指に咲いた優曇華の花
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2019年12月20日】私は子供の頃から気功に興味があり、大きくなってから、いろいろな気功を研究してみました。しかし私の心を動かす気功はずっと見つかりませんでした。

 1998年、私が住んでいる地域で法輪功が盛んになり始めました。私の両親は病気がちで、長年薬ばかり飲んでいても治る気配がありませんでした。そんな両親が法輪功を修煉してから間もなく病気が治り、2人とも元気になりました。両親の変化を身近で見ていた私は、大法の奇跡を信じ、1998年の年末から法輪大法を修煉するようになりました。

 修煉する前の私は、人生の本当の意義を知らず、毎日たばこと酒、それにマージャンに溺れ、これこそ人生の楽しみだと思っていました。大法を修煉して、生きる目的が分かった私は内からすっかり変わりました。私はたばこと酒を完全にやめ、マージャンも遠ざけ、利己的な考え方から人のことを先に考えるようになりました。家庭の中では良き父、会社では真面目な社員、そして社会では法律を守る良い市民になるよう常に心がけていました。

 1999年7.20、江沢民は法輪功への残酷な迫害を引き起こしました。当時、社会から、勤め先から、それに家庭からの圧力で私はつぶれそうになり、重苦しい毎日でした。

 さらに両親は大法の無実を訴えるために北京に行きましたが、当局に不当に拘束されました。その後、各方面からの救援により留置場から解放されました。しかし、警官は頻繁に家にやって来て嫌がらせをするだけでなく、老いた両親に暴力を振るったり、罵ったりして、両親はこのような恐怖の生活に耐えきれず、相次いで亡くなりました。

 その後の数年間、我が家だけでなく、多くの大法弟子が迫害により、一家離散したり、肉親を失ったり、家庭が崩壊された悲惨な状況を見て、私も次第に耐えられなくなりました。私は本心からではなく、修煉を放棄しました。このように目先の安逸をむさぼって生きており、心は血を流しているような思いでした。師父、本当に申し訳ございません。

 大法を離れた私は、親を失った子どもや航路を見失った舵取りのようになりました。私は落ち着きがなくなり、修煉で治った鼻炎や神経衰弱、それに偏頭痛も再発してしまいました。何のために生きているのか、私は自分を麻痺させるために、再びたばこと酒に依存し、そしてマージャンに没頭するようになりました。

 周りの同修たちが残酷な迫害を受けても修煉を放棄しないのをみて、かわいそうで愚かだと思い、常人の道理で説得しようとしました。しかし、同修たちは逆に私に大法の素晴らしさや迫害の真相を伝えてくれ、また『共産党についての九つの論評』について話し、神韻公演のDVDも見せてくれました。私が数年かけて同修を説得しても同修は動じませんでしたが、それと対照的に、同修の話を聞く度に私は元の状態に戻っていきました。私は真剣に自分の人生をもう一度見直します。このままで人生が終わり、千万年も得難い大法を失うことはできません。私は再び大法の修煉を始めました。

 私が大法を離れたこの10年、あまりにも多くの貴重な時間を無駄にしてしまいました。新たに修煉を始めた頃、妻は私の両親が迫害されて死亡したことに恐怖を覚え、修煉に猛反対しました。それには左右されず、私は大法の要求に従って家庭の中での全てをしっかり行ない、できるだけ家事を多く担い、妻に対して更なるやさしい心で接し、言い争うことなく、穏やかに対処しました。

 両親が亡くなった後、弟は両親の家を独り占めし、人に賃貸しました。遺産として私にも相続する権利があるため、妻と子供はいつも私に自分の分を取り戻しに行くようにと言いましたが、弟は私利私欲の強い人で、争うことになりかねません。私は師父の教えを思い出しました。「自分のものなら、無くなることはないし、自分のものでなければ無理に争っても得られません」[1]。私は利益に対する心を放下し、弟と争うこともなく、穏やかに対処しました。ある人が両親からの借金を私に返しに来ましたが、私はそれを弟と妹で、三等分しました。

 大法弟子には衆生を救い済度する使命があり、私は周りの人々に大法の真相を伝えています。そんな中で、私も自分で資料を作りたいという気持ちがありました。師父は同修を按排してくださり、私にパソコンと必要な技術を教えてくれました。今、私は小冊子や大法のお守り、それにDVDまで作ることができます。

 師父は私を励ましてくださり、私に大法の奇跡を見せてくださいました。勤め先の窓に、「優曇華」の花が咲き誇りました!

 さらに信じられないことに、翌朝起床すると、なんと私の指にも1輪の優曇華の花が咲いていました。私はとても驚きました。これは世の人々に法輪大法の不思議さをよりいっそう感じさせることでしょう。

 師父はいつも傍で私を見守ってくださり、私を励ましてくださっていると感じられ、私はさらに大法を固く信じるようになりました。私はこれからも師父から教えられた「三つのこと」をしっかり行ない、師父について法を正す道を歩み続けます。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2019/11/27/349006.html)
 
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