同僚達は私が食堂を担当していた日々を懐かしむ
■ 印刷版
 

文/中国の大法弟子

 【明慧日本2018年8月6日】私は1994年に大学を卒業し、地元に戻り、教師の仕事に就きました。実家は県の中心部にありますが、地位が低く、収入も少ないので、今の仕事に納得できず、常に出稼ぎに行きたいと思っていました。そして、退職し、商売をやることになりました。商売を1年以上続けているあいだ取引上での騙し合いや、競争の激しさ、そして、ずる賢いやり方で生き残るという人間関係に嫌気がさして、私はまた教師の職場に戻りました。

 1998年末のある日、同僚が一冊の気功についての雑誌を持って来ました。みてみると、中に法輪功修煉の禁止を主張していました。気功は病を無くし、健康な体を得られるのに、何故修煉をさせないのでしょうか? 私は納得がいかず家に帰って、妻に『轉法輪』を借りてきてほしいと伝えました。妻の会社には多くの人が法輪功の修煉をしているからです。現代の価値観の影響を受け、初日私は一通りざっと目を通しただけでした。翌日の夜、私は再度『轉法輪』をしっかり読んで、読み終えると涙が出ました。私はこの大法を待っていたのです! それから、法輪大法の修煉を始めました。

 仕事中、私は大法の「真・善・忍」の基準に従い、自分に厳しく要求しました。江沢民の邪悪集団が大法を迫害するなかで、2001年、私は半年以上違法に拘禁されました。その後、釈放されて学校の総務部で仕事をしました。私は一生懸命働き、横領などすることも一切ありませんでしたので、上司や同僚に認めてもらいました。食堂のマネージャーが1年以上休職することになったので、私は食堂のマネージャーを代行しました。その後総務部の主任が転職し、総務部も私が管理することになり、私は校長先生に直接、物事を報告することになりました。

 学校の教師と生徒は合わせて350人くらいいます。食堂を担当していた一学期、帳簿上に2万元以上が余っていました。担当したばかりで、どうすればいいかわかりませんでした。期末休暇のとき、上司に呼ばれ、食堂で余っていたお金を出して、上司達が行ったレストランやお店への支払いをするようにと指示されました。返済した後、残高の2万元はすべて無くなりました。

 二学期の初めの頃、同僚に、「生徒達は十分な給食費を払っているのに、給食の質が悪く、お金はどこに使っていますか?」と聞かれました。上司が私の手を借りて生徒達の給食費を横領したと思われ、心は辛い思いでいっぱいでした。生徒達のお金を横領することは、修煉者としてやってはいけません。私は食堂の主任に、「今学期はいい加減なことはせず、いかに美味しい給食を提供できるか」を相談しました。もう保護者の皆さんに責められるようなことはしたくありません。私達は、毎日の給食に2種類のおかずと、必ず肉料理があるメニューを調整しました。今までのように毎日白菜とじゃが芋の煮込みなどのような献立を作ることをやめました。

 以前生徒が300人以上いるのに、1回の給食に使う肉の量は3~4キロしかなく、改善後は1回に使う肉の量は30キロ使うようにしました。毎週火曜日、木曜日には鶏肉の煮込み、あるいは豚肉の角煮の料理を提供しました。時々私は自分で豚の角煮を作りました。私は修煉を始めて、頭脳が明晰になり、料理の作り方を一回見たら、覚えられます。食堂には主任が1人とスタッフが4人います。彼らは法輪大法の素晴らしさを分かってくれましたので、私と一緒に働きたいと言ってくれました。

 旬の野菜はいつも自分で仕入れに行きます。同僚達はお昼にレストランを予約したり、外食したりすることもなくなりました。たまに本部のミーティングに参加し、他の学校での研修に行き、賄いを出してくれるのに、彼らは食べずに帰って来て、学校の食堂で食べていました。生徒達にもっと美味しい給食を提供し、クラスの中には数人の少数民族の生徒がお弁当を持って来ていましたが、それ以外の生徒は全員食堂で食べます。数人の太っている生徒はさらに美味しく食べ、いつも最後には残りのお汁をご飯にかけて食べていました。食堂の主任が住んでいる村の人達は彼女の家に来て、「学校の食堂で何を作っていますか? 子供達は毎日、朝晩のご飯を食べずに学校に行っています。給食の残り物も家のおかずより美味しいと言っています」と言いました。

 同僚達は私に、「こんな良い料理を出したら、お金を損しませんか? もし今後、担当者が変わったらどうしますか?」と聞きました。私は、「私は法輪大法を修煉しています。必ず『真・善・忍』を守り、良い人になります」と言いました。給食費は損はしていませんが、余裕もあまりありませんでした。1000元くらい残りますが、新学期の初めに使うことにしています。その後、上司は私にお店への返済をさせませんでした。

 しばらくして、休職の同僚が復帰し、校長も変わり、私は食堂を担当しなくなりました。同僚達と会えば、「君が食堂を担当していた頃が懐かしい」と言ってくれました。私は、「良い思い出ができましたね!」と言いました。

 真相が分かり、親族が福報を得られる

 妹は結婚して3年過ぎた頃から、妹夫婦と一緒に我が家で暮らしています。義弟は吉林省の出身で、仕事がなかったので、近所で商売をやっていました。一緒に暮らして4年経ちました。私は彼らを手伝っていて、色々な面で面倒を見ていました。私はいつも彼らに法輪功の真相を伝え、明慧の雑誌を彼らに読ませました。彼らは2人とも真相を理解していて、法輪功は無実だと分かっています。テレビでの宣伝は嘘ばかりで、法輪大法は素晴らしいと分かっています。妹は結婚して7年経ちました。赤ちゃんができず、瀋陽市の大きい病院で治療を受けていましたが、改善しませんでした。常に薬を飲んでいて、すでに34~35歳になったと、姑と舅は焦って、病気になってしまい、2、3カ月毎に妹に薬を送っていました。ある日、義弟は私に、「お兄さん、私が昨日バスに乗ったとき、法輪功の悪口を言う人がいました。私は彼に、「あなたは法輪功を修煉したことがありますか?」と聞くと、彼は、修煉したことがないと答えました。私が、『あなたは法輪功のことが分かっていないのに、勝手なことを言わないで、もっと理解してから言ってください』と言ったら、その人は悪口を言うのをやめました」と言いました。私は彼がやったことを褒めました。「もし私が出会ったら、あなたのように上手く説得することができなかったかもしれない」と言いました。

 それから1カ月経って、妹は妊娠しました。姑はそれを聞いて、病気が治りました。妹夫婦は姑に呼ばれ、田舎に帰ることにしました。家の近所で買った不動産を転売し、5~6万元を手に入れました。そして義弟は良い仕事も見つけました。妹は男の子を出産し、とても可愛く福相のよい赤ちゃんが生まれて来ました。真に師父が語られた、「世の人は、大法と一致することができれば本当の良い人であり、同時に善報、福寿を得ることができます」[1] 妹の家族は真相がわかってから福報を得ました。

 注:
 [1]  李洪志師父の著作:『精進要旨』「論語」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/6/24/370170.html)
 
関連文章