。 あくか)が、なぜ生まれたのかの理由(わけ)を気付かないことを理解できるでしょう。

 例を挙げますと、地元に1人の同修がおり、家族全員が大法を修煉しています。警官による全体に及ぶ連行活動で、引っ越しした父母が見つからない時、大法を修煉している息子を脅かし、父母の家まで案内させ、父母はドアを開けるのを断りましたが、嫌がらせを受け続け、最後にはとうとう放浪者にならざるを得ませんでした。

 また、南宋の民族の英雄である文天祥がある詩に「孔子が仁になる、孟子は義を取る。義を尽くすことこそ、仁に至る」と言ったように、もし同修が中国共産に注がれた思惟方式ではなく、創世主が築き上げられた神伝文化の考え方で対処するならば、同修が選ぶのは、悪人を助け悪事を働かせることではなく、きっと正義のために命を投げ捨てることになるでしょう。

 また、もう1人の同修は、今回の警官の一連の行動の中で不当に連行されました。この同修は連行された当初から、警官の求めるサインに妥協しただけでなく、警官の要求や命令と指示にも全面的に協力しました。釈放された後、どうして邪悪に協力したのかと聞かれると、殴られることが非常に怖かったからだと答えました。

 もしこの世に中国共産党がなければ、創世主の伝統文化の中で成長してきた人は、忠、孝、仁、義を持っているはずです。その時の同修は中国共産党に協力することをせずに、きっと岳飛のように忠誠を尽くすことを選ぶはずです。

 数カ月前、入所期限が満了になって釈放された同修がいます。交流の中で、同修は自分がどうしても邪悪を解体できなくて、何年も拘禁されたことについてとても困惑していました。どのように迫害に反対したのかと聞かれると、同修の答えは、傍観者から見るとみな党文化の方式で行っていました。例えば、党文化の強勢的に相手を圧倒し妥協させるが、さらに強い相手やさらに邪悪な警官にあったら、同修は我慢するしかなく、体は障害者になるまで迫害されました。しかし同修はそれが党文化の原因で、このような始末になったとは全く気づきませんでした。また、同修が述べる間にも恨みが加わってきます。他の同修が指摘しても、この同修は受け入れません。つい最近、同修は再び警官に追跡され、連行されました。

 これは手元の党文化の被害者です。党文化の考え方で大法を学び、党文化の枠の中で迫害に反対しています。結局、大法の内包が見えていないし、迫害も解体できませんでした。伝承された中華文明はこの同修までも中国共産党によって切られてしまいました。これは中国共産党の最も邪悪な手段の一つです。

 最後に、師父の法を皆で一緒に学びましょう。「この迫害はあまりに邪悪なのです。旧勢力が按配したものは本当にあまりにも邪悪なのです。私が2億年をかけて築いてきたものは全部旧勢力に破壊され、このようになってしまったのです。私は本来、全てを善解するつもりでしたが」[1]、「中共邪党はなぜ中国の文化を破壊したのですか? この文化は長い時間を経て築き上げられ、その目的は人々が法を得るようにするためです! 旧勢力は人々が簡単に法を得てしまうと思って、かき回してそれを破壊し、この文化を破壊したのです。毎回の政治運動は邪党に反対する人を懲らしめているように見えますが、実は粛清されたのは中国文化界のエリートです! さらに『文化大革命』を発動し文物を焼き払ったのです。中国は五千年の輝かしい歴史を経て、あらゆるところに文物があります。無造作に拾ったレンガさえ数千年の歴史があります。どの家もレンガも家具も数百年以上の古い物ですが、全部邪党に破壊されました。中共は闘争の理論を作り上げ、つまり人間同士が闘争するというもので、これは最も野蛮でならず者のやり方です。しかし、中国大陸の社会では皆このやり方で生活しているため、何の違和感もなく、皆同じだと思っています。若者は人間がこうであるべきだとさえ思っており、党文化の中で育った世代はあの社会が正常だと思っています」[1]

 個人の認識で、法に合わないところがあれば、慈悲なるご指摘をお願いします。

 注:
 [1]  李洪志師父の経文: 『二〇一六年ニューヨーク法会での説法』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/2/5/360446.html)
 
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