正念の作用を体験した二つの出来事
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文/中国の大法弟子 

 【明慧日本2020年4月19日】大法弟子たちは、師父の教えに従って法を正す時期の修煉の道のりを20年以上にわたって歩んできました。法輪功迫害を暴露し、真相を伝え、衆生を救う偉大な壮挙の中で、多くの奇跡が現れ、力強く大法を実証しました。以下は、私が修煉の中で体験した不思議なことについてお話します。

 2004年11月、私は不当に連行されて留置場に拘禁されました。2005年7月、同修の何人かは、留置場の警官が言うことに協力せず、囚人服を着用しないことに決めました。私たちはそうすることによって、どのような結果になるのかを知っていましたが、私たちは犯罪者ではないので、まったく恐れませんでした。

 翌日、刑務所の警官は私たちが囚人服を着用していないことに気づき、それを着るように命じましたが、私たちは着用しませんでした。警官は怒って「手錠と足かせを持ってこい!」と怒鳴りつけました。その瞬間、空気が固まったかのように感じ、ある同修はこっそりと泣いてしまいました。それを見た警官はさらに激怒し「お前の家でだれかが死んだのか? なぜ泣くのか?」と叱りました。その時、私の心は静止している水のように穏やかで、少しも恐れませんでした。囚人服と手錠を無理やり付けられ、片足に足かせをつけようとした警官は「急いで足かせを付けなくてもいいか、お前の午後の態度を見てから判断しよう」と、つぶやきました。

 警官が去った後、私は「囚人服を絶対に着ません。手錠を外すように」と師父にお願いしました。すると、手錠は本当に外れました。

 翌日、警官はベッドの上の手錠を見て、もう一度私にはめるようにと監室のリーダーに命じました。しかも「もし、彼女の手錠が外されたら、報告してくれないとお前にも手錠をかけるぞ」と監室のリーダーを脅かしました。その後、私は師父に再度「手錠を外して下さるように」とお願いすると、また外れました。それに気づいた警官は、不思議に思いながらも他の者に命令して、もう一度私に手錠を付けさせましたが、囚人服の着用には触れませんでした。そして警官は、私に「おばさん、手錠をどうやって外したのか?」と尋ねました。私はすぐには答えず「あなた達は『法輪大法は、素晴らしい』を覚えていなさい」と教えてあげました。これが大法の奇跡で、佛法無辺の現れです。

 その後、再び手錠をかけられたとき、私は「どうせ、あなたは私に手錠をかけなければいけないのでしょう」と、心の中で考えました。その結果、40日間も手錠をかけられました。それは、人と神の一念の違いであり、物事の良し悪しの判断もまたこの一念によるものでした。

 もう一つは、2014年のある日、駅前広場で旅に出る中年男性に挨拶をし、座って法輪功迫害の真相を伝えました。

 カバンからお守りを取り出して「法輪大法は、素晴らしい」を覚えて下さいと言った時、後ろに座っていた2人の若者のうちの1人が急に立ち上がり、お守りを奪って「これはなんだ? お前はどこに住んでいるのか? 私が誰だか知っているのか?」と大声で私に聞きました。私は正々堂々と「あなたが何者であるかは私には関係ありません」と答えました。彼はすぐに小さな手帳を取り出し、それを開いて「私が誰なのか、ここを見てみなさい!」と言いました。

 そのとき、私服警官だとわかり、すぐに心の中で発正念をし、同時に「動くな、動くな」と念じました。それから、私は立ち上がって彼の肩を軽くたたきながら「若者よ。法輪大法は素晴らしいを覚えて、悪いことをしないでください」と言って、数回、彼の肩を力強く叩いてから、そこを離れました。

 10メートル以上歩いて振り返ると、2人の私服警官が、私に向かって「行くな!」と言っても、体が固まって立ち上がれない様子でしたので、私は素早く人混みの中に姿を消しました。師父のご加護の下で、強大な正念で邪悪を解体し、間一髪のところで無事でした。

 弟子は師父のご加護の下、与えて下さった知恵と勇気に感謝いたします! これから先の道のりを必ず正しく歩まなければなりません。

 師父に感謝いたします!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/3/28/403029.html)
 
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