青年弟子がゲーム中毒から抜け出す
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2019年12月19日】私は幼いころから修煉を始め、今年で27歳になる青年弟子です。幼い頃はたくさん法を勉強して、法理も明白であったため、1999年から始まった邪悪による迫害や、メディアを通じた真っ赤な嘘の宣伝に騙されることなく、法輪大法は最も正しく、この世で最も貴重な法であり、この法を得られた自分がどれほど幸運であるかを理解しました。

 しかし、少年期からずっと夢中になっていたネットゲームが、修煉において大きな妨げとなり、何度もやめようと思い、一度は師父の写真の前に跪いて、もう二度と同じ過ちを繰り返さないと決意しても、しばらくする、再びゲームにはまり込んでしまいました。ゲームに夢中になっていなければ、自分の修煉ももっとしっかりして、精進していけるのにとよく思っていました。しかし、なかなかやめられません。最近、漸く、ゲーム中毒から抜け出せたので、自分の体験談をここに書き留めて、同修と交流していきたいと思います。

 一、ネット中毒の原因は色欲心

 師父は「このゲームはあまりにも危害が大きく、大法弟子の子どもだけが対象にされているのではありません。人にとって大きな誘惑であり、常人にも非常に消極的な作用をもたらしています。そのせいで、人々は真面目に働かず、睡眠も休憩もちゃんと取れません。人間の情が薄れていき、家庭を顧みず、学生はそれで勉強をおろそかにし、はまってしまい、どっぷりのめりこみ、同様に人類をダメにしているのです」[1] と説かれました。

 以前、長い間ネットゲームやアニメーション、テレビドラマなどに深くはまり込んでいた時期があり、これらに夢中になる原因はすべて色欲の心であることに気づきました。この心が作用して、ゲームやアニメ、ドラマなどに夢中にさせ、時間を無駄にさせているのです。

 以前は、ゲームに触れると、すぐに露出の高いキャラクターが現れ、見るだけで汚染されます。誘惑に勝っても、目に入ったことに変わりありません。

 2019年11月、仕事中にふと今人気のゲームが目に入りました。たくさんの動物を捕まえて飼育していくゲームです。まさかこれが大きな妨害の始まりになるとは思いもしませんでした。それ以前はゲームやドラマから遠ざかり、大法の活動に1年半以上専念してきており、法を得て以来、娯楽に全く触れず、修煉に専念していた最も長い期間でもありました。それに、もう学生ではなく、ゲームをやる年ごろでもないので、ゲームのこと自体忘れていました。けれども、このゲームの広告を見た瞬間から、常に考えるようになり、ゲーム機も買おうとずっと思っていました。

 ゲームに夢中になるという執着心が再び芽生えてきた原因はやはり色欲の心でした。表面上、小動物のキャラクターですが、その背後に隠されているのは異星人の変異した観念です。さらに、2年ほど前、付き合っていた彼女と別れました。彼女はこのゲームが好きだったので、私は無意識のうち、あの頃の感情を思い出そうとしていました。深い情と色欲、そして、変異した現代人の観念により、自分でも制御できず、心が魔に誘惑されて、リラックスは必要だよ、という声が頭の中で浮かぶこともしばしばありました。

 以前、ゲームに夢中だった時期は、食べず、寝ずにゲームで遊んでいたため、すごく痩せこけていました。1日中ネット喫茶に籠もったこともあり、また、夜まったく寝ずに、朝学校に行くとき、バスの中で眠ってしまい、終点まで行ったこともよくありました。ネットゲームに金を賭けて数千元騙し取られたこともありました。難関に遭うと、たまに法を勉強するものの、しかし、どれほど勉強しても、幼い頃のように多くの法理を悟ることはありませんでした。

 二、ネット中毒から抜け出す

 こうして、苦痛の日々を過ごしてきました。まさに師父が説かれたように、「パソコンやゲームに依存する場合も同じ作用が働いています。同じ仕組みです。やめてしまえば、この私を死なせる気かと承知せず、どうしても画面を見るようにあなたをコントロールするのです。見ないのですか? 仕事に対しても勉強に対してもやる気がなく、頭はパソコンやゲームのことでいっぱいで、夢にまで出てくるようにするのです」[2] の通りです。

 あのころの日々は本当に夢の中でもゲームをし、映画を見ていました。そのため、怒りやすくなり、半信半疑で、情緒も不安定になりました。時には、生きていてもつまらないとさえ感じるようになり、師父に助けを求めても、問題は解決されませんでした。これは私が越えなければならない難関であるとはっきり分かっていますが、以前に何度も失敗したことを思い出すと、また、繰り返すのではないかと怖くなりました。

 思想業力が勝つのではないかという瀬戸際、今日まだ煉功していないことを思い出し、煉功を始めました。第一功法を煉っている時、昔、ある同修と交流したことを思い出しました。その同修は天目が開いているので、私が隠れてゲームをして、次元が落ちているとなどを話してくれました。

 煉功の音楽を聴いていると、ふと頭の中で声が聞こえました。「ゲームを買うとあなたの果位と交換になるが、交換しますか? ゲームをすると、ほかの神の世界の衆生になる。しかし、やらないと、円満成就できる。あなたはどちらを選びますか?」

 交換するはずがない! この念が浮かび上がった瞬間、ゲームをやりたい、遊びたいという頑固な執着心が一気に消え失せました。煉功を終えて、今までにない静寂を感じ、すぐに法を勉強し始めました。すると私を苦しめていたものがなくなったのを感じました。私を助けて下さり、道を悟らせて下さった師父に感謝いたします!

 翌日、「おいしいものも食べず、映画も楽しめず、遊ぶこともできない。何の楽しみもない人生なんて生きている価値がない」という念が浮かんできました。これは本当の私ではなく、偽りの私であり、私自身が誘惑につられないのを見て焦りだしたのです。「私は法を得た生命なので、生きている価値は大いにあり、衆生のために責任を負わなければならない。つまらないと感じたなら、偽りの君が消えれば良い」と言い返したところ、何の声もしなくなり、良くない念もなくなりました。

 師父は「映画も見ない、きれいな彼女(彼氏)との付き合いもない、美味しいご馳走も求めず、何とつまらないと思うでしょう。あなたに教えますが、これはあなたが常人の角度から理解していることです! もし、あなたが高い境地に昇華して行くことができれば、その境地の美しい状態、人類のものよりさらに美しいすべてが分かるようになるでしょう。その美しさは言葉で言い表すことができません。その美しいものを得るために、あなたは常人の情に動かされ、人間の利益に執着してしまう心を放下しなければなりません。常人の執着を放下することができれば、はじめて更なる美しいものが得られるのです」[3]と説かれました。

 時間があまり残されていない今、無駄にすることは許されません。常人の娯楽に時間を費やすと、衆生を救うことに支障が出ます。師父の慈悲な済度に感謝いたします! 「三つのこと」をしっかり行ない、法を実証する道をまっすぐ進んでいきたいと思います!

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『二〇一四年サンフランシスコ法会での説法』
 [2] 李洪志師父の経文:『二〇一九年ニューヨーク法会での説法』
 [3] 李洪志師父の著作:『各地での説法一』「シンガポール佛学会成立式典での説法」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/12/13/396791.html)
 
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