暗号キーを提出せざるを得ないテレグラム側の利用者の安全性が脅かされる
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 【明慧日本2018年11月24日】ラジオ・フリー・アジアは、ある「ネット破りに関するインタビュー」の中で、世界中で利用者が拡大しているメッセージアプリTelegram(テレグラム)側は、ロシア政府の連邦安全局に暗号キーを渡さなければならなくなり、これによって、中国国内の大勢の利用者に安全性の脅威をもたらすと報道した。以下は、報道文の一部の内容である。

 質問:「最近、テレグラム側はロシアで敗訴し、ロシア政府の連邦安全局に暗号キーを渡さなければならなくなりました。この事で、中国国内にいる大勢の利用者に影響することが予想されます。この件について尋ねますが、ロシア側はテレグラムの暗号キーを所持ずれば、中国人利用者のプライバシーに影響を与えるのでしょうか?」 

  李建軍氏:「ロシア政府が2016年にテロを防止する理由で、ソフトウェアの会社に対して暗号キーの提出を厳格に規定し、法律を改正しました。そうすると、ロシア政府は監視しやすくなります。テレグラムはロシアの富豪者が持っている会社であるため、この法律による影響を受けます。今回、ロシアでの敗訴は最終判決であるため、テレグラム側は暗号キーをロシアの連邦安全局に渡さなければならない状況になり、そうしなければテレグラムはロシアでのサービスに影響します」

 現在、中・露両国は同盟関係にあるため、いったんロシア政府がテレグラムの暗号キーを所有すれば、関連する情報を中国当局と共有し、中国の利用者たちに大きな脅威になる。そのため、中国の利用者はロシアでの判決結果を受けて、やむを得ずテレグラムの使用を諦め、あるいは、敏感なことには関係せずに使用することになる。なぜかというと、中・露両国の同盟関係は近い将来にも、大きく変わらないと見込み、中・露の間の情報交換は、中国のネット利用者の言論の自由に対して、極めて大きな脅威になり、たとえ封鎖を破ったとしても、全く意味がなくなるだろう。

 (ラジオ・フリー・アジアから一部を抜粋したもの)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/11/10/376949.html)
 
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