退役軍人の物語
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 【明慧日本2018年6月5日】昔、軍隊にいた時、様々な格闘技を身につけました。退役して地元に戻った後、中国武術を習い、素手で岩を割る技も身につけたのです。その後、共産党の組織に入り、党文化に深く毒害されました。

 1996年に大法を得てから、学法や『轉法輪』の暗記を絶えず続けてきました。段落を一つずつ暗記していき、『轉法輪』を初めから終わりまで通しで2回暗唱した後、『洪吟』やその他の経文も覚えました。しかし、人心があまりにも重かったため、1999年の7月以降、何度も迫害されて、うち、三度ほど逮捕されてしまい、不当に拘禁され、7年の刑も下されたのです。迫害を受けながらも、できる限り法を暗唱し、発正念を続け、常人に真相を伝えるように努めてきたため、これまでたくさんの奇跡が起きました。刑務所の中で、腰が曲がって、真っ直ぐ立てないある年配の同修が、釈放される前に腰が真っ直ぐになりました。彼は「例え華佗でも、わしの腰を治すことはできないだろう」と皆の前で堂々と言いましたが、釈放の日、610弁公室の者はその同修の前に姿を現しませんでした。

 刑務所の中で、ある晩、寝ている時に突然、同室の人に床に引きずり落とされて、何度も殴られ、また、靴で頭と顔を重点的に打たれました。大けがをして、血が出ても相手はやめず、それどころか、「俺はわざとお前を殴った。警官に言いたければ言え! そうしたら、お前が煉功したことを警官に言うさ!」と脅迫したのです。その時、私は彼の命を奪おうと本気で思いました。しかし、その時、男が2人近づいてきて、うちの1人が「殴られても殴り返さない、罵られても言い返さないんだろう!」と言い、「武術を習う人が人に殴られるのはこの上にない恥だ、命を奪われるほどの大事だろう!」ともう1人が挑発してきました。私は涙を流しながら法を暗唱し、発正念を続けて、これに耐えました。その後、私を殴った人が仮釈放される日の前日、彼を送り出そうと、自分の晩御飯を持って男の所に向かい、これまで色々と助けてくれたことに対して感謝の気持ちを伝えました。私の話を聞いた彼は涙を流したのです。

 三度目の拘禁では、夜間の見周りの隊長と服役の人に手錠で殴られそうになった時、私は両手で2人の手首を捕まえて廊下に引きずり出し、「隊長が人を殴ったぞ! 隊長が人を殴ったぞ!」と大声で叫びました。すると、同修たちも「拷問は違法だ!」と次々と声を上げているのが聞こえました。その年の12月には、医務室で健康診断を受けた結果、高血圧で薬を飲まなければならないと言われました。しかし、夜になると、警官に両手首と足首を鉄格子についている手錠に掛けられて、「弱音を吐かない限り、手錠を外してやらないぞ!」と言われたのです。

 頭が張り裂けるほどの激痛に襲われ、もう駄目かもしれないと思ったその時、ふと師父の事を思い出したので、「師父、たとえ私は今日ここで死ぬことになっても、決して相手に頭を下げたりはしません!」と心の中で師父に伝えました。すると、突然、自分が赤ん坊ほどの大きさに縮み、神様に抱かれて、幸せそうに眠っている様子が見えたのです。翌日、警察官が来て、手錠を外す時、私の状態を見た警察官は、「この人はもう駄目だ」と言っていましたが、私自身は、警官の言葉とは逆に、体の中から力が湧き出ていると感じていたのです。

 1999年の年末、私は同修と共に北京の天安門広場に向かう計画を立てました。当日の早朝、白銀の鎧を身に纏った大勢の神兵神将が一斉にこちらに向かって跪く夢を見たのです。そして、当日、天安門広場の東門の交番の警察官が私に事情聴取をしている時、その警察官は請願書に「法輪大法は邪教ではなく、正法です。政府には正しい認識を持っていただきたいと上京してきました」と書き、私に意見まで伺いました。

 また、21日間、勤務先で不当に監視される中で、私は全ての同僚に法輪功が迫害されている真相を伝えました。見張りの人たちは上司の命令に反対し、各自それぞれの家に帰って行ったのです。1人残された私は、会社で『轉法輪』を21回読み通し、一文字一文字が頭の中に飛び込んできて、この上ない穏やかさを感じました。そして、両目の近視も治ったのです。

 警察署である婦警に師父の写真を尻に敷けと命じられた時、私は敬意を持って師父の写真を机の上に置きました。すると、怒り出した婦警に平手打ちをされ、しゃがめと再び命じられましたが、私は再度それを断りました。仲間を呼びに行った婦警を見て、突然、「目には目を、歯には歯を」という言葉を思い出し、頭は党文化に思想を支配されて、身体も臨戦態勢をとりました。その時、婦警と2人の警官が武器を持って部屋に入ってきて、入り口付近にいる3人目の警官が「○○主任ですか?」と鳴り出した携帯電話に出たので、僕は咄嗟に「○○主任(この人はかつて僕の戦友だった)、早くここに来い!」と叫びました。まさか私が自分たちの上司を知っているとは思いもしなかった4人の警察官は、驚いてその場で立ち尽くしたのです。

 この身に起きた奇跡はまだたくさんあります。これからの修煉の道で、必ず執着心や欲望を捨て、真・善・忍に同化し、大法弟子としてしっかりと「三つのこと」を行なっていきたいと思います! 師父に感謝します! 同修の皆さんに感謝します!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/5/4/364940.html)
 
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